寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

天海祐希さんについて

2018年03月10日 22時34分00秒 | 日記・エッセイ・コラム

 最近、「天才を育てた女房」というドラマを見ました。

これは日本の誇る天才数学者岡潔さんとその女房の話でし

た。話の筋は、数学のことしか頭の中にない数学者岡潔が

学界でなかなか認めてもらえずに苦労した様子が描かれて

います。女房役の天海さんは30年以上夫を支えて貧困に

耐え、夫の研究論文を読んでほしいと教授に訴えたり、フ

ランスの高名な数学者に論文を送ったりとなんとかして夫

を世に出したいと努力した。そんな様子を天海さんは熱演

しました。天海さんは検事や捜査刑事などがよく似合って

いましたが、こんな役もこなすのですね。これからの活躍

をさらに期待したいと思います。

 話がそれますが、現在はどうかわかりませんが、日本の

学会の中には、岡潔さんが苦労したような現象が多々あっ

たようです。自分が理解できないことは認めない。しかし

国でその研究が認められると、いわゆる逆輸入されると

もてはやす。ということがしばしばにあったと言われてい

ます。大学院へ行って研究者になりたいという日本の若い

人たちの数が減少していることも心配ですね。若い研究者

の就業年限を限定する今の方式にも問題があるのかもしれ

ません。