寓居人の独言

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またも発生した放射性物質汚染被害者

2017年06月13日 10時48分56秒 | 日記・エッセイ・コラム

 最近は、過去の事例が学習されない状態が心配されます。

今月6日、日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで

放射性物質汚染事故が発生しました。

 1999年9月30日東海村のJCO東海事業所で発生した核燃

料ウランの下降中に臨界状態に達し、核分裂反応が発生し

たのを思い出しますね。

 放射性物質汚染事故は綿密な事故発生を防ぐために綿密

な対策を立てていると誰もが信じています。しかし事故が

発生すると、その杜撰さにただただ驚いてしまいます。

 事故が発生するたびに、まづ謝罪し、原因を究明して対

策を検討しますという記者会見が開かれます。しかしどん

な原因が究明されたかはなかなか見えませんし、どんな対

策を立てたかについては、ほとんど明らかにされません。

事故発生の主原因は、作業を実施する方々が必要な知識を

持たずに作業に従事することのようです。作業依頼者は、

作業内容とその危険性、放射性物質の取り扱い方法、事故

発生発生時の対策法等々の必要な教育を実施していないよ

うですね。あるいは教育内容を理解しないまま作業に従事

することになった。こういった場合には事故発生の可能性

が高くなることが予想されますね。

 今後はそのようなことが無いようにお願いしたい。

 いろいろな謝罪記者会見で、の常套句があります。それ

は、「今後このようなことのないように 対策を検討したい

と思います」という言葉です。この表現は思うだけかもし

れませんね。検討しますという意思表示とはとれません。

それが事故(不正事故も含めて)再発の原因かもしれませ

ん。

 今後はこのような曖昧な表現を止めてほしい。そして過

去の事例を参考にして同じようなことを発生させないよう

にしていだきたい。

 

 

 


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