寓居人の独言

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オリンピック競技種目変更について(20130218)

2013年02月18日 11時07分25秒 | 日記・エッセイ・コラム

 最近の報道によると、2020年の大会ではレスリング種目が削除される可能性があるという。レスリングは本来基本種目の一つであるといわれている。それを変更して削除する方向で検討されているという。その理由は何であろうか。ここで考えられる過去の問題が思い出される。
 その第1は、日本のバレーボールチームが東京オリンピックで優勝し、その後の世界選手権などでも連戦連勝の勢いで一躍東洋の魔女という別名が付けられるようになった。数年後、バレーボールの規則を変えるということになった。それで一時日本のバレーボールは優勝から遠ざかることになった。これは個人的な僻みかも知れないがなぜか日本の破竹の勢いをそぐ方便に奔ったと思えた。
 第2は、札幌オリンピック冬季大会で日本のジャンプチームが1,2,3位を独占する快挙をあげた。その後も世界選手権でもジャンプ陣は上位入賞を果たしてきた。その後、スキー競技特にジャンプ競技の規則を変更した。その結果日本のスキージャンプチームは上位入賞ができなくなった。
 第3は、柔道競技である。日本のお家芸でもある柔道は、近年不振を囲っているがこれも規則の変更が原因になっているような気がする。日本の柔道界では、無名の選手が突然芽を出してくることがある。それほど底辺が広いということである。しかし、規則の変更によって無名の新人が出場することは困難になってしまった。それはランキング制度を導入したために何年間かをいろいろな大会で実力を出し、世界ランキング入りを果たさなければオリンピックに出場することができなくなってしまった。
 その他にもこのような規則変更があったかも知れない。
 そして今度のレスリング競技の問題である。レスリング競技でも日本選手の活躍がめざましい。それでレスリングをオリンピック競技から外そうというのかも知れない。レスリング競技は、そもそもの時代から行われてきた競技であるというのに!?
 これらの話は筆者の単なる僻みに基づく想像なのかも知れない。しかし多くの疑念を抱かせる事も事実である。オリンピック憲章というものが厳然としてあるはずなのに、それを何かの意図を持って変更することに対して戸惑いを感ずるとともに怒りも生じてくるのはどうしようもない。


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