子宮頸がんワクチン接種による副作用が発生していると
報道されていますね。このワクチンは小学6年生から高校
1年生の女子児童生徒までを対象に定期接種することにな
っています。政府もその効果を認めて2010年から接種費
用の補助を始めました。しかし接種後相次いで副作用と考
えられる症状が報告されるようになり、2013年6月に積
極勧奨を中止することを決めました。しかしそれまでに多
数の若い女性の将来の希望を奪う結果になってしまいまし
た。
何故このように副作用が発生するのを防ぐことが出来な
かったのでしょうか。
このワクチンの開発・副作用に関するデータを捏造して
発表したしたと言うことです。何故このようにデータの捏
造が行われるのでしょうかね。大学の教授というのは、社
会で最も信賴される職業の一つに入っているのですね。し
かし研究(実験)データを捏造してまで成果を上げたいと
いう状況を理解することは出来ません。発表されたデータ
はいろいろな意味で一人歩きしていきます。真摯な気持ち
で研究をしている人たちは、その影響を考えたとき杜撰な
データを報告することをためらうと思います。そして再実
験なり再検討をするでしょう。それをしない人は、厳しい
ことを言えば研究者としての資格が疑われても仕方がない
でしょう。
一流の科学論文誌は、投稿された論文が重要な意味を持
つと判断すると然るべき研究者に再実験を依頼してデータ
の信頼性を確認してから紙上に掲載していたと言われてい
ました。現今は投稿される論文数が多くなりそんなことを
する余裕がなくなってしまったのでしょうか。
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