その館で、一番人気なのか、すでに40分待ち…。
見ると、待たずに観て貰える占い師さんもいる…が、なんとなく、人気あるだろう占い師さんの方がいい…と、思って、女子高生の後に並んだものの…、あまり時間もない…。
う~ん、他の『館』へ行ってみようか…。
そう思って、外へ出た。
当時、『占いの館』は話題だったので、探せば他にもありそうだ…。
少し裏道に入ってみた。
確かに…、他にも『館』はあった。
だけど、そこも並んでいた。
もう少し、歩こう…。
しばらく歩くと、新しそうな看板で、『占い』という文字が見えた。
一人だけ待っているようだ…。
「あの…、待っているんですか?」
「はい」
…とりあえず並ぼう。