「Oさんに会いたい…」
ビリケンさんにその場の勢いで、何となくお願い事をしてしまった。
そして、そのお願い事が叶って、思いがけず、すごい人がお店に来てしまった。
あ、そうそう、娘もファンなので、呼んであげよう❗(もともとは、娘がファンで、付き合いでコンサートに行ったりしていた)
当時学生だった娘。
たぶん、学校も終わって帰る頃だと思うし…。
「…どうしたの?」
変な時間(私が仕事時間)に電話をしたことなど無かったので、驚いた様子だ。
「Oさんが来たの!」
「…え?誰?」
「Oさん!お店に」
「すごいね!」
「撮影らしいんだけど…、まだ、お店付近で撮影しているみたいだから、こっちに来てみたら?」
「近くにいるし…そうだね、行ってみる。
…でも、私が到着するまで撮影が続いているかどうか…」
「…そうか…。…でも、とりあえず、来てみたら?」
「そうだね。」
帰り道を少しだけ変更すれば、ここへ来れるはずだし…、ちょっとでも見られたらいいのになぁ…。
突然のご褒美みたいなOさんの出現に、ワクワクしていた。
コンサートに行ったことがある人なら、誰もがご存知かと思いますが、巨大なコンサート会場で、お目当てのスターが少しでも自分の方にリアクションをしてくれるのを期待してアピールする。
何かしらのアクションが、自分に向けられたものでなくても、"そうかも知れない"と信じてときめく✴️
…なので、ここで会えたら、もしかしたら自分に向けられたアクションかも知れない…と、言うレベルではなく、しっかりとコミュニケーションがとれる…かもしれないなんて、すごいこと。
…なんて、考えていると、どうやら
撮影も終わり、帰り支度をしているOさん。