ストーカー40

2022-11-20 06:54:53 | 日記
ハルキ君の友達から、一緒に飲みたいと誘われた。

「ハルキ君も一緒なら…」と、マイさんは返事をした。

マイさんの目的は別にあった。


また、ハルキ君の横に座る。

そして、何の遠慮もなくハルキ君の顔を見つめる…というより、見つめたいのは、首の腫れだ。

お酒を飲むと少し赤みがかって腫れが目立ってくる。

「ね、ハルキ君、首、痛くない?」

「え?首?痛くないよ。なんで?」

「首が少し腫れてる」

「…そうなんだ」

気にしてないようだ。

「ちょっと気になるから、診て貰って」

「大丈夫だよ」

やっぱりだ…、たぶん「大丈夫」と言われると思っていた。

実は、今日ハルキ君と会う前に、医学生の友人にも聞いてみて、『診て貰った方がいいよ』と、言われていた。



ストーカー39

2022-11-17 09:50:15 | 日記
それから、ハルキ君の喉の腫れが気になって仕方がない。

確かによく見ないとわかりにくい。

彼女なりに、いろいろ調べてみた。

すると、良くない項目だけが目についてしまう。


「この間、一緒に飲んだ友達が、また君と一緒に飲みたいんだそうだけど…どうする?」

本当ならハルキ君以外に興味がないマイさんは、お断りしたいところだが、今回はハルキ君の喉のことが気になって仕方がない。

「ハルキ君が一緒なら…」

と、伝えた。

「ストーカーなら、どんな理由であっても好きな人と一緒に居られればいいや!…って、思うと思うでしょ?私の場合、後々、結果的にハルキ君に迷惑かけるような事はしないんです。たから、ハルキ君の喉の件が無ければ断っていました。」

彼女は良いストーカーの鏡(?)なのかも知れません。

ストーカー38

2022-11-15 10:06:44 | 日記
居酒屋でハルキ君のとなりに座り、友人と饒舌に話す横顔を思う存分見つめるマイさん。

ところが、あることに気がついた。

ハルキ君は、お酒に酔ったせいか、喉元の一部分が特に赤みがかっている。

よく見ると少し腫れているようにも見える。

「ハルキ君、喉、痒い?」

思いきって聞いてみた。

「いいや。」

「そうなんだ」

その時は、それだけで終わった。


その夜、マイさんは、夢をみた。

ハルキ君の喉が異様に腫れている…という夢だ。



ストーカー37

2022-11-13 08:29:07 | 日記
食事は軽く済ませて、居酒屋へ移動。

お酒を飲むのは久しぶり…。

4人掛けのテーブルで、ハルキ君の横に座った。

ハルキ君を遠慮なく、しっかりと見つめられる。

こんなに横顔を見つめたことは無かったと思う。

意外にハルキ君はお酒が入ると饒舌だ。

30分も経つと顔も赤くなって来ていた。

『ハルキ君、意外にお酒が弱いのかな?』

友人と夢中で話すハルキ君の横顔を遠慮なく見つめ続けていた。

ストーカー36

2022-11-11 10:39:49 | 日記
久しぶりのハルキ君との、『ご飯』。

マイさんは、舞い上がる気持ちをおさえてお店に向かう。

すると、ハルキ君は友人も連れて来ていた。

…まぁ、そうだよね。むしろ、二人きりにしないハルキ君の配慮だよね。

…という。

…どうして、配慮だと思うのか…、それは、マイさんが、特別な事と勘違いしないための配慮だ。

マイさんは、もちろんわかっている。

「せっかくだから、ここは軽く済ませて、飲もう!」

友人が提案してくれた。

自分からは『飲もう』とは、言わない主義のマイさんにとっての、助け船だ。

少しでも長い時間を過ごせるのが嬉しい。