アメリカのチップ制には疑問を抱いている。
ニューヨークの個人美術館にでかけ、ランチをホールで食べているときだった。きっとコーヒーでも飲んでいたのだろう。
ウェイターが配膳からテーブル席までを何度か行き来しただろう。そしてそばに来て、じっと立っていた。そして、「チップをもらっていないのですが」と
問い尋ねてきた。 「えっ!?う~ん」こんなこと初めて。こう訊かれて「ああそうですか」とチップの金額を書いたのか、出したのかしただろう。
「すみません」とは、応えたか覚えていない。日本人の私にはチップは慣れていないし、(VIPでもないから、)当然のように要求されたのだった。
ステーキがおいしい評判のレストランを教えてもらい、近場で食事をとった。メニューの選び方に若い女性が陽気に応えてくれた。
食事後に、「いかがでしたか?」と、(料理の味は大雑把だから、肉の味に特別の感心を寄せるでもなく)、ポテトの多さに驚き、
「あなたとの会話対応がとても気に入りました」とか、チップのパーセンテージ具合に繁栄したつもりで心得て応えただろう。
その後、テイクアウトや博物館での食事の方がじかに見えるし、楽だと気軽にしたのだった。
ニューヨークでマツタケが食べられたと、何年か前を思い出す。
当時は肩を痛めて、洋服の上から外気が当たるだけでもうずき、ドラッグストアで入浴用の塩を買ったくらいだった。
そんなわけで長時間フライトに備え、帰国前の空港でマッサージ店を覗いていた。会話が始まる。コースの選び方やどんなマッサージになるか
話していると、チップのことが店員から話しに上がった。残りの外貨をからにしようとしたまでだったが、ついに口から出た。
「私の国では、男性女性、老若問わず、皆それぞれ仕事事体に差別はなく、サラリーをもらっています」とかなんとか、基本給が低く設定されているそうな
システム+チップ制サラリーにいちゃもんを放った。 好きになれないんだよね、言い寄られるチップ制は。
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