コート掛けから gore-tex を取り出して身につけてみた。 着丈が長かったり厚ぼったい上着だと 、U ターンした頃には腰に巻きつけたりすることもある冬日の散策でもある。
帰りには体がすでに温まっていてのびのびしている体を感じる。これがご褒美で,部屋を出る前には少々目が痛かったけれど、何も感じない心地よさでいる.。
歩き始めて胸を合わせようとすると左側のポケットに何か嵩張るものを感じた。右手のスエードの手袋を外して左ポケットの中身を確かめようとした。ひょっとしたら消毒の携帯品だろうかと思っていたが、なんとそれはお菓子の袋であった。
「えっ?」このコートを私はいつ着たのだろうか.。 ネパール旅行に行った時に買ったアウトドア用上着で、ひょっとしたらお菓子はコロナ以前からあったのだろうか。
でも思わぬ小さなプレゼントにどこかほっこりとして、♪ポケットの中にはビスケットがひとつ♩などと歌も思い出しながら歩き始めている。当時の歌の頃にはひとつのパッケージに20枚は入っていただろう。が、今では個包装になってニートで少ないだろう。ポケットをたたくとビスケットが増えるそんなポケットが欲しい、とか歌う内容だったろうか、あいまいだが、歌のように増えてくれるといいわねえ、と正に坊やの気持ちになっていた。
季節の内でも身につけない上着やコートがあって、たまに手を通すとポケットにやっぱり何か残っていることがある。 入場券の半券だったり、ティッシュケースの薄い袋だったりする。新品のマスクなどあったりしてほっこりした時もあった。 ごくごくたまにはアクセサリーが冬眠していたり、100円玉が居座っていたりすることもある。
2023年、令和5年、コロナ騒動から3年たっただろうか、こうも変身するとは思いもしなかった。インフルエンザと同類になるとか、かんとかという時期になってはいる。