と、出かけた場所で興味深い本を見つけた。
「韓国写真史」1631-1945
力作の翻訳で、パラパラとページをめくり、おやおや、
<東学指導者 金開男 撮影者未詳 日本軍に逮捕された時の姿>
とあり、ドラマとともに非常にタイムリー。歴ドラの出来栄えは史実脚色キャストともにいい作品だ。俳優の醍醐味ともいえる、時を超えて何度も何人にも生きられる仕事を見せ、オールスタッフにより、歴史事件の中から見出す真価を伝えている。どこのどんな場所の時代においてもこれだけは失うまい、と小説の言葉とは違うわかりやすいエンタメを届けている。
写真の歴史の中で「規制と弾圧」という箇所もあり、その中には間島事件関係者の顔写真や繋がれて公判に行く記録写真も掲載されていた。
そうだったんですね、と言いながら私はページを開くことだろう。
大変な仕事が一冊にまとめられた。