旬だというので、少ない量のトレイを選び、洗って芝エビの長い糸のような髭を摘まみ上げ、下処理をしていた。
その時に指に痛みを感じたが、その日の午後から異和感を薬指に感じ、まるで突き指をしたように曲がらなくなった。
夜には指の腫れが広がり、芝エビの下処理の痛みからだと予想し、消毒をし、ヒヤピタを巻いて床についた。何やらずんずん腕まで影響を及ぼしているようだった。
かつてエビを洗っているときに指のささくれから侵入したか、腕まで腫れ、ずっとエビから遠のいていたのを思い出した。
翌日に細菌感染に対応する処方に従い、きちんと服用し、20日あまり経った。
何故だろう・・・薬指の皮膚がむけているのに気づいた。
ああ、芝エビ炎症の後遺症だろう、完全に回復していると、気づいた。