今まで、日本画で描かれた風景を見て、単純に省略して表現したとばかり思っていたが、
本著を読み進めるうちに、そうではなくて、描かれたように、山はそれほど木に覆われていたわけではない、絵は真実を現わしているそうだと
知らされた。
当地にしても、鉄道が敷設されたころには、駅の周辺まで風が吹くと土が舞って茶色になったそうだと、男性が言ったのを思い出した。
確かに、残っている赤松林の一帯を繋げると開発依然の町の状態になるのだろう。
松は粗末な痩せた土地に植えた植物だと、本著で語っている。
タイトルが示すように、文献や絵画から日本の国土が変わってきたのを記している。 国を治め、人口が増え、森が変わり、国土も変わっている。
丁寧に読んではいないけれど、読みながら和歌山の山崩れを思い出した。
森林からゆっくりと落ちてきた水はミネラルが豊富だと、伝えている。
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