灘コロンビア （ひ）

（ば）からの質問があったので、「灘コロンビア」のおはなし。

住所は日本橋、東京駅から歩いて2分といったところに、
「灘コロンビア」というビアホールがありました。
ホールと言っても店内は30㎡程度。
カウンターとテーブル席がいくつか・・・　客のめざすはカウンター。
そこにはビール注ぎの神様「新井徳司」氏がいたから。
開店と同時に満席になっちゃうお店。

とにかくうまい！！　ビールという名のすんごくおいしい別の飲み物！

よくビールの泡にマッチ棒だの楊枝が立つ（楊枝はちょっと高度テクニックかな）
だのってはなしがあるけど、泡の見栄えだけなら、
大手メーカー系列店のマニュアル注ぎ（結構待たされる）でもそこそこだったりはする。
違いは素早い注ぎと味、炭酸コントロール、そして代謝。
待たずに「うまい」は勿論、注ぎ方で炭酸をコントロールするのでビールが腹にたまらない。
何杯でも飲める。そのくせ何故か、飲んだわりにはトイレが近くなることもなく、
落ち着いて飲んでいられたお店。
若い子には弱いとみえて、女性を連れて行くと（当時まだ私も30前ですから、若いお友達も・・・）
新井さんの蘊蓄話がいつもより多く聞くことができたものです。

「美味しんぼ」のモデルにもなったんじゃないかなぁ。
新井氏が亡くなられて、はや18年・・・