法明寺鬼子母神堂で「江戸に生まれた庶民信仰の空間ー音羽から雑司が谷ー」
という展示をやっていたので、鬼子母神堂の内部へ。
権現造りという建築様式だそうで、
本殿の漆の柱の装飾や拝殿の欄間に見事なザクロの彫刻など、
じっくり見ることができました。
鬼子母神が他の子供を捕まえてたべてしまうので、
お釈迦様が鬼子母神の一番かわいがっていた末子を隠して、
子を失う母親の苦しみを悟らせ改心させたという話の板画があったり、
鬼子母神の建立の当時、
御上より華美な社寺装飾は控えるようにとお達しがあったため、
みえないところにこっそり凝った装飾をほどこしてある箇所があったりと、
学生相手に説明をされていた方にくっついて、
詳しい説明を聞くことができたので楽しかったです。
図録には江戸時代の雑司が谷の地図が載っていて境内の一部だけが当時の
おもかげを残しているのだな、と思うと感慨深いです。