鳥取県琴浦町が日韓友好交流公園「風の丘」(同町別所)の説明碑から「東海」の表現を削除したニュースは先日お伝えしたとおりである。その後、鳥取県琴浦町は、民団の抗議により、結局、”「日本海」も「東海(トンヘ)」も用いない碑文”にする再修正案を発表した。「愚の骨頂」との表現はこういった場合に使用する言葉なのだろう。
--------------------------------------------------------
<NNNより一部抜粋>
県の説明によると、韓国で配る観光パンフレットにはハングルで「トンへ」のみを、国内では「日本海」と表記する愚考を相変わらずやってるそうだ。(表記の統一については特に決めていないらしい) 民団県地方本部の薛幸夫団長が原状回復を求めて町に抗議文を提出した後、同本部には賛否の意見が寄せられ、県民から「韓国では併記しているのか」と問われたこともあった。 薛団長は「韓国はどうかとか、外務省の見解だとか、呼称問題になっている。成熟した交流は、まずは自分たちから相手を理解すること。単純な相互主義はおかしい」と訴え、町の新たな方針には憤りと認識のずれを感じながらも、同町の日韓交流事業に協力していく気持ちに変わりはないと強調する。
町に削除を要望した鳥取市の市民団体「あすの日本を考える会」の仲山一成会長は、町の再修正案について「結果的に『東海』の文字がなくなることに一定の評価をしている」 と話しているが、今回の問題で県の姿勢に不信感を抱いている。「外部からの圧力で町の足元はぐらぐらと定まってない。県がきっちりと町をサポートすべき問題であり、逃げている
印象を受ける」と批判する。
<ソース:NNNニュース>
http://www.nnn.co.jp/news/070601/20070601004.html
この記事を読んで頂いた皆様にもう一度お浚(さら)いをして頂きたい事があります。
民団の長である薛団長は、
「韓国はどうかとか、外務省の見解だとか、呼称問題になっている。成熟した交流は、まずは自分たちから相手を理解すること。単純な相互主義はおかしい」
と言っています。頭の片隅にでもよいので、留めて置かれると良いでしょう。
<日本海新聞のサイト:記念碑の削られた部分が掲載された記事>
http://www.nnn.co.jp/news/070509/20070509001.html
<記念碑の建てられた理由:琴浦町観光ガイドより抜粋>
1819年に韓国を出航した商船が嵐で難破し現在の琴浦町赤碕沖に漂着しました。鳥取藩は船長以下12名を保護し、手厚くもてなして長崎まで送り届け、無事本国へ生還しました。また、1963年にも釜山港を出航した漁船が機関の故障で漂流し赤碕沖に漂着、乗組員8人は地元民の介助と募金等の援助により船体の修理を終え無事釜山港に帰還しました。このような史実をふまえ、漂着地を見下ろすこの地に日韓友好の永続を願い、韓国との交流及び情報発信拠点として当公園が整備されました。
<ソース:琴浦町観光ガイド>
http://www.town.kotoura.tottori.jp/p/sightseeing/shisetsu/nikkanyukopark/