グリフォンの日記

時事のニュースについて書いていきます

2009年明けましておめでとう御座います

2009-01-04 23:29:14 | 日記・エッセイ・コラム

今年は丑年。ゆっくりと絶え間なく前へ歩き、時には荒ぶる丑の如く、波乱含みの平成21年の幕明けで御座います。まあ、兎角(とかく)礼儀正しい言葉を並べて見ましたが、昨年の21日以降更新をせず、本日4日目にしてようやく更新すると言う断片化ブログへようこそ。

昨年を振り返ると、事件、事故、経済も何故か大波乱だったような印象を受けます。特にリーマンブラザース破綻に端を発した世界恐慌は、日本の製造業を直撃しました。これは、一昨年に起きた(発覚した)サブプライムローンの不良債権過多による、連続破綻劇が、地下でマグマのように沸々と煮えたぎり噴出した結果であったと思うのであります。

アメリカ経済の一時的な好調は、まるで溶岩に押し流された後の如く滞(とどこお)りを見せ、GM、クライスラーなどのアメリカ車業界が今や風前の灯を迎えるに至っております。昨年、春から夏にかけての化石燃料の高騰が、まるで嘘であるかのような現在の情勢。むしろバイオ燃料への投資や円買いが進み、株価の乱高下が続き、投資家たちの投資先も分散傾向へと移っています。アメリカ経済の建て直しが、急務であることを踏まえるとオバマ大統領がどのような対策を打ち出すのかが焦点となります。

対して、昨年の日本経済、政治、マスコミ達の対応は、如何にボンクラだったのかと頭を抱える次第です。日銀のドルの介入は敏速でしたが、「定額給付金」「国籍法改定」などといった愚策を打ち出した。「国籍法改定」については、実行されてしまい、麻生総理の指導力、分析能力を疑われるような行動、言動が内閣支持率を下げる要因ともなりました。

今現在は、大手製造業の派遣を解雇された人間達が抗議活動を通して、寮滞在期間の延長や契約期間までの雇用を勝ち取るなど労働基準法や生存権を盾に必死に抵抗しています。しかし、自らに期限を課さない人間がいるとするのであれば、結果として働くという義務を果たさずに、要求だけをする「ゴネ得人間」を生み出さないか、それだけが気がかりです。要求をする以上、そこには義務が生じる。それが社会のルールであり、それを曲げようとする意地汚い人間に成り下ることが、果たして平等や正義を遵守出来る社会となるかは、少し考えればわかることです。

自らが社会から受けた恩は、何れ返さねばなりません。それは、宇宙のルールであり、人間として生まれた以上、そのルールを変えることは、絶対にできません。「因果応報」と言う言葉をもし知っておられるのであれば、それは、原因が先にあり、その結果が必ずあり、それは巡る巡って何れ自らに帰ってくると言うことがわかるはずです。

無論、職が無いというのも判ります。何故ならば、多くの職種の中から自分が出来そうなものに応募しても、採用に至らないことが往々似してある事を転職活動を通して、自分も実感してきたからです。それは、年齢だったり、技量不足だったり、様々な要因があったと考えます。しかし、仕事にせよ、人間関係にせよ、全ては縁です。仕事があるうちが花と捕え、いざとなったら農業でも何でもやると言う覚悟があり、生きる糧を得る方法があることを知れば、恐れるものはありません。

東京で無駄に時間を費やすことより、農地を耕したり、米を作ったり、魚を釣ったり、酪農に携わったりすれば、食べる事、住む事、生きることに事欠くことがあるでしょうか?堕落したホームレスに成り下るよりも、田舎でそうした作業で死ぬ事を考えない生活をすることも一つの道と考えます。他人の所為(せい)にしていても、結局前進するのは自分なのです。今年は始まったばかりですが、チャンスは必ず巡ってくる、そう信じて職活動をして頂ければと思います。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>農地を耕したり (明けましておめでとうございます)
2009-01-13 17:42:05
>農地を耕したり

職探しをしている人達に情報が届いてないのかも知れませんね
色々情報を与え、多くの職種を知ればヤル気が出るかも
それより問題なのは支援団体と称する人達
派遣切りされた人達に付き添い生活保護を申請
100名以上が許可され60歳位の男性が13万円も貰える事になったとまるで良い事のように報道
大手企業が派遣切りしたからマスコミが騒いでるだけ
多くの日本人は中小企業で働き、急に勤め先が倒産したり会社側の事情で解雇されたとはよく聞く
職場が小さすぎて保険にも入れない
だからこそ皆、貯金している
何もしてこなかった人達が苦しい中から納めた血税を当然の権利として受けとる
その中には外国人も
数年、働いただけで「日本の経済は俺達が底辺から支えた」と生活保護を申請してるのをテレビのニュースも当たり前として報道
来日する時は日本の経済を支えようなんて考えてない
自分達の国に仕送りする事しか考えてないはず
誰が入れ知恵してるんだ?
支援団体と生活保護
生活保護ビジネスでもあるんでしょうか・・・・
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こんばんは。管理人グリフォンです。 (グリフォン)
2009-01-13 23:05:45
こんばんは。管理人グリフォンです。

現在の雇用情勢を生み出したのは、あくまでもバブル景気が破綻した結果であると考えています。それは、マスコミが煽り、民がそれに乗った結果であると簡単にわかると思います。

そして、派遣法で言えば、よく小泉政権が悪者にされていますが、当時の雇用情勢を考えれば、何処で経団連の要求と折衝し、妥協するかと言う、まるで派遣になるかならないかという同様のジレンマに似ており、仕方ない部分もあると言えます。

現在においても、多くの人間がマスコミに扇動され、左翼に利用されていることを知りながら、要求だけを突きつけようとする虫の良い人間の土台に成り下がっていると思うのです。

派遣にならざるを得ない境遇にあった人、派遣でしか採用がされなかった時期(タイミング)が悪かった人など環境は様々で、今の不景気は誰もが酷い環境へと転落してもおかしくない状況でもあります。

それらを全て政治や社会の所為にして責任を押し付けているマスコミ達。下請けイジメや派遣切りを平気でやってきたのは、実は自分達なのに、その実態はひた隠しにする意地汚さ。無論、一部の我侭(わがまま)弱者のみの意見を取り上げて、派遣切りにあった人間の全体像を弱者と固定しようとする最悪なマスコミ。

裏で糸を引くのは、左派であり、弱者救済という建前の虎の威を借る狐の如く、大声で跋扈(ばっこ)しているわけです。

派遣切りにあっても、貯金をしていて、退寮を迫られても動じず、そそくさと次の職を探し、決めていく人間。大量の職を斡旋されても、全く、職が無い無いとわめき散らし、生活保護をよこせと駄々をこねる人間。マスコミの報道しない裏側で静かに動いているのが、真っ当な人間だと思います。

我々が本来応援するべきは、静かに地道に就職活動をし続ける人間のみであり、一時的にでもアルバイトや臨時職員の仕事に就いて、次の職を探す人間だと思います。
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