今日、山口2区の補欠選挙が行われる。自民党:山本 繁太郎氏と民主の平岡秀夫(あえてこの人だけは敬称略)が出るそうな。改めて言うまでもないが、平岡は、以前TV番組で「少年犯罪被害者遺族」の気持ちを踏みにじるような言動と、その人を馬鹿にした態度で「少年犯罪」による死刑反対を説く愚者である。要は、「人権擁護法案」とか「外国人参政権」を目論む急先鋒だということが言いたいのだ。
そもそも、この選挙、地方の”年寄り”が鍵を握っていると言っても過言ではないだろう。如何せん融通の利かない連中が多く、TVと新聞が主な情報源である為、煽動されやすい人種でもある。未だにマスコミが幅を利かせられるのはこうした連中がいるからであって、今時の若い連中はネットが主な情報源に移っていっている。結果、そうした”年寄り”に人気があるように見えるのは、”暫定税率反対””年金引き落とし反対”と身近で単純なものを掲げる民主党の平岡なのだろう。
しかし、「一時的に山本氏リード」との情報を得た首相官邸は、”取らぬ狸の皮算用”的に福田氏を応援演説に送り込んでしまった。あの討論でもなんでもない、「タダの愚痴」を国会だけでなく、応援に来てまで言うかね。その後、言うまでも無く、”無駄足”どころか、逆に自民:山本氏の足を引張って、現在のところ平岡リードを許す結果となっているようだ。
まあ、申し訳ないのだけれども、自分は、福田氏の事を就任時から総理として認めてなんぞいない。自分は、小泉元総理や安部元総理は、総理大臣として”決断力”と”実行力”と言うものがあり、それなりの成果もあったので、長期的な目線で期待を込めて応援していたが、福田氏の名前を聞いた時は、「ダメだなこりゃ。」と思っていた。
ところがマスコミ各社は、偉い力の入れようで、福田氏を持ち上げていた。それも数ヶ月前に。で、今はどうだろうか。情けない事に今の国会は、何をやってもダメダメ国会に成り下がっている。おまけに首相と名が付く人物は、”ヘナヘナ討論(実際はグダグダな会議みたい)”で、更に”チベット人の人権蹂躙”を無視し、「中国」におもねる情けない人なのである。この間の”特定財源”福田氏も、「あんたが何を言われようが、これは命に代えてもやってみせる!」と小沢氏に言ったらいいのに、何故いえないんだろうか。
そうした意味で言えば、小泉元総理は、良い意味で狡猾さと”先見の明”を持った政治家であると思う。自分がどのように「国民」に映るかを意識して、その時々に応じて行動していたわけで、今更ながら安倍元総理もこうした”狡猾さ”と”先取りする力”をもう少し訓練しておくべきだったかなと思う。まあ、何れの目もない福田氏は、そろそろ麻生さんにバトンを渡した方がいいのではないだろうか。