下部温泉駅には、14時48分に着きました。時間があれば、下部温泉郷の温泉会館の浴場にて湯に浸かってみたいところでしたが、15時19分発の特急「ふじかわ」10号で帰る予定でしたので、温泉は次の機会に回しました。
今回の鉄道利用の巡礼は、とにかく身延線の運行列車数が最低限であるために、色々と時間的な制約が大きかったです。泊まりであれば、もう少し余裕が取れたかもしれませんが、日帰りでしたので、これ以上のスケジュール追加は無理でした。
折角なので、駅名標の横で記念の自撮り撮影。この時点では目も鼻も大変な状態で、くしゃみも時々出ていました。花粉の飛散ピーク期に聖地巡礼するのは、今回限りにしよう、と何度も強く思いました。
下部温泉駅の駅舎は簡素な造りですが、駅名表示板だけが古いもののようで、旧駅舎のものを引き継いでいるような雰囲気でした。もちろん、この駅も無人化されて久しく、駅舎の内外にただよう寂寥感も重々しいものでした。これが山梨県を代表する温泉街の玄関口の、今の風情です。
今回は、時間が無いので温泉街の方へは行かず、駅の内外を軽く散歩するにとどめました。
駅の南の車道からホームを見ました。地元の利用客は、駅舎を通らずに、南の車道の踏切から直接ホームに出入りしていました。運行本数も少ない地方ローカル線ならばでの状況であり、都市部の駅では有り得ない現象です。
20分ほどの待ち時間もあっという間に過ぎ、15時19分発の特急「ふじかわ」10号に乗りました。これで静岡まで行き、新幹線に乗り換えて京都へ帰りました。
帰りの車内で、内船で買った「桔梗信玄餅」をいただきました。
アニメそのままでした。パックの上に黒蜜のミニボトルが付いていました。
このように、黒蜜を長方形の凹部に流し込んでいただくわけです。
アニメで大垣千明が紹介していたように、広げた風呂敷の上にお餅ときな粉をのせ、黒蜜をかけ、風呂敷を包むようにお餅をもんできな粉と黒蜜をよく混ぜてみました。
これは、販売元の桔梗屋の公式サイトでも紹介されている食べ方です。こちら。
黒蜜、思ったよりも甘味が濃いですね。個人的には、きな粉だけで充分でした。
続いて、みのぶまんじゅうのバラ3個もいただきました。こちらは普通に美味しく食べられました。
のんびりと和菓子を食べているうちに、列車は富士宮市街への長い下り坂を降りていきました。来た時と同じように、富士山の姿も望まれました。
次回の巡礼は、出来ればあの富士山にもっと近づく形でコースを計画し、キャンプも楽しみながら、日本一の高峰の雄大な景観を心行くまで味わってみたいものです。
以上で、「ゆるキャン△の聖地をゆく」の初のレポートを終わります。