ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

理に適っている!?

2013年12月04日 | スポーツ関連

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「『エースジョーへズバッと助言 気になる澤村不振」(12月3日、zakzak

 

西武からフリー・エージェント(FA)宣言していた片岡易之内野手が巨人移籍の意思表明した1日、其の巨人のOB会(会長=王貞治・現ソフトバンク球団会長)の総会内ホテルで行われ、92人が出席した。

 

順調な補強振りに、OBの間でも来季へ向け、期待は高まる許り。そんな中、1962年に新人で開幕投手抜擢され、年24勝、通算では141勝を挙げ「エースのジョー」の異名を取った城之内邦雄氏(73歳)に、原巨人への注文を聞いた。

 

オフの補強に関しては、理に適っていると思う。、OBとしてはレギュラー野手の内、FA移籍組は2人に留めて欲しい。釘を刺す

 

「守備の捕手は、育てるのに時間が掛かるのは承知の上だが、生え抜きが望ましい。ドラフト1位で即戦力社会人捕手を獲ったのは楽しみ。阿部も年齢的にそろそろ負担の軽い一塁手への転向視野に入れて良い頃。其の方が、選手寿命は伸びる。」と提言する。

 

巨人は10月のドラフト会議で小林誠司捕手(日本生命)を1位指名。其の育成に心血を注ぐべきで、小林が育てば来季中に内FA権を取得する見通しの楽天、西武・炭谷等を獲得する必要も無し、という訳だ。

 

又、城之内氏は自身の巨人時代の背番号15」を引き継いでいる、澤村の不振が気になっている。「ウエイト・トレで上半身を鍛えているのは判るが、投球で下半身が使えていない。上半身4、下半身6のバランスで鍛えるのが丁度良い。兎に角、走り込んで欲しい。ウエイトは、此れ以上必要無い。」と助言する。

 

更に未完の大器プロ5年目を終え、来季は背番号も「55」から「44」に変更される大田に対しては、英才教育を求める。

 

「王さんは荒川博さんによるマンツーマン指導で、素質を開花させた。荒川さんは肩書こそチームのコーチだったが、事実上、王さん専属だった。10人、20人の選手が同じ練習を熟している様では、スターは育たない。松井秀喜だって個人的に、長嶋さんの特訓を受けていたのだから。」。正に頷ける話だ。

 

リーグ優勝は果たしたが、40年振りの「2年連続日本一逃した原巨人。栄光V9を知るOBから見ると、課題は未だ幾らでも在る。

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シーズンオフに入った当初、「流石のジャイアンツも、資金面ではIT企業が所有するチームには敵わない。オフの補強は、ジャイアンツの惨敗に終わるだろう。」といった論調の記事が、スポーツ紙面を賑わせていた。「ゴールデンイーグルスやホークス、ベイスターズは資金が潤沢そうだから、そういう事になるんだろうな。」と思っていたけれど、大竹寛投手井端弘和選手、そして片岡選手と、結果的には次々とジャイアンツに移籍。スポーツ紙の読み外れた訳だが・・・。

 

城乃内氏は「オフの補強に関しては、理に適っていると思う。」と述べているが、果たしてそうだろうか?

 

日本シリーズが終わった翌日の記事で、自分は杉内俊哉投手に衰えが感じられる等、来季は投手陣の苦しさが予想されるだけに、今オフのジャイアンツは投手を中心とした、積極的な補強が迫られるだろう。と記した。

 

「9勝4敗」に終わったデニス・ホールトン投手が抜け、益々「投手補強の必要性」を強く感じていたので、投手に目を向けたのは間違っていないのだが、自分としては獲るならば大竹投手よりも、涌井秀章投手の方が良かったのではないか?という思いが在る。大竹投手が良い選手で在るのは否定しないけれど、澤村投手と同様に「貯金が出来ない投手」というイメージが在るからだ。此処3年間は不本意な成績に終わったものの、環境を変えれば涌井投手の方が“爆発的な変化”が期待出来そうだし、何よりも「ジャイアンツの次に好きなチームで在るカープから、主力選手を引き抜きたくない。」という思いが強かった。

 

投手補強の必要性は感じていたけれど、少なくとも今オフに関して言えば、野手の補強には否定的な考え。

 

井端選手も片岡選手も、共に熟せるポジションショートセカンド。「今季は不本意な成績に終わった。」とはいえ、ジャイアンツのショートは生え抜きの坂本勇人選手が居るし、巷間言われている様に「“坂本選手の教育係役”としての井端選手の獲得。」というのも、余り必要性を感じない。

 

又、ジャイアンツのセカンドに目を向けると、今季は寺内崇幸選手や藤村大介選手、中井大介選手等が務めたけれど、何れも帯に短し襷に長し」の感は否めず、レギュラー固定への決定打に欠けたのは確か。でも、ジャイアンツ・ファンの1人としては、「生え抜き選手を育て、レギュラーにして欲しい。」という思いが強い。折角育ちつつ在る“芽”を、摘み取る事だけは止めて貰いたい。」というのは、少なからずのジャイアンツ・ファンが願っている事ではないだろうか。

 

とは言え、「万難排してジャイアンツに来てくれた以上、大竹投手にも井端選手にも片岡選手にも、皆、大活躍して欲しい。」という思いは在り、非常に悩ましい


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4 コメント

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来年も巨人 (雫石鉄也)
2013-12-04 09:01:50
巨人は実に順調に補強を進めていますね。
今期より戦力は上がりました。
来期の巨人は安泰ではありませんか。
それに比べて、わが阪神タイガースは、補強失敗、戦力ダウンです。
阪神が今期、2位という成績になったのは、前半のピッチャーのがんばりでしょう。その阪神のピッチャー、久保、スタンリッジが抜け、大幅な戦力ダウンです。頼りになれそうなのは、能見、メッセンジャーぐらい。藤浪は新人としては活躍しましたが、2年目のジンクスを乗り切れるかどうか。韓国からオ・スンファンを引っ張ってきましたが、果たしてかれに藤川球児の代わりができるかどうか?
来期の阪神も巨人の後塵をはいするでしょう。
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>雫石鉄也様 (giants-55)
2013-12-04 10:41:33
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

藤浪投手には“野球頭”の良さを感じるし、彼だけの成績を残し乍らも浮付いた所も無い。来季はプロの意地にも賭けて、他チームの打者達は徹底的に彼を分析して挑んで来るでしょうけれど、彼に関してはそんなに大崩れしないでのはないかという気がしています。

唯、投手陣に関して言えば、来季のタイガースには正直不安を覚えますね。久保&スタンリッジ両投手が欠けたのは、雫石様も書かれている様に、大きなダメージと自分も思うからです。

ジャイアンツの場合、坂本&長野という若武者が不振だった今季を考えると、来季はこれ以上のどん底は無いと思うので、打撃陣に関しては余り心配していません。年齢的な面を考えると、阿部選手が気にはなりますが。

矢張りジャイアンツも、投手陣が不安。今季終盤の杉内投手の不甲斐無さを見ると、「来季は大丈夫なんだろうか?」と思ってしまうし、若手投手で言えば菅野投手以外に或る程度の勝ち星を計算出来る投手が居ない。

ドラゴンズやスワローズは間違い無く順位を上げて来るだろうし、来季は面白いシーズンになるのは間違い無いと思いますが・・・。
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DeNA (AK)
2013-12-06 19:04:36
DeNAはよく知りませんが、あの手の企業は浮き草商売です。ネットゲーム同業他社の業績下降と株価急落が10月ごろニュースになっていました。
その点今のソフトバンクは日の出の勢いですね。その割には案外としまり屋ですね。
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>AK様 (giants-55)
2013-12-06 22:39:54
書き込み有難う御座いました。

飛ぶ鳥を落とす勢いだったソーシャル・ゲーム大手のグリーも、今やリストラに躍起にならざるを得ない程、経営状態は悪化している様ですね。一説には「業務拡大の為、高待遇での社員集めに走った結果、人件費が余りにも突出してしまった。」とも。

以前、ネット上の掲示板に、自称20代の社長がスレッドを立て、色々書き込んでいたのを目にした事が在ります。本当に社長をしているのかどうかは判りませんが、「業績が上がった事で、社員達のモチベーションを上げる為、どんどん給与を上げていた。でも、業績が低迷し、給与を下げた所、社員のモチベーションが一気に下がり、結局、社内に緩み切った雰囲気が出来上がってしまった。一旦組織を解体し、新たな組織を立ち上げたのだが、前の反省を元に、業績が上がったからと言って、給与をガンと上げるのでは無く、緩やかに上げる様にした。上がるのも緩やかだけれど、下がる場合でも同様に緩やか。取り敢えずは、社内に緩み切った雰囲気が出来上がる様な事は無くなった。」といった趣旨の書き込みには、「確かに、そういうのは在るかもな。」と。
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