幼少の頃より犬が大好きで、犬を飼っている同級生が羨ましくて堪らなかった。だから社会人になって犬を飼えた時は、其の嬉しさたるや一言では言い表せない程。「馬鹿な子程可愛い。」というのが昔は今一つ理解出来なかったけれど、馬鹿犬(今年初めに「認知症の症状が出始めたのか?」と心配したが、結局は認知症では無かった様で、今ではすっかり元気になり嬉しい限り。一日でも長く生きて欲しい。)を飼う様になって、其の思いが良く判る様になった。馬鹿犬程、堪らなく愛おしくなる。
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望月杏子(夏帆さん)は幼い頃、シェパードに混じって活躍する父・遼一(遠藤憲一氏)とラブラドール・レトリバーのエルフを見て、父の様な警察犬訓練士になる決心をした。成長した彼女は警察犬訓練所の門を潜ったが、初日から寝坊してしまう始末。更に自分の理想と懸け離れた日々に心が折れそうになるが、或る日生後間も無い弱ったラブラドール・レトリバーに出会う。黄な粉色の其の子犬を「きな子」と命名した杏子は、周りが反対する中「自分がきな子を警察犬にする!」と宣言するが・・・。
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きな子は、香川県の「丸亀警察犬訓練所」に実際に所属している“見習い警察犬”。警察犬試験に何度も失敗するもめげる事無く、今も合格に向けて挑戦し続けている。其のドジさと愛らしさはマスメディアによって何度も報じられているので、御存知の方も多い事だろう。此のきな子と、警察犬訓練士を目指す少女の実話を題材にした映画「きな子~見習い警察犬の物語~」を観て来た。
きな子の様々な表情や動きには、無条件で癒される。其の一挙手一投足全てが、堪らなく可愛い。「どれだけ素晴らしい役者でも、動物や子供(の存在)には敵わない。」と良く言われるが、其の通りだと思う。
「警察犬訓練士になりたい!」という強い思いを持ち乍ら、直面する現実の厳しさに懊悩する夏帆さんの演技も中々良かったが、「厳しい“修業”を耐えて念願の警察犬訓練士となり、此れから独り立ちするという直前に父親が病に倒れ、家業のうどん屋を継ぐ為に泣く泣く警察犬訓練士を辞める事になった。」という先輩訓練士・田代渉役の山本裕典氏の演技には思わずグッと来てしまった。
“エンケン”こと遠藤憲一氏は、相変わらずの存在感。彼を初めて見たのは、1983年に放送されたドラマ「青が散る」(動画)だったけれど、今とは雰囲気が全然違うものの、あの頃から“目力”の在る役者だった。こんなにも息の長い役者になるとは・・・実に感慨深い物が在る。
エンド・ロールにレツゴー三匹のレツゴー正児師匠の名前が在ったのにはビックリ。獣医役で蛭子能収大先生がチラッと出演していたのはしっかり認識したのに、好きな芸人の一人で在るレツゴー正児師匠の姿を見落とすとは不覚の極み。何の役で出演されていたのだろうか?(「『協力』という形でエンド・ロールに載っていた。」というネット上の情報も在るのだが。)
犬が大好きな人には御薦めの作品。総合評価は星3.5個。
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望月杏子(夏帆さん)は幼い頃、シェパードに混じって活躍する父・遼一(遠藤憲一氏)とラブラドール・レトリバーのエルフを見て、父の様な警察犬訓練士になる決心をした。成長した彼女は警察犬訓練所の門を潜ったが、初日から寝坊してしまう始末。更に自分の理想と懸け離れた日々に心が折れそうになるが、或る日生後間も無い弱ったラブラドール・レトリバーに出会う。黄な粉色の其の子犬を「きな子」と命名した杏子は、周りが反対する中「自分がきな子を警察犬にする!」と宣言するが・・・。
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きな子は、香川県の「丸亀警察犬訓練所」に実際に所属している“見習い警察犬”。警察犬試験に何度も失敗するもめげる事無く、今も合格に向けて挑戦し続けている。其のドジさと愛らしさはマスメディアによって何度も報じられているので、御存知の方も多い事だろう。此のきな子と、警察犬訓練士を目指す少女の実話を題材にした映画「きな子~見習い警察犬の物語~」を観て来た。
きな子の様々な表情や動きには、無条件で癒される。其の一挙手一投足全てが、堪らなく可愛い。「どれだけ素晴らしい役者でも、動物や子供(の存在)には敵わない。」と良く言われるが、其の通りだと思う。
「警察犬訓練士になりたい!」という強い思いを持ち乍ら、直面する現実の厳しさに懊悩する夏帆さんの演技も中々良かったが、「厳しい“修業”を耐えて念願の警察犬訓練士となり、此れから独り立ちするという直前に父親が病に倒れ、家業のうどん屋を継ぐ為に泣く泣く警察犬訓練士を辞める事になった。」という先輩訓練士・田代渉役の山本裕典氏の演技には思わずグッと来てしまった。
“エンケン”こと遠藤憲一氏は、相変わらずの存在感。彼を初めて見たのは、1983年に放送されたドラマ「青が散る」(動画)だったけれど、今とは雰囲気が全然違うものの、あの頃から“目力”の在る役者だった。こんなにも息の長い役者になるとは・・・実に感慨深い物が在る。
エンド・ロールにレツゴー三匹のレツゴー正児師匠の名前が在ったのにはビックリ。獣医役で蛭子能収大先生がチラッと出演していたのはしっかり認識したのに、好きな芸人の一人で在るレツゴー正児師匠の姿を見落とすとは不覚の極み。何の役で出演されていたのだろうか?(「『協力』という形でエンド・ロールに載っていた。」というネット上の情報も在るのだが。)
犬が大好きな人には御薦めの作品。総合評価は星3.5個。
ドラマ「不毛地帯」では狡猾で灰汁の強い鮫島辰三役を演じたかと思えば、此の作品では娘の将来を案じる平凡な父親役を演じたりと、エンケンは色んな顔を見せてくれる役者の一人ですね。嘗てドラゴンズに在籍し、今ではNHKのキャスターを務めている与田剛氏並みの怒り肩。確かに宮迫博之氏にも似ているけれど、役者の神保悟志氏(http://www.tribecagtz.jp/)にも何処と無く似ている気が・・・。
此れ程迄にエンケンが気になっている方が多いとは。「不毛地帯」では、此れでもかという位に露悪的な演技をしていましたね。それだけにシベリアに行く壱岐正を空港で見送るシーンは、一寸ジーンとさせられました。
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鮫島: 「壱岐さんは辞めたと見せ掛けて、奇襲攻撃を仕掛けるつもりでしょ?次は、何を狙っているんですか?
壱岐: 「鮫島さん、私はもう貴方とは無縁の世界の人間です。失礼。」
鮫島: 「私は騙されませんよ。貴方の考える事は、何から何迄判ってるんだ。未だ勝負付いて無いぞ!壱岐正を倒せるのは、此の鮫島だけだ!辞めるな!辞めんじゃないぞ!辞めるなよ!」
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