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「ヴァージン・ロードを歩いたのは花嫁と父親の・・・」(8月18日、News i)
アメリカ・ペンシルヴェニア州で、10年前に父親を亡くした花嫁の前に、“特別な人”が現れ、一緒にヴァージン・ロードを歩きました。【動画】
「来てくれて在り難う。」。(花嫁)
「何を言ってるんだ。」。(男性)
行き成り泣き出した花嫁を慰める男性。でも、父親では在りません。
「ジェニー(花嫁)から手紙が来たんだ。“私は貴方の心臓を持っていた男の娘です。結婚します。”ってね。」。(アーサー・トーマスさん)
実は、花嫁の父親は10年前に撃たれ、脳死状態になりました。其の際、行われた心臓移植で助かったのが、此の男性だったんです。
花嫁は、男性に一度も会った事が在りませんでしたが、今回、“ヴァージン・ロードを、一緒に歩いて欲しい。”と御願いし、実現しました。
「漸と家族全員が揃った。」と、涙乍らに語った花嫁。結婚式は、より思い出に残る物になりました。
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手塚治虫氏の「ブラック・ジャック」の中には「二つの愛」や「春一番」等、臓器等を移植するテーマの名作が幾つか在る。今回のニュースを知って最初に思ったのは、「『二つの愛』と似た感じの話だなあ。」という事だった。
唯、「花嫁は何故、父親の心臓が移植された男性を知っていたのだろうか?」という疑問は在る。と言うのも、「『個人情報保護』や『金銭要求防止』等の観点から、『ドナーの身内及びレシピエント双方に病院関係者は、相手の情報を一切教えてはいけない。』というのが“世界的なルール”になっている。」と、以前読んだ本に書いて在ったので。