「極右」や「極左」といった余りにも極端な思考の人達に、自分が嫌悪感を覚えるのは、彼等が概して「自分や身内に対しては異常に甘く、他者に対しては異常に厳しい。」、「公私混同が酷過ぎる。」という共通点を持っているから。「愛国心を持て!」とか「理想国家を、作り上げなければいけない!」とかと叫んだ所で、そういう身勝手さを曝け出していたら、全く説得力を持ち得ないと思う。
除染土の中間貯蔵施設建設に絡み、「最後は金目。」と発言した石原伸晃環境大臣に対し、昨日、野党7党が不信任決議案を提出したが、数で勝る与党の「反対多数」で否決された。石原環境大臣の父・石原慎太郎氏は、不信任決議案を採決した衆院本会議を“所用”で欠席したとか。衆院本会議を欠席せざるを得ない程の所用とは、一体何なのか?「他者には異常に厳しい癖に、自分や身内には異常に甘い。」という石原氏の身勝手さが、此処でも発揮された訳だ。
此の本会議の中で、「昨年6月30日、石原環境大臣が“公費”で沖縄・慶良間諸島を視察した際、ダイヴィングに興じていた事。」が明らかにされ、「公私混同ではないか?」との指摘がされた。他の視察でも、同様の事が在ったとも。其れに対して石原環境大臣は、「何の程度珊瑚が回復しているのか、以前潜った所なので、此の目で見て、実感して確かめた。其の他では、ダイヴィングはしていない。」と釈明。「ダイヴィングは公務だった。」という事らしいが、見苦しい言い訳としか思えない。個人的な趣味を満たしたいなら、私費ですべき。昔から“石原一族”の公私混同振りには、度を越した物が在る。国を散々食い物にしておき乍ら、「今の日本人は、道徳心が無くなっている!」なんぞと、良くも言える物だ。恥知らずとは、正に此の事。
恥知らずと言えば、中国や韓国の“パクリ”も相当な物。唖然とさせられる“パクリ事件”が次々に露見しているが、又、新たな報道が。
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「『ダサソー』の商標使用を禁止 ソウル高裁」(6月20日、共同通信)
日本の100円ショップ「ザ・ダイソー」の韓国商標権者が、韓国の雑貨店「ダサソー」の運営会社に商標権侵害禁止を求めた訴訟で、ソウル高裁は20日迄に、ダサソー側に商標使用を禁じ、約2億3千万ウォン(約2,300万円)の支払いを命じる判決を言い渡した。
聯合ニュースが報じた。一審判決は、外見や呼称が異なるとし、ダサソーの商標使用を認めていた。
ソウル高裁は「ダサソーの商標の外見や呼称等を総合的に観察すると、(ダイソーと)混同する懸念が在り、類似していると見るべき。」と判断、一審判決を取り消した。
ダサソーは韓国の方言で、「全部買って下さい。」の意味。
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今回のソウル高裁の判決、当然の事だと思う。
其れにしても、「ダイソー」をパクって「ダサソー」という商標とは笑ってしまう。日本人の感覚で言えば「変な名前だなあ。」と思ってしまう「世界の珍名政治家」や「世界の珍地名」というのは在るが、「ダサそう」という表現と重なってしまう「ダサソー」というネーミング、日本では考えられないだろう。