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「ボート転覆・半裸・・・USJ入園禁止の神戸大生」(4月9日、読売新聞)
神戸大(神戸市灘区)は9日、「米映画テーマ・パーク『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』(USJ、大阪市此花区)で、文学部2年の男子学生(19歳)がアトラクションの運行中に危険な姿勢を取って一時休止させる等の迷惑行為を繰り返していた。」と発表した。今後、処分を検討する。USJは、此の学生に入園禁止を言い渡している。
同大学によると、学生は入学前の2012年3月26日~今年3月21日、アトラクション「ジュラシック・パーク・ザ・ライド」で後ろ向きになって運行を止めたり、2人乗りボートで故意にボートを転覆させたりした。迷惑行為は8回に及んだと言う。又、3月21日には、簡易投稿サイト「ツイッター」に、「アトラクションから身を乗り出して骨折し、乗り物が終日休止した。」との虚偽の書き込みをした。
学生は10人以上の男性と、上半身裸でアトラクションに乗っている写真も投稿。大学側は3月下旬に苦情を受けて、学生から聞き取りをした所、「人と違う事をして、目立ちたかった。」と話したと言う。学生は親とUSJを訪れ、「今後、一切立ち入らない。」との誓約書を提出し、謝罪した。藤田誠一副学長は「悪質な行為で、誠に遺憾。社会倫理と共に、ネットワーク社会でのマナーに付いて、学生に周知徹底する。」とコメントを出した。
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「若気の至り」という言葉が在るけれど、自分も十代の頃は結構“悪さ”をした。だから偉そうな事は言えないのだが、今回の大学生に関しては“悪さ”というレヴェルを遥かに超えており、「若気の至り」という言葉を用いて擁護する事は出来ない。一度なら未だしも、約1年の間に8回も“業務妨害”を行ったというのは、逮捕されてもおかしくない話。
「こういう事を行えば、こういう事態になる。」という想像力が全く無く(「人と違う事をして、目立ちたかった。」というのが、「目立てるので在れば、ニュース沙汰になっても構わない。」という意味合いをも含んでいるので在れば、想像力が抜きん出ているとも言えるけれど。)、悪いけれど「馬鹿」としか言い様が無い。
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「成績漏洩、スマホで拡散 横浜、中学教員が生徒に」(4月9日、共同通信)
横浜市立城郷中学校で3月末、勤務していた男性臨時教員(26歳)が生徒230人の成績や新しいクラス編成が書かれた資料を一部生徒に事前に見せ、スマートフォン(多機能携帯電話)での撮影を認めた所、生徒の間で無料通信アプリ「LINE(ライン)」や携帯メール等を通じて出回っていた事が9日、判った。市教委によると、資料は新3年生のクラス編成用。
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「新しいクラス編成」は扨措き、「生徒230人の成績」を生徒に見せるという行為自体が大問題なのは、“普通の人間”ならば十二分に判る事だろう。況してや「スマートフォンでの撮影を認める。」なんていうのは、「どうぞ拡散して下さい。」と言っているのと同じ事。先程の大学生同様、想像力が著しく欠如している。
片や大学生、片や(臨時)教員。年齢は違えども、“其れなりの頭脳”を有している筈なのに、「馬鹿」としか言い様が無い行為を平然としてしまうというのは・・・情けない限りだ。
「クラス編成」って。私の出身県の長野県諏訪地方では一度も聞いたことのない言葉です(笑)。転校生がいないと小学校では6年間、中学は3年間、全く同じ顔を見て過ごします。担任の教師は変わることはあっても、生徒は変わりません。
ちょっと違うところに突っ込んでしまいました、失礼。
「勉強に用いる頭脳」として凄く優秀なのだろうけれど、「社会で生きて行く上での頭脳」は幼児並みだったという事なのでしょうね。若気の至りは誰しも在ると思うのですが、今回のケースはそんなレヴェルを遥かに超越しており、唯々呆れ果てる許りです。
クラスメートはずっと同じ顔触れというのは経験した事が無く、今一つピンと来ないのですが、気が合う仲間だと良いけれど、そうじゃないと可成り辛そうでは在りますね。
普通一般の会社の社員がこんな事件(悪質なイタズラ)を起こしたら上司が会見を開きますかね?
俺が大学の学長なら本人もしくは両親に何故こんな事をしたのかとかどんな躾をしてきたか聞きに行けとマスコミに言いますね
マスコミは赤の他人(学校関係者)からでは無く本人か親に聞きに行けば良いのに
学生が悪い事をしても会見する義務は有りませんし会見しない事をマスコミは非難しません
その代わり学生が悪い事をしたら学校に記者会見を要求します
マスコミが個人に行き過ぎた取材をしたら訴えられます
マスコミがいくら学校を叩いても学校は訴えませんし世間はマスコミを非難しません
これだけ学生や親の尻拭いをするのに生徒にナメられ親にクレームをつけられる学校・・・学校て本当に偉大な存在ですね
全く同感です。今回のケースもそうですが、本来表に出て謝罪すべき人間が表に出ず、表に出る必要性を感じ得ない人間が表に出て、尚且つ謝罪する。本当におかしな話です。
「バッシングする対象を常に捜し求め、見付けたら尤もらしい理由を付けて、執拗にバッシングする。」という人間が近年は増えており、それだからこそ今回は当該大学生が表に出ないというのは理解出来るのだけれど、何でも彼んでも「学校の所為」にする風潮というのは、好い加減改まって欲しいものです。
組織内で問題が発生した場合、迅速且つ適切に外部に対して説明&対応する事が、危機管理の高さと言われます。今回の件、仰る様に「学校側の説明」が無ければ無かったで、「隠蔽体質だ!」等とバッシングされるのは確かだろうし、其れだったら「過保護と言われ様が、外部に対して説明した方が良い。」という判断も在ったのかもしれません。
唯、気になるのは、当事者たる大学生が心底反省しているのかどうかなんですよね。彼が前面に出て来たら、バッシング目的の人達に“襲撃”されるだろうし、だからこそ前面に出る必要は無いと思うけれど、学校が前面に出た事で「何か在っても、誰かが守ってくれる。」という甘えが生まれる懸念も在ります。「自分がUSJで働いている人間で、自分がした様な事を客がしたとしたら、どう思うか?」という想像力を働かせられなかった事が、本当に残念。