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「五輪メダリストに無茶な要求をする番組に、ユーザーは『中継が見苦しい。』」(8月21日、トピックニュース)
20日、「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)では、都内で行われたロンドン五輪・メダリストの凱旋パレードを中継したが、其の最中、番組スタッフの“或る行為”がネット掲示板やツイッターで物議を醸している。
其の行為とは、同番組のレポーターが、パレード中継の際、「メダル齧って。」と大きく書かれたボードを掲げ、更には「メダル齧って~!」と大声で何度も叫び要求した事だ。
卓球女子の福原愛、柔道57kg級の松本薫は、レポーターの要求に気付いたものの、顔を横に振り笑顔で「メダル齧り」を拒否。結局、番組の要求に応え、メダルを齧る選手は1人も居らず、大阪のスタジオから中継を見ていた同番組のキャスター・宮根誠司は「誰も齧ってくれないじゃん。」とがっかりした様子を見せた。
番組放送後、ツイッターでは、此の「メダル齧り」要求に付いて、「ミヤネ屋のパレード中継が見苦しい。」、「何でマスコミは、メダルを齧らせ様とするの?」、「マスコミの言う事なら、何でも聞くと思ってんのかな?何か勘違いしてない?」と批判の声が相次いだ。
又、澤穂希等何人かの選手は、情報エンタテインメント番組「ZIP!」(日本テレビ系)で御馴染みの「ZIP!ポーズ」(両手をお椀のようにする)を取り、其の姿に釣られてか、他の選手も同じポーズを取った為、他番組のポーズが、ミヤネ屋で大写しとなる場面も。
ネット掲示板では、「ミヤネ屋でZIPポーズ連発ww。」、「ミヤネ屋って、選手から嫌われてるんじゃないか?」といったコメントが投稿され、ユーザーが失笑している様子を窺わせた。
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「他者が話しているのを、平然と遮る。」、「茶々を入れる事に専念し、人の話を好い加減に聞いている感じがする。」、「信が置けない。」等の理由から、宮根誠司氏の番組を見る事は少ない。面白そうな特集が組まれている際には見るけれど、ハッキリ言って彼の存在は目障りに感じている。今回の話、彼の軽佻浮薄なキャラクターを考えれば、「然も在りなん。」という感じ。
何時の頃からだろうか、国際大会でメダルを獲得した際、選手達がメダルを齧るポーズを取る様になった。選手達自身が望んでしているのでは無く、カメラマン等の要求でしているのかもしれないが、何とかの一つ覚えの如く「メダル齧りのポーズ」を矢鱈と目にすると、個人的に「好い加減に、止めた方が良い。」と思ってしまう。「メダルを取れて、良かったなあ。」という喜びが、彼のポーズを見てしまうと減じられてしまうのだ。
特定の番組や御笑いタレントが、スポーツ選手達に「ホームランを打ったら、僕のギャグをカメラに向かってして下さい。」とか「ゴールを決めたら、番組の決めポーズをして下さい。」等と事前に依頼し、其れを実際に選手達が行うケースが結構在る。選手達からすれば「無下に断ると、『空気の読めない奴だ。』と言われそう。」という“恐れ”や、「依頼に応じれば、番組や御笑いタレントと“良い関係”を構築出来る。」という“助平根性”も在るのだろうが、見ている側からすれば、此れも興醒めさせる要因。
先達てのロンドンオリンピックで、メダルを獲得した選手達がインタヴューに応じた際、其の殆どが口にしていた言葉が在る。「国民の皆様の応援が在ったので、メダルを取る事が出来ました。本当に、有り難う御座います。」といった言葉だ。野球に於ける「ヒーロー・インタヴュー」で、「ファンの皆さんの声援が、後押ししてくれました。」と言うのと同じく、“御約束の言葉”と言えるのだろうけれど、捻くれ者の自分とすれば「もう良いよ。」というウンザリ感を覚えてしまう。
ビートたけし氏も同様に感じていた様で、出演していたテレビ番組で「彼は、言わなくちゃいけないのかな?ああいう事許り耳にしていると、『じゃあ、メダルを取れなかった選手達に対しては、国民は応援していなかったのか?』という皮肉を言いたくなる。」と冗談を口にしていた。「“御約束の言葉”を否定するなんて、大人気無い話だ。」と言われそうだが、「国民の皆様の応援が在ったので、メダルを取る事が出来ました。本当に、有り難う御座います。」といった言葉も、「好い加減に、止めた方が良い。」と思ってしまうのだ。
他局のバレーボールの中継でも、3位決定戦で勝利が決まった直後の選手たちに対するインタビューで、インタビュアーが「何々でしょう」とか「○○じゃないんですか」という聞き方を多用していたのが引っ掛かりました。「そらそうでしょうよ。決まりきったことを聞くな」という気持ちと、「おそらく○○だろうけど、決めつけるような聞き方をするな」という気持ちを感じました。中高年の男性インタビュアーでしたが、自分よりずっと若い女子選手だからか、“女の子”扱いしているような声の調子も気になりました。
また、勝利が決まった直後にも関わらず、選手の競技続行の意思を聞くのも無粋というもの。その日ばかりはしみじみと感慨に浸って、次の日からじっくり考えればいい話。
民報各局のインタビューを聞いていると、選手にとっては答えにくい・やりたくないであろうことでも、giants-55様の推察されるように、無下に断って空気の読めない奴と言われることを恐れたり、セカンドキャリアに響くのではないかと考えたりして、やってるんだろうなと思うことがあります。中にはしっかりと取材・分析して、選手に対するリスペクトを感じさせるものもあるのですが
第三者の立場だからこそ、今回の様な記事を書きましたが、では自分(giants-55)が選手の立場だったならば、セカンド・キャリアの事を考える等して、マスメディアに受ける様な言動をしてしまうかもしれません。根が小心者なので。
鼻に付くと言えば、「選手を泣かそうとする意図が見え見えの質問」をするインタヴュアーというのもそうですね。そういう質問をしたくなる気持ちは判らないでも無いけれど、執拗に其の手の質問をすると、見ている側としては辟易としてしまう。
「場の空気を読んだ上で、インタヴュアーの立場も踏まえ、ウイットに富んだ答えをする。」という選手も少なからず居ます。こういう選手は「凄いなあ。」と思うし、概して引退して以降にタレント活動を始めた場合でも、成功しているケースが多い様に感じます。ジャイアンツOBで言えば、槙原寛己氏なんかは、そんな1人かと。
マスコミ関係者の傲慢さと発想の貧困さばかりが目に付くこのごろです。
視聴率という得体の知れない数字に振り回されて、あるべき方向を見失っている気がしています。
知る権利や報道の自由を振りかざす以上、節度を守り他者を思いやる姿勢を自覚してほしいものです。
シリアで取材中に銃撃され、亡くなったジャーナリストの山本美香さん。「非常に危険な場所だけれど、誰かが実情を取材&報道しなければ、不毛な戦争は悪化こそすれ、終息には向かわない。」といった強い信念を元に、最期迄“闘っていた”彼女に敬意を覚えます。
斯くの如く、マスメディアとは非常に重要な存在で在り、其処に従事している人達は、重大な任務を担っているのは確か。唯、中には「俺達は偉いんだ。」と勘違いしてしまっている愚か者も居り、其の傲慢な言動に辟易とさせられる事も。
北島康介など「プロ選手」と言ってよい人たちは自己プロデュースが巧みと思う。浅田真央は本人というよりは母親や周囲がガッチリいろいろ握って、「滑走後必ず『レゴブロック』のロゴの袋を持った人がプレゼントを装って宣伝」とか「愛犬の名前をなぜかネスレが商品にする」とか巧妙な売り出し方。
その場合は良いのですが(浅田真央の場合は「エグい」かな)
どんな世界で在れ、セルフ・プロデュースが出来る人というのは居るもの。そういう能力に欠ける自分としては羨ましい限りだけれど、唯、其れも程度加減。「マスメディア受けする為、事前に流行りそうなコメントを用意しているのが露骨に分かってしまうケース。」、例えば「流行語大賞を意識した様なフレーズを用意している。」なんていうのは、一寸白けてしまう。