ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

石破茂首相は一体、何枚の“舌”を有しているのか?

2024年10月24日 | 政治関連

先月、「"少しでも期待してしまった自分"が馬鹿だった」という記事を書いた。先ずは当該記事を読んで戴きたいが、要約すると首相に成る以前の石破茂氏には、個人的に結構期待していた。と言うのも、『腐り切った自民党に在って、"野党"としておかしい事にはおかしい!と毅然と言い放つ彼の姿勢に好感を持っていた。』のが期待する理由だったのだけれど、其の発言が批判されると、コロッと主張を変えてしまう様な"言動揺らぎ"を屡々見せる事は気に成っていた。そして、其の懸念的中してしまい、自民党総裁就任して直ぐに、其れの主張をコロコロ変え出した。『彼ならば、腐り切った自民党を変えてくれるかも。』という期待が大きかった分、こんなに早く期待を裏切られた事に、失望感は余りに大きい。という事。

政治資金パーティー収入の裏金問題」に関わった所謂裏金議員”の選挙於ける公認に付いて、自民党総裁選出馬した当初は「公認するに相応しいかどうか、徹底的に議論すべきだ。」と強い口調で言っていたのに、党内から反発の声が上がると「新体制で決める事だ。未だ(総裁に)成っていない者が、予断を持って言うべきでは無い。」と発言を“後退”させた。そして、首相に就任すると裏金議員全員を公認する姿勢を最初は見せるも、民の反発が余りに大きい事に気付くと、"一部議員"だけを非公認する事で誤魔化した。

一部議員だけを非公認とした際、「非公認にし乍ら裏金議員に、党公認料をこっそり渡したりするのでは?でも、こんなに国民の怒りが渦巻いているのだから、流石に出来ないだろうな。」と思ったりはしていたのだが・・・。

裏金議員で非公認候補と成った人物が代表を務める党支部に対し、自民党本部が2,000万を支出していた。と昨日、共産党機関紙赤旗」が報じた。此れを受けて自民党の森山裕幹事長は「党公認料では無く、党勢拡大のの活動費として支給した物だ。」と説明したが、支給金額等を含めて党公認料と何等変わり無く、見苦しい言い訳としか思えない。当然、石破首相も了承いるで、自民党は全く変わっていないのだ。

過去に何度も書いたが、自分は安倍晋三氏は、"史上最悪の首相"で在る。と思っている。「日本の政治がおかしな方向に進み出したのは、小泉純一郎氏が首相に就任してから。」では在るが、絶望的な状況に成ったのは安倍晋三首相によってで在る。

他者には異常に厳しい一方で、自分(達)には大甘。」な安倍晋三首相は、「変なレッテル張りは止めろ!」と言い乍ら、彼自身がレッテル張り大好き人間だった。馬鹿の一つ覚えの様に多用していた「悪夢の様な民主党政権」(悪夢かどうかは別にして、民主党政権が決して満足行く物で無かったのは確かだ。でも、そんな民主党政権が行った事を散々批判して止めさせ乍ら、政権を取り戻したら"名前"を変えて同じ事を始めたりした自民党、又、今の自民党の問題点の殆どが安倍政権に端を発している事を考えると、「悪夢の様な自民党」というのが今は正しい気がする。)というレッテル張りもそんな1つだが、安倍首相が此のフレーズ口にすると、「過去に終わった政権の事を引き合いに出して、『自分達が正しいんだ。』という遣り方は危ない。国民が求めているのは、民主党に対する批判では無い。」と"真っ当な主張"で諫めていたのが石破氏だった。当時、「其の通りだ。良く言った!」と彼の主張に共感したのだが・・・。

今回の衆議院議員総選挙投開票が近付くに連れ、「与党の候補が、大量に落選するのでは?」という選挙予測が出されて来ている。そんな状況に危機感覚えたのだろうが、22日に愛知県豊田市で行った演説で石破首相は、旧民主党政権に付いて振り返り、「"悪夢の様な民主党政権"と言うが、彼の頃の事を覚えている人は随分減った。」と言い放ったそうだ。

嘗て自分が批判したフレーズを、何事も無かったかの様に使う。主張をコロコロと変える石破首相、「二枚舌を使う。」どころの話では無い。一体、彼は"何枚の舌"を有しているのか?少しでも期待していた石破茂氏に裏切られ、「自民党の"改善"は、100%不可能!」と確信した。


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2 コメント

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Unknown (悠々遊)
2024-10-24 16:00:00
こんにちは
右派からはもちろん中道からも嫌われ者の共産党ですが、赤旗は時々大スクープを放ってくれますね(笑)
今回も赤旗のスクープが無かったら、選挙が終わってほとぼりが冷めた頃に表に出て、うやむやに終わっていた可能性があります。

さて、件の石破総理。
私は政敵だった安倍さんが怨霊になって石破さんに憑りつき、出来の悪い安倍さんを演じさせているのではないか、と内心思っているぐらいです(苦笑)
出来の良い安倍さんならもっとうまく立ち回っているはずだから、出来の悪い安倍さんを演じさせて、石破さんへの信頼を失墜させようとしているとしか・・・。
でなければ同じ人間がこうも短期間で言動を180度転換させるなんて信じられませんよ。
党内弱者だとしても総理総裁になったからには、こうまで信念を曲げる人物とは思いませんでしたから。

高市さんが総理になってたら、安倍さんの怨霊が憑りつくまでもなくもっとすごいことになっていたと想像は尽きますが(笑)。
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>悠々遊様 (giants-55)
2024-10-24 20:37:18
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

以前にも書いた事ですが、共産党に政権を取って欲しいとは全く思っていないのですが、"権力監視役"としての存在価値は、高く評価しています。大手メディア以上のスクープ連発は、本当に凄いです。

先日から放送開始となったTVドラマ「民王R」。池井戸潤氏の小説「民王」(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%91%E7%8E%8B#%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)を原作とした作品で、「内閣総理大臣と其の大学生の息子の人格が、或る日突然、入れ替わってしまう。」という奇想天外な設定を元にしています。「自民党総裁に就任する以前と以後とでは、正に"民王並みの人格入れ替わり"が在ったかの様な石破首相。今回の赤旗のスクープを受け、どんな説明をするのかと思いきや、「2千万円は党公認料では無く、党勢拡大の為の活動費として支給した物だ。選挙に、一切使う事は無い!!」と怒りを込めて話していましたね。「御金に"色"は付いておらず、『選挙に使っていない。』と担当者が言い張れば、事実か否かの証明は一切無理。」で在り、まさか石破首相がこんな見苦しい言い訳をするとは、本当に思ってもいませんでした。此方(https://www.youtube.com/watch?v=BF3bqhz0ai8)でも暴露されている様に、高木毅(通称:ツンパ高木)元国会対策委員の"不可思議な動き"を考え合わせると、「非公認の代わりに、党公認料代わりの御金を振り込むので、此れで我慢してくれ。」と言い包めていたとしか思えない。全く国民を愚弄した話だし、石破首相には心底ガッカリしました。

「立場は人を変える。」とは言いますけれど、こんなにも短期間に、こんなにも主義&主張を変えられるというのは、或る意味驚きです。
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