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「慶應大、唾液で高精度の癌検査 技術を開発」(6月29日付け東京新聞【朝刊】)
慶應大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)は28日、唾液検査で口腔癌や乳癌、膵臓癌を高精度で発見する技術を開発したと発表した。
米カリフォルニア大との共同研究。唾液は血液等と違い、身体に負担を掛けずに採取出来るのが利点で、今後は実用化に向けて、より安価で簡便に検査出来る機器の開発に取り組むとしている。
慶應大の杉本昌弘特別研究講師(計算生物学)等は、癌細胞が正常な細胞に比べて速く増殖する影響で、唾液中の物質が変化する事に注目。比較的早期の癌と診断された患者と健常者等計215人の唾液を採取し、唾液中の約500種類の物質から、患者と健常者で濃度に大きな違いが出る物質としてアミノ酸等54種類を特定した。
これ等を組み合わせて分析すると、口腔癌は80%、乳癌は95%、膵臓癌は99%の高精度で患者を見分けられたと言う。
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以前にも書いたけれど、母方の家系には癌で亡くなった者が非常に多い。我が国の三大死因のトップに在り、昨年度に於いては全死亡者の30.1%が癌で亡くなっている事を考えれば、母方の家系の様なケースは珍しく無いのだろうけれど、それでも自分は癌に関して人一倍センシティヴ。癌関連の報道には、ついつい目が行ってしまう。
様々な癌の中でも、膵臓癌は質の悪さで群を抜いていると言われている。と言うのも、この癌は初期段階で自覚症状が殆ど無く、腹痛や下痢といった体調異変が現れた際には、末期的な状態に在るケースが殆どという事なので。この悪質な癌、今回の唾液検査によって99%もの患者を見分けられたというが、これが初期段階での発見という事で在れば、非常に嬉しいニュースだ。一日も早く実用化して欲しいもの。
それにしても、「唾液」に着眼したのは素晴らしい。記事でも触れている様に、「血液等と違い、身体に負担を掛けずに採取出来る。」から。古くから御世話になっている歯科医が在り、其処の先生は説明をしっかりしてくれるし、“仕事”も丁寧なので信頼はしているのだけれど、一つだけ嫌なのは安直にレントゲンを撮る事。表面からは見えない虫歯を見付ける為には已むを得ないのかもしれないけれど、ちょこちょこ歯をレントゲン撮影されるのは、健康被害を考えると決して気持ち良い物では無い。身体に出来るだけ負担を掛けずに検査&治療するというのは、大事なコンセプトだと思う。
「慶應大、唾液で高精度の癌検査 技術を開発」(6月29日付け東京新聞【朝刊】)
慶應大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)は28日、唾液検査で口腔癌や乳癌、膵臓癌を高精度で発見する技術を開発したと発表した。
米カリフォルニア大との共同研究。唾液は血液等と違い、身体に負担を掛けずに採取出来るのが利点で、今後は実用化に向けて、より安価で簡便に検査出来る機器の開発に取り組むとしている。
慶應大の杉本昌弘特別研究講師(計算生物学)等は、癌細胞が正常な細胞に比べて速く増殖する影響で、唾液中の物質が変化する事に注目。比較的早期の癌と診断された患者と健常者等計215人の唾液を採取し、唾液中の約500種類の物質から、患者と健常者で濃度に大きな違いが出る物質としてアミノ酸等54種類を特定した。
これ等を組み合わせて分析すると、口腔癌は80%、乳癌は95%、膵臓癌は99%の高精度で患者を見分けられたと言う。
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以前にも書いたけれど、母方の家系には癌で亡くなった者が非常に多い。我が国の三大死因のトップに在り、昨年度に於いては全死亡者の30.1%が癌で亡くなっている事を考えれば、母方の家系の様なケースは珍しく無いのだろうけれど、それでも自分は癌に関して人一倍センシティヴ。癌関連の報道には、ついつい目が行ってしまう。
様々な癌の中でも、膵臓癌は質の悪さで群を抜いていると言われている。と言うのも、この癌は初期段階で自覚症状が殆ど無く、腹痛や下痢といった体調異変が現れた際には、末期的な状態に在るケースが殆どという事なので。この悪質な癌、今回の唾液検査によって99%もの患者を見分けられたというが、これが初期段階での発見という事で在れば、非常に嬉しいニュースだ。一日も早く実用化して欲しいもの。
それにしても、「唾液」に着眼したのは素晴らしい。記事でも触れている様に、「血液等と違い、身体に負担を掛けずに採取出来る。」から。古くから御世話になっている歯科医が在り、其処の先生は説明をしっかりしてくれるし、“仕事”も丁寧なので信頼はしているのだけれど、一つだけ嫌なのは安直にレントゲンを撮る事。表面からは見えない虫歯を見付ける為には已むを得ないのかもしれないけれど、ちょこちょこ歯をレントゲン撮影されるのは、健康被害を考えると決して気持ち良い物では無い。身体に出来るだけ負担を掛けずに検査&治療するというのは、大事なコンセプトだと思う。