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大軍を率いて赤壁へ進行して来た魏の曹操[チャン・フォンイー氏]軍。曹操は疫病で死んだ自軍兵を対岸の孫権[チャン・チェン氏](呉)&劉備[ヨウ・ヨン氏](蜀)連合軍の元へ船で流し、連合軍に疫病を蔓延させる。これが原因で劉備軍は撤退、だが諸葛孔明[金城武氏]だけは赤壁に残った。そんな中、孫権軍司令官・周瑜[トニー・レオン氏]と孔明は御互いの首を賭けの謀略を展開、周瑜は曹操軍2武将の謀殺、孔明は3日で10万本の矢の収集に成功する。やがて曹操軍に潜伏していた孫尚香[ヴィッキー・チャオさん]が帰還、決戦へ向けて本格的な準備が始まり・・・。
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先月の封切り早々に観に行こうと思っていた映画「レッドクリフ PartⅡ ~未来への最終決戦~」。公私で色々バタバタした為に延び延びになっていたのだが、先日やっと観に行けた。「三国志」最大の山場と言える「赤壁の戦い」を描いた作品。「曹操率いる80万の軍」と「孫権&劉備率いる5万の連合軍」という数字だけ見ると圧倒的に曹操軍有利なこの戦いを、「如何にして16分の1の連合軍が打ち破れたのか?」という点が見所だろう。
昨年公開された「レッドクリフ PartⅠ」の続編だが、冒頭で前作の梗概を紹介しているし、前作を見ていない人にも配慮した作りとなっている。と言うか、この作品単体でも充分楽しめる内容の様にも思えた。激しいアクションの中にスローモーションの映像を入れ込む等、ジョン・ウー監督らしい演出があちこちに見られる。武将個々のアクションという点では前作に分が在った様に感じたが、その分今回の作品は“集団での戦い”という面を意識して描いていた様にも思えた。
火薬を持っての敵軍に突進する兵士や、自らの身体を盾にして矢を受ける兵士等、「所詮、兵士達は将棋の駒に過ぎず、『一将功成りて万骨枯る』というのは古今東西変わらないのだなあ。」と痛感。
「絶世の美女」と称された小喬を演じるリン・チーリンさんが、兎に角美しい。茶を供する際の所作等、彼女の一挙手一投足についつい目が行ってしまった。又、「バーサンジャブ氏[関羽役]は三船敏郎氏に、ヨウ・ヨン氏は島崎俊郎氏に似ているなあ。」と前作で思ったが、今回の作品では「チャン・フォンイー氏の目元って城島茂氏に似ている。」と感じ、彼が出て来る度にそれが気になって気になって。
娯楽作品として純粋に面白い。個々の描かれ方が前作より薄かったのは残念だが、総合評価は星3.5個。
大軍を率いて赤壁へ進行して来た魏の曹操[チャン・フォンイー氏]軍。曹操は疫病で死んだ自軍兵を対岸の孫権[チャン・チェン氏](呉)&劉備[ヨウ・ヨン氏](蜀)連合軍の元へ船で流し、連合軍に疫病を蔓延させる。これが原因で劉備軍は撤退、だが諸葛孔明[金城武氏]だけは赤壁に残った。そんな中、孫権軍司令官・周瑜[トニー・レオン氏]と孔明は御互いの首を賭けの謀略を展開、周瑜は曹操軍2武将の謀殺、孔明は3日で10万本の矢の収集に成功する。やがて曹操軍に潜伏していた孫尚香[ヴィッキー・チャオさん]が帰還、決戦へ向けて本格的な準備が始まり・・・。
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先月の封切り早々に観に行こうと思っていた映画「レッドクリフ PartⅡ ~未来への最終決戦~」。公私で色々バタバタした為に延び延びになっていたのだが、先日やっと観に行けた。「三国志」最大の山場と言える「赤壁の戦い」を描いた作品。「曹操率いる80万の軍」と「孫権&劉備率いる5万の連合軍」という数字だけ見ると圧倒的に曹操軍有利なこの戦いを、「如何にして16分の1の連合軍が打ち破れたのか?」という点が見所だろう。
昨年公開された「レッドクリフ PartⅠ」の続編だが、冒頭で前作の梗概を紹介しているし、前作を見ていない人にも配慮した作りとなっている。と言うか、この作品単体でも充分楽しめる内容の様にも思えた。激しいアクションの中にスローモーションの映像を入れ込む等、ジョン・ウー監督らしい演出があちこちに見られる。武将個々のアクションという点では前作に分が在った様に感じたが、その分今回の作品は“集団での戦い”という面を意識して描いていた様にも思えた。
火薬を持っての敵軍に突進する兵士や、自らの身体を盾にして矢を受ける兵士等、「所詮、兵士達は将棋の駒に過ぎず、『一将功成りて万骨枯る』というのは古今東西変わらないのだなあ。」と痛感。
「絶世の美女」と称された小喬を演じるリン・チーリンさんが、兎に角美しい。茶を供する際の所作等、彼女の一挙手一投足についつい目が行ってしまった。又、「バーサンジャブ氏[関羽役]は三船敏郎氏に、ヨウ・ヨン氏は島崎俊郎氏に似ているなあ。」と前作で思ったが、今回の作品では「チャン・フォンイー氏の目元って城島茂氏に似ている。」と感じ、彼が出て来る度にそれが気になって気になって。
娯楽作品として純粋に面白い。個々の描かれ方が前作より薄かったのは残念だが、総合評価は星3.5個。
最初のは見ましたよ。
面白いですよね。^±^ノ
続編もテレビで見ます。^±^←テレビかよ
戦闘の迫力は、腹にきましたね。
これはやっぱりスクリーンで見るべき映画だと思いました。
これは同感です。
でも、その評価は人それぞれではないでしょうか。
私には前作は個人戦に焦点を当てすぎて
全体の戦いが見えない、あるいは
プレイバックを繰り返しているように
見えました。
この映画、字幕版でご覧になりましたか?
それとも吹き替え版で?
中国映画を字幕でみると、中国語が耳にはいると疲れるので、吹き替え版があって助かりました^^;
海外の映画を見る際、基本的には吹き替え版を選ぶ様にしています。やはり“生の声”を聞きたいというのが在りますし、遊び半分で語学を学ぶのが好きなので、リスニングの訓練も兼ねてといった感じで。中国語も昔ちょこっと学んだ事が在りますし、漢詩を詠じる時の中国語の響きが結構好きだったりしますので、個人的にはなかなか良かったです。
私も劇場でこの作品(前作も)を鑑賞しましたが、この監督の手腕には脱帽ですね。
本当に、三国志のさの字を知っていれば、このように、三国志の面白さを殺す事もなければ、アクションとしても三文以下。
私としては、総合評価の星3.5個ですら甘いほど、最高の傑作だと思います。
では、具体的に、何がつまらないかといえば、キャラも生きてなければ、戦闘も現実味もありません。
また、火薬を発明したといわれるのは中国ですが、古代の三国時代にあるはずもないのですが、、、。
軟弱軍師&丞相に、戦場で○くりあい、あまつさえ、敵軍の捕虜となりかける。
こんな、戦争を馬鹿にした作品を「史実」といってのけるあたり、中国の素晴らしさがありますね。
(本作品は、「史実」を元にしたとされますが、「南京事件」並に現実すぎて、おもしろすぎます)
私にとって、この作品が概ね、好評なのには、理解に苦しみます。
「曹操率いる80万の軍」VS「孫権&劉備率いる5万の連合軍」というより「曹操」VS「周瑜&小喬/孫尚香+孔明の知恵」って感じで、劉備以下将軍達の影が薄くって・・・不満が残ってしまいました。
その作品への思い入れが強ければ強い程、“脚色度”が増すと受け容れ難い思いをするのは自分も理解出来ます。例えば昨年に再アニメ化された「ヤッターマン」も、オリジナルのOP曲が大好きでしたので、新しいヴァージョンのOP曲はどうしても受け容れ難かった。又、東野圭吾氏の「流星の絆」もあの雰囲気が堪らなく好きだったので、ドラマ化された際はやはり「参ったなあ・・・。」という思いが拭い切れなかったし。
唯、“オリジナル”と“実写版”が完全に同一で在る必要性が無いのも確かで、「完全に同一の物を作る。」というので在れば、作り手の存在は或る意味軽んじられてしまうという気もしております。基本的には「娯楽作品として楽しめれば、それはそれでOK。あくまでもオリジナルとは別物として考える。」というスタンス。「史実に忠実で無ければ駄目。」というので在れば、あの名作「戦国自衛隊」なぞも生まれなかっただろうし。そもそも現在に於いて「史実」と認識されている事柄が、果たして絶対的に正しいかどうかは検証しようが無いですしね。
TBありがとうございました。
お返しが遅くなりすみません。
>武将個々のアクションという点では前作に分が在った様に感じたが、その分今回の作品は“集団での戦い”という面を意識して描いていた様にも思えた。
今の時代へのメッセージという意味もあったのかな?という気がしております。
だからでしょうか?ヒーローは明確にひとりのアメリカでは、今ひとつ伸びなかったと聞いたのですが…。