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「一気に衰えた感在る巨人・阿部慎之助 ファンも戸惑い隠せず」(5月26日、NEWSポストセブン)
プロ野球シーズン開幕前は「打っ千切りの優勝。」と迄、多くの評論家から予測されていた巨人。此処迄の苦戦の原因。其れは何と言っても、先ず「投壊」に在る。エース・内海哲也は、9度先発して未勝利(5月23日現在、記録は以下同。)。開幕5連敗は自身初めての事だし、9試合白星無しというのは、2009年に7試合で0勝3敗を喫した時を超える、屈辱の自己ワースト記録だ。
鳴り物入りで広島から入団した大竹寛は現状で5勝を挙げ、チーム2位の勝ち星。期待通りの活躍の様にも見えるが、防御率が4点台後半と内容はボロボロで、運良く味方の援護に恵まれて、何とか勝ちを拾っているに過ぎない。
杉内俊哉も、4勝2敗で帳尻を合わせている様に見えるが、此れも防御率3点台半ばと危なっかしい。先発陣で計算出来るのは、菅野智之唯1人だ。
何より、昨年の優勝を支えた“勝利の方程式”、マシソン、山口鉄也、西村健太朗が揃って絶不調なのが痛い。何れも防御率4~5点台で、抑えが完全に崩壊してしまっている。
一方の野手陣も、何ともピリッとしない。中心打者の坂本勇人、長野久義、村田修一が押し並べて打率2割台と低調。此処迄打線を引っ張って来たのはロペス、アンダーソンの外国人勢というから頼り無い。
中でも、此処へ来て一気に衰えた感の在る阿部慎之助には、ファンも戸惑いを隠せない。
「抑、投手の不調も、阿部のリードに問題が在る様に思える。素人でも判る様な、2球で追い込んだ後は必ずボールという様な配球で、はっきり言って単調。然もやけに球を後ろへ逸らすし、肩も本当に酷くなった(注:盗塁阻止率は1割台)。彼なら新人の小林誠司を使った方が、幾らか増しではないか。」。(40代の男性ファン)
「打撃も酷い。打った瞬間、此れ迄ならホームランだと思える打球も失速して、フライになってしまっている。何だか、一時代が終わった感じがする。」。(60代の男性ファン)
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開幕ダッシュに成功したと思いきや、4月11日からの対タイガース3連戦に3連敗した辺りから、雲行きが怪しくなったジャイアンツ。今季の順位予想ではセ・リーグの優勝チームをジャイアンツとしたが、開幕から2ヶ月になろうとする此の段階でも、チームは一進一退を続けているのだから、ジャイアンツの優勝も怪しくなって来た感じがする。
先日の記事「投壊、貧打、そして・・・」でも指摘した様に、今季のジャイアンツの不振は、「投壊」に加えて「貧打」というのが大きな要因。
此処数年、好調だったジャイアンツを支えて来た1人が阿部選手で、そんな彼を批判するのは心苦しくも在るのだが、今季の彼は余りに精彩に欠けている。
キャッチャーとしては「単調なリード」が目立ち、上でも書かれている様に、「2球で追い込んだ後、明らかなボール球を要求。結果的にカウントを悪くしてヒットを打たれたり、四球を与えたりして、失点に繋げてしまう。」ケースが多い。盗塁阻止率の酷さもだが、ボールを後逸する場面が目立つのも気になる。後逸した後、ボールを取りに行く動きが緩慢なのも、足に不安を抱えているからなのだろうか?
打者としては甘い球の打ち損じが結構在り、昨季迄だったら軽くオーヴァーフェンスしていた打球が、外野フライに終わってしまう場面を何度目にした事か。
今季で35歳の阿部選手。選手として晩年に入っているのは確かだが、未だ未だ遣れる筈。負担を軽減させる為、小林誠司選手がキャッチャーを務める頻度をもっと多くし、其の際には阿部選手をファーストとして起用する等、配慮が必要な気がする。
阪神タイガースも、いまはとりあえず2位にいますが。心配ごと多しです。
これまで、打線の核だった、新外国人ゴメスは、4月の活躍がそろそろメッキが禿げかけている感じです。で、代わりの4番となると、チャンスに弱い新井兄ですが、もひとつ頼りになりません。
肝心の先発ピッチャーですが、能見、藤浪、メッセンジャーですが、能見は先発の役割を果たしてくれますが、なかなか安定しません。藤浪は1軍にいるだけでもありがたいといったレベル。メッセンジャーは甲子園以外では勝てない内弁慶。
リリーフは安藤しか頼りになりません。福原の復活を望むばかりです。呉昇桓だけが希望です。
守備の要キャッチャーも、よく鶴岡をとっていたと結果論で安心する状態で、若い梅野の成長まちです。
たぶん広島ファンの諸賢もおなじでしょう。
「心配性なのは、何処の球団のファンも同じですね。」というのは、本当にそうですよね。愛するが故に、どうしても色々気になってしまう。タイガースもジャイアンツもAクラスに居るのですから、他チームのファンの方からすれば「何をそんなに不安がっているの?」と思われるのでしょうが、どうしても不安で不安で。
私見ですが、投手陣の充実度で言えば、セ・リーグで一番なのはカープだと思っています。其の次はタイガースで、3番目がジャイアンツと。何や彼や言っても、タイガースの先発陣はジャイアンツの其れより、少なくとも現状は優っていると思います。
新井兄弟って、凄く不思議。両者共に素晴らしい素質を持っているのに、彼等が共に先発で出た場合、何故か両者揃って好調というのが無い気がするからです。兄貴が良いと、弟は不調。逆に弟が良いと、兄貴が不調。