ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

理に適わない采配をすれば勝てる筈が無い

2014年10月18日 | スポーツ関連

セ・リーグクライマックス・シリーズ(CS)ファイナル・ステージは、「対戦成績を『3勝1敗』としたタイガースが、九分九厘勝ち抜け確定した。」と言っても良い。ジャイアンツ・ファンは“2007年のトラウマ”に加え、“2014年のトラウマ”を抱え込む事になりそうだ。

 

レギュラー・シーズン以上に、短期決戦では“軸”になる選手が必要となる。タイガースの場合、投ではランディ・メッセンジャー投手、打ではマウロ・ゴメス選手とマット・マートン選手が軸となると思っていたが、矢張り彼等が活躍している。

 

一方のジャイアンツ、投では菅野智之投手が本来軸になるべき存在だったのだが、故障で出場出来なくなってしまった。そうなると、安定感が在る小山雄輝投手を軸とし、第1戦の先発起用するのかと思いきや、昨日の第3戦登板。又、打の軸と期待していた阿部慎之助選手もホームランは打っているものの、肝心な場面では打てていない。

 

「レギュラー・シーズンでは、失望させる投球が殆どだった内海哲也投手を第1戦の先発に起用した。」のも理解不能だったが、第2戦に澤村拓一投手を先発起用したのは、もっと理解不能。記事「成長の跡が全く見えない選手は不要」で記した様に、彼は同じ失敗を何度も何度も繰り返すという“頭の悪い野球”をする選手だからだ。シーズン終盤に「少しは成長したかな。」と思わせる投球は見せたものの、再び“頭の悪い野球”を見せ始めていた事から、「彼に期待するのは危険。」と感じていたし、「良い投手から順番に起用する。」という鉄則からも、第1戦で無ければ最悪でも第2戦に小山投手を先発起用すべきだった。案の定「先頭打者、又は投手に四球を与え、失点する。」という何度も繰り返して来た失敗を、澤村投手は又しても繰り返しただけだったから。

 

レギュラー・シーズンで絶不調状態だった久保裕也投手(防御率:4.73)、そして彼程では無かったにせよ、登板した3度に1度位しか結果を残せなかった西村健太朗投手(防御率:2.98)を大事な場面で起用し、致命的な失点をさせてしまったのも理解に苦しむ。「東海大魂を見せろ!」と叱咤する等、原辰徳監督は“後輩”の久保投手が甚く御気に入りの様だが、2011年迄の彼ならばいざ知らず其れ以降の駄目駄目な彼を考えると、“情実起用”と言われても仕方無いだろう。

 

一昨日の試合、大チャンスに代打として送ったのがフレデリク・セベダ選手だった事が全く納得出来なかったけれど、昨日の試合でも又、大チャンスにセベダ選手を代打起用し、二夜続けて失敗。代打切り札”で在る矢野謙次選手を起用しなかったのは全く理解出来ないし、二夜続けて彼を起用しない儘負けてしまったというのは、悔いが残るどころの話では無い。

 

思うに、では菅野智之投手、では高橋由伸選手の不在が、ジャイアンツにとっては致命的だった。と言って、ない人間の事を悔やんでも仕方無い。ジャイアンツ・ファンとして腹立たしいのは、原監督の理に適わない采配で負け続けている事。

 

例えば昨日の試合、リリーフで失敗した山口鉄也投手の様に「彼で失点したなら仕方無い。」と思えるジャイアンツ・ファンは多いだろうが、安定感の在る小山投手を先発させない儘王手掛けられたり、久保投手や西村投手を大事な場面で起用して失点したり、将又、大チャンスに矢野選手を代打起用しなかったりを、「理に適った采配だから仕方無い。」と思えるのは少数派だろう。

 

タイガースの和田豊監督が理に適った采配を見せ続けているだけに、原采配の駄目さが際立っている。非常に残念だ。


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