「週刊現代」に連載中のコラム「今週の『へえ~、そうなんだ』」。3月11日&18日号では、コーラに関する蘊蓄が紹介されていた。
炭酸飲料で在るコーラは、1日に全世界で約19億杯、1秒に直すと約2万杯も消費されているそうだ。コーラが世界的な飲料で在るのは知っていたけれど、こんなにも膨大な量が消費されているとは驚きだ。
コーラと言えばコカ・コーラとペプシコーラが有名だが、世界で初めて販売されたコーラはコカ・コーラ。1880年代初頭、ジョージア州アトランタの薬剤師ジョン・ペンバートン氏が、覚醒効果の在る植物「コカ」に着目し、鬱状態を解消する為の“薬”として開発した事に端を発している。コカの成分をワインに入れた物だったらしいが、「開発当初は清涼飲料水では無く、薬としてだった。」というのは興味深い。
然し、当時のアメリカでは「アルコール飲料は怠惰な飲み物。」という認識が強かった事から、此の“薬”の市場での人気は徐々に陰りが出て来た。其処で「コカの成分をワインでは無く、炭酸水で割るっスタイルに変えたのが、1886年に販売開始となったコカ・コーラ。」だった。
コカ・コーラは、販売直後から大ヒットを記録。そして、「1903年にコカの成分を除去し、薬では無く、現在発売されている清涼飲料水の形になった。」と言う。
又、ペプシコーラも当初は、矢張り“薬”として販売されていた。ノースカロライナ州の薬剤師ケイレブ・デイヴィス・ブラッドハム氏が、「コーラの種子を原材料に、消化不良の治療薬として1884年に考案された。」とか。其の後、消化酵素のペプシンが含まれていた事から、「ペプシコーラ」という商品名が付けられた。
コカ・コーラ及びペプシコーラ共に、レシピを一切公開していない事で有名。なので、「身体に良く無い成分が含まれているのでは?」といった噂が、昔から良く在った。
コーラを最も消費している国と言えばアメリカのイメージが在るけれど、実はメキシコだそうで、同国では「1年で1人当たり約745本ものコーラが消費されている。」と言う。「1人が、1日に最低2本は飲んでいる。」という計算になる。
>1986年に販売開始となったコカ・コーラ…
コカ・コーラは19世紀に既に販売されていたと記憶してます。よってこれは“1886年”の間違いではないでしょうか。その後のペプシコーラの>1984年に考案された…も1884年だと思います。
ちなみにコカ・コーラの有名なCMソング「スカッとさわやか、コカ・コーラ♪」も1960年代にテレビで流れてましたね。
ちょっと気になったもので・・・
コーラの販売は1800年代ですよね?
この記事で、たびたび1900年代の記述になっているので、念のため「コーラ」をWikiで確認してみました。
私自身若かりし頃(1960年代)すでに女性のフォルムを模して爆発的にヒットしたという、あの特徴ある形の瓶のコカ・コーラを知っていたし。
以前は甘未の強いサイダーやラムネよりも甘未が少なく後味がさっぱりした印象でよく飲んでいたものですが、いつのころからかコーラも後味が甘く感じるようになり、最近はもっぱらジュースでない炭酸のみの飲料を飲んでいます。
御指摘有難う御座いました。全く以て恥ずかしい限りですが、年号を完璧に入力間違いしておりました。入力した年号だと、コカ・コーラやペプシコーラは、“つい最近”販売された事になってしまいます。
早速、訂正させて貰いました。今後もおかしな点が在りましたら、どんどん御指摘下さい。