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「渡り蝶に謎のスタンプ 『内海FAN』って誰?」(12月21日付け東京新聞【夕刊】)
「内海FAN」と羽にスタンプが押された蝶「アサギマダラ」が、愛知から鹿児島・奄美に掛けての6県で見付かった。飛行ルートを調べる為の印と見られるが、誰が押したのか、全く不明。大阪市立自然史博物館の金沢至学芸員(昆虫学)は「情報交換したり、一緒に研究を進めたりしたい。知っている人は、情報を寄せて欲しい。」と呼び掛けている。
アサギマダラは、羽を広げた大きさは10cm程で、薄い水色の鮮やかな模様が特徴。日本列島を南下し、台湾周辺に渡る事から「旅する蝶」とも呼ばれる。羽に印を付けるのは、飛行ルートを調べる愛好家達には御馴染みの手法だ。
金沢さんによると、昨年10月~今年11月、各地の愛好家が直径1cm程の円の中に「内海FAN」とスタンプを押され、数字が書き込まれた8匹を発見した。
此れ迄の調査で、印を付けた蝶が再捕獲される割合と照らし合わせると、数百匹がスタンプを押されて、野に放たれた計算となる。然し、殆どの愛好家が情報交換の為に登録しているメーリング・リストで呼び掛けても、内海FANに関しては手掛かりすら掴めないと言う。
愛知県半田市のアマチュア研究家で、元高校教員の窪田宣和さん(64歳)は「『内海』は、アサギマダラが良く見られる愛知県南知多町の地名。FANは、フミオ・アンドウの様な、人名のイニシャルではないか。」と推測するが「此れだけ大規模の調査をしている人を、誰も知らないというのは不思議だ。」と首を捻っていた。
情報提供先は、大阪市立自然史博物館[電話番号:(06)6697-6221]。
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ジャイアンツ・ファンなので、「内海FAN」というのを目にすると、「内海哲也投手のファン?」なんぞとアホな事を思ったりしてしまうのだが、「愛知県南知多町に『内海』という地名が在り、其処ではアサギマダラが良く見られる。だから『内海FAN』の『内海』は、其処を意味しているのではないか。」という推測は、非常に説得力が在ると思う。
唯、「FAN」が「個人の人名のイニシャル」というのは、違う様な気がする。計算上、スタンプを押されたアサギマダラの数は数百匹と考えられる事から、1人では無く複数人が関わったと思われ、そうなると「個人の人名のイニシャル」では無く、何等かの「組織名」を意味しているのではないかと。
でも、其れで在れば其れで、「複数人が関わった大規模な調査なのに、何の手掛かりも掴めない。」というのも妙。どういう事なのか気になるニュースだ。