三冠馬誕生か？

明日はＪＲＡの歴史に、又一つ偉業が刻まれるかもしれない。”天才ジョッキー”武豊騎乗のディープインパクトが菊花賞に挑み、１着を勝ち取れば歴代三冠馬の仲間入りを果たす事になるからだ。競馬に興味の無い方にとってはピンと来ない話かもしれないが、三冠馬とは「皐月賞、ダービー、菊花賞全て１着を勝ち取った馬」（牝馬の場合は、桜花賞、オークス、秋華賞（以前はエリザベス女王杯が当該。）全て一着を勝ち取った馬。）を指し、日本競馬会が創設された１９３６年から７０年目の今年迄に三冠を達成した馬は、僅か７頭しか居ないのだから凄い事だ。ましてや、ディープインパクトの場合は、デビューから６戦６勝、つまり無敗で来ており、これで菊花賞を制覇すれば”皇帝”と呼ばれたシンボリルドルフに次ぐ、史上２頭目の無敗の三冠馬という事になる。

競馬が好きだった父親の影響から、幼い頃より競馬を見る機会は多かった。”アイドル・ホース”の先駆けと言っても良いハイセイコーの雄姿も、又、福永祐一騎手の父親で在り、”天才ジョッキー”の名を縦にして来た福永洋一騎手が騎手生命を終える事となった落馬のシーンもリアルタイムで見て来た。（彼への思い入れの強さから、今は息子の祐一騎手を応援しているのだが。）馬の血統やら詳しい事には恥ずかしい程無知では在るが、競馬が大好きな気持は人並み以上に持っている。

その圧倒的な強さから、九分九厘ディープインパクトの三冠達成は間違い無いとは思う。昨日の段階で、ディープインパクトの単勝オッズは１．０倍というのだから、”元返し”の断然１番人気。馬券面では武豊騎手との相性が著しく悪い自分で在るし、オッズ的な旨味も無い事から、残り１厘の可能性に賭けて本命は他馬にしたいと思っている。「競馬に絶対は無い！」というポリシーに基づいてだが、極めて無謀な事だとも認識している（笑）。

さて、明日は一体どうなる事だろうか。非常に楽しみだ。