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「アポロが持ち帰った月の石・・・まさか『地球の石』だった?」(1月31日、朝日新聞)
アポロ宇宙船が月から持ち帰った石は、実は大昔、地球から月に飛んで来た隕石だった?
こんな結果が、米航空宇宙局(NASA)等の研究で判った。月や火星から地球への隕石は見付かっているが、地球からの隕石と見られる物体が確認されたのは極めて珍しい。
研究チームは、1971年に月面着陸したNASAの宇宙船アポロ14号が持ち帰ったバスケットボール程の大きさの石の一部を分析した。此れ迄は月の地殻で作られ、隕石等の衝突で地表に出て来た物だと考えられていた。
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1970年に開催された大阪万博では、展示された“月の石”を見様と、大勢の客が押し寄せたと言う。自分は見に行っていないけれど、そういう話は知っている。因みに、アポロ11号及び17号が持ち帰った月の石は、現在、上野の国立科学博物館に展示されているそうだ。
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隕石:惑星間空間に存在する固体物質が、地球等、惑星の表面に落下して来た物。
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非常に恥ずかしい話だが、「隕石は他の惑星から地球に飛んで来る事は在っても、地球から他の場所に飛んで行く事なんて、考えてもいなかった。」という自分。「そういう事も在るのか。」と驚いてしまった。
今回の研究結果が事実ならば、月の石と言われていた物は「月→地球」というのでは無く、「地球→月→地球」という移動をした事になる。
何とも壮大で愉快な話題ですね(笑)。
月の起源の最有力候補に、太古に地球に別の惑星が衝突し、地球とその惑星の破片から月が出来たという「衝突起源説」があり、これが正しいとすれば、月の成分の何割かは地球由来と言えますから、地球→月→地球の過程の半分は太古の自然現象によるもので、残り半分は最近の人間のなせる業ですね。
大阪万博では3時間ほど並んでほんの数秒間だけでしたが、月の石(里帰りした地球の石?)を見ましたよ。
並んで観たという記憶はあっても、それがどんなふうに展示されていたかはもううろ覚えですが(苦笑)。
「衝突起源説」、興味深いですね。国造りの話(神話?)だったと思うのですが、肉体の一部が千切れ、陸になったみたいなのが在ったけれど、其れと似た感じですね。
悠々遊様は大阪万博で実際に、月の石を見られたのですね。正に歴史の証人!!