チャレンジ試験

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「英、意図的にコロナに晒す『チャレンジ試験』承認　世界初」（２月１７日、ロイター）

英国で１７日、健康な人を意図的に新型コロナウイルスを晒す「チャレンジ試験」が世界で初めて承認された。１ヶ月以内に始まる見通し。

試験を主導する研究者は「ウイルスが何の様に人に感染し、人から人に広がるのかを理解する。」事が目的とした。

試験は年齢１８～３０歳の健康な被験者９０人に対し実施される計画で、感染が可能と見られる最低限のウイルスを暴露する。被験者は少なくとも１４日間観察下に置かれ、新型コロナに感染していない事が確認されれば、１４日後に帰宅が許される。試験から１年は、追跡観察が行われる。

被験者には観察下に置かれる１４日間に付いて、１日当たり８８ポンド（１２２ドル）が支払われると言う。
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「新型コロナウイルスに感染した場合、概して若者は高齢者に比べて重篤化し難い傾向が見られる。」と言われてはいるが、若者が１００％重篤化しない訳では無い。実際、感染した若者が亡くなったケースも在るし。「年齢１８～３０歳の健康な被験者を対象に、感染が可能と見られる最低限のウイルスを暴露する。」という事だが、“感染が可能と見られる最低限のウイルス”を暴露したからと言って、「感染した結果が軽く済む。」という保証も無いだろう。

医学の進歩には、犠牲が付き纏う。多くの犠牲の上に、医学の進歩が在ったは事実だろう。犠牲には、人体実験も含まれる。今回のチャレンジ試験も、人体実験と言える。「感染の仕組みを知る事で、最適な治療方法を見付け出す。」という事だろうし、自らが手を挙げた人達の中から被験者を選ぶという事なのだろうけれど、「倫理的な面で、どうなのだろうか？」という思いが在る。年齢的に範囲内で在ったとしても、自分は志願したくないし、自分の身内が志願し様としたら、考え直す様に説得する。