先日の記事で、「忘れられない歌詞」の1つとして取り上げた「初恋」【動画】。村下孝蔵氏が作詞&作曲した名曲*1だが、彼が高血圧性脳内出血にて46歳の若さで亡くなったのは1999年6月24日の事。「初恋」の他にも「踊り子」【動画】や「ゆうこ」【動画】、「陽だまり」【動画】等、琴線に触れる曲を多く生み出した彼が、もし存命だったら、今年で還暦を迎えていた。「もっともっと多くの名曲を、世に送り出していたのだろうなあ。」と、改めて其の夭折を残念に思う。
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「HIV献血、検査目的か・・・60歳代輸血患者感染」(11月26日、読売新聞)
エイズウイルス(HIV)に感染した献血者の血液が、2月に日本赤十字社の検査を擦抜け、患者2人に輸血された問題で、日赤は26日、内1人がHIVに感染していたと明らかにした。
2003年の輸血によるHIV感染を受け、日赤が2004年に検査態勢を強化して以降、感染の確認は初めて。日赤は来夏迄に、20人分の血液を纏めて調べる現在の検査を、1人分ずつ調べる方法に改めて検査精度を上げる事を決めた。
日赤等によると、問題の血液を輸血されたのは、2月に1人、10月に慢性消化器疾患で手術を受けた別の60歳代男性の計2人。感染が確認されたのは60歳代の男性で、もう1人の感染の有無は、今後調べると言う。
献血したのは40歳代の日本人男性で、感染が発覚した今年11月迄に計5回献血。此の内、11月の献血は日赤の検査でHIV抗体が検出された為、輸血に使われなかったが、今年2月の献血では、血中のウイルス量が微量だった為、検査を擦抜け、計2人の患者に輸血された。
HIVの感染初期は、血中のウイルス量が少なく、検査で発見出来ない期間が在り、此れが擦抜けの原因になった可能性が高い。日赤は1999年、ウイルスの遺伝子を増幅させて検出する高精度の「核酸増幅検査(NAT)」を導入したが、2003年にNATを擦抜けた血液の輸血による感染が出た。日赤は検査精度を上げる為、50人分の血液を纏めて調べていた手法を2004年から20人分に見直したが、来夏迄に1人分ずつ調べる事にする。
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HIVに感染しているかどうかを調べたいならば、然るべき施設で検査するのが当然で、「『HIVに感染しているかもしれない。』という疑いを抱えた状態で、検査の為に存在しているのでは無い『献血所』を利用し、結果として他者を感染させたのなら、其れは『殺傷』に等しい行為。」と言えるだろう。感染が確認された60歳代の男性にとっては、「運が悪かった。」では済まされない話。
「HIVの感染初期は、血中のウイルス量が少なく、検査で発見出来ない期間が在る。」というのは以前より見聞しており、今回の様な問題が起こる事を懸念していた。命を救う上で献血や輸血というのは重要な役割を果たしており、マイナス・イメージが増幅されなければ良いのだが・・・。
*1 名曲といえば9年前の記事「紅白で和田アキ子見たいですか?」(何で今年“も”、彼女は紅白に選ばれたのだろうか?)のコメント欄で、「『海岸通り 流れる川 走る路面電車♪』で始まる歌のタイトルが知りたい。」と書いた所、マラソン・マン様が「高石ともや氏の『街』【動画】だと思います。」と書き込んで下さったのだが、此方の情報を見て「『街』では無く、『今、風の中』【曲】の様ですね。」と書いてしまった。しかし最近になって、マラソン・マンさんが書かれた通り、「街」が正しい事が判明。マラソン・マン様に御詫び申し上げると共に、名曲「街」を多くの人に知って貰いたい。
今回献血した人は同性と性行為をした事が有る人物らしいです(テレビで言ってました)
もうこうなったら自分に何か有った時に他人の血液を輸血して欲しくない人用に自分(家族込み)の血液のみを使う為に毎月自分用に献血して血液を保管するシステムを作るてのはどうかな(もちろん血液保管料は払う)
家族で毎月献血したらけっこうな量の血液が集まりそう
性の志向は個人の自由ですし、どんなセックスをしようと、其れも自由なのですが、何事にも「違法行為では無く、且つ他者様に迷惑を掛けない。」という大前提が在っての事。HIVの感染が疑われる中、検査の意味合いで献血に及ぶなんていうのは許されない行為。当の本人に悪意が在ったとは思わないけれど、でも、結果として第三者に感染させてしまったのだから、「感染テロリスト」と言われても仕方無いでしょうね。
透明人間様が書かれた「血液バンク」のシステム、記憶違いで無ければ、既に在った様に思います。確か海外だったと思いますが、日本でも既に在るかもしれません。
同性愛もだろうが、東南アジアに行くのが好きな中高年男性、外専女子…、エイズチェックに行くのがイヤでこういうので済まそうと思ってる奴多いらしい。
「然るべき施設でHIV検査を受ける。」という事に、精神的な敷居の高さを感じている人は、結構多いんでしょうね。若かりし頃、性交渉を持った女性(素人)から毛虱を移された事が在り、念の為、保健所に行ってHIV検査を受けた事が在ります。でも、行く迄に相当の躊躇が在りました。「もし感染していたら、個人情報が晒されはしないか。」という恐怖も在ったのですが、検査は匿名で受けられ(結果は、全く問題無し。)、「もっと早く受けに行けば、こんなに悶々とした思いでいなくて済んだ。」という反省が。