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「初の米国開幕戦へ 巨人-阪神の方向で調整 球場はロスが有力」(2月27日、産経新聞)
日本野球機構(NPB)が来年開催を目指す米国での開幕戦を、巨人-阪神戦の方向で調整している事が26日、判った。
球場はカリフォルニア州ロサンゼルスのドジャー・スタジアムが有力。既に関係者が渡米して視察も済ませており、スポンサー等資金面がクリアになれば、日本球界初の米国での公式戦が実現する。
米国での開幕戦に付いて、加藤良三コミッショナーは「プロ野球誕生80周年で在り、日本の野球をコンテンツとして米国に輸出したい。」と推進して来た。1934年に国内初のプロ球団で在る大日本東京野球倶楽部(現巨人)が誕生して80年の節目。伝統の巨人-阪神戦に白羽の矢が立った。
時期は3月末を予定しており。時差調整も兼ね、アリゾナ州の大リーグ・キャンプ地でのオープン戦も計画している。
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2000年、「メッツvs.カブス」の開幕戦が東京ドームで行われた。MLBの開幕戦が日本で行われるのは初の事で、「日本で開催する事により、莫大なジャパン・マネーが得られる。」、「MLBをより身近に感じて貰う事で、多くの日本人観光客をアメリカの球場に呼びたい。」というMLB側の思惑“も”強かったと言われている。
「日本プロ野球誕生80周年」という事も在り、来年、アメリカで「ジャイアンツvs.タイガース」の開幕戦が企画されていると言う。「日本プロ野球を世界にアピールし、市場の開拓を図る。」というのも大きな理由として在るのだろう。
「メッツvs.カブス」の開幕戦が日本で開催されると知った時、「アメリカ人は、此の事をどう思うのだろうか?」というのが気になった。「MLBと言えば彼の国の国技で在り、加えて『開幕戦』は『プロ野球』にとって非常に大事なイヴェントで在るから、其れを他国で開催するというのは、非常に抵抗を覚えるのではないか?」と思ったので。
あらゆる面で国際化が進む中、「日本プロ野球の公式戦を、海外で開催する。」というのは在りだと思う。(戦後、1961年と2002年に海外遠征が行われている。)唯、「考えが古過ぎる。」と言われるのは承知で書けば、開幕戦や日本シリーズといった特別なイヴェントは、日本国内で開催して欲しい。理屈とかでは無く、感情面でそう思う。其の他の試合なら、構わないのだけれど。
② 駅名に共通する事柄
次に挙げる「駅名」には、或る共通する事柄が存在している。其れは何か?
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4.行川アイランド駅(千葉県)
7.学芸大学駅(東京都)
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東京新聞に「東京トリビア」というコラムが連載されているのだが、2月27日付け(朝刊)の同コラムの内容が面白かったので、触発されて今回の問題を作ってみた。鉄道ファン、又は上記した駅周辺を御存知の方ならば、簡単な問題かもしれない。答えは・・・。
「駅名に記されている施設が、現在は存在していない。」というのが共通点。
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1.試験場前駅:昭和4年に「福岡県立工業試験場」が設立され、其の前に出来た駅だった為、此の駅名が付けられたが、現在、其の試験場は存在しない。
2.女子大駅:「和洋女子大学」の移転(誘致計画では1982年)を見越し、此の駅名が付けられたが、同大学の移転は中止となった。現在は、駅前に同大学の「佐倉セミナーハウス」(研修棟・宿泊棟・食堂・グラウンド)が存在。
3.呉ポートピア駅:1992年、「呉ポートピアランド」の開園に伴い、開設された駅。入場者の減少により、1998年に呉ポートピアランドは閉園。其の跡地は現在、「呉ポートピアパーク」(入場無料の市民公園)になっているとか。
4.行川アイランド駅:1964年、「行川アイランド」が開園。其の6年後の1970年、臨時駅として「行川アイランド駅」が開業。1987年には、常設駅に変更される。入場者減少により、行川アイランドは2001年に閉園。
5.向ヶ丘遊園駅:1927年、「向ヶ丘遊園」が開園。1955年、其れ迄の「稲田登戸駅」という駅名から、「向ヶ丘遊園駅」に改称される。入場者減少により、向ヶ丘遊園は2002年に閉園。跡地は現在、「藤子・F・不二雄ミュージアム」となっている。
6.都立大学駅:1952年、其れ迄の「都立高校駅」から「都立大学駅」に改称されるも、1991年に東京都立大学は八王子市に移転。
7.学芸大学駅:1952年、其れ迄の「第一師範駅」から「学芸大学駅」に改称されるも、1964年に東京学芸大学は小金井市に移転。(東京学芸大学附属高等学校は、学芸大学駅を最寄り駅として現存。)
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駅名を改称すれば、其れに伴う影響(店舗名や看板の変更等。)は決して小さくないし、何よりも「馴染んだ駅名に対する、地域住民の愛着の深さ。」が、「(駅名に記された)施設は存在しないけれど、駅名は変えない。」という背景には在る様だ。
尚、今回の記事を書く上で色々調べていたら、「花巻空港駅」という駅名に出会した。「花巻空港の敷地」は同駅の目の前に在るそうだが、空港ターミナルビルは同駅から約3.8kmの距離が在り、徒歩圏とは言い難い状況とか。
「多摩川園」の閉園は1978年という事ですから、もう35年も経つんですね。でも最寄駅は、割合最近迄「多摩川園駅」を名乗っていた記憶が在ります。調べてみたら、2000年迄「多摩川園駅」で、其れ以降に「多摩川駅」となったんですね。(1985年に閉園した「二子玉川園」。其の最寄駅「二子玉川園駅」も、同じ2000年に「二子玉川駅」に改称となったとか。)
「二子」繋がりで言えば、嘗て「二子新地前駅」というのが在りました。今は「二子新地駅」に改称されているのですが、改称された理由が「二子新地前駅」の場合、車内アナウンスで「次は『ふたこしんちまえ』。」と遣った場合、「双子死んじまえ。」に聞こえるとのクレームが出たからという話を聞き、「へー。」と思ったものです。
「西武球場前駅」、確かに球場名が「西武ドーム」と改称されている訳ですから、「西武ドーム前駅」と改称されるのが筋ですね。
そうそう都立大もそうでしたね。そこは確か大学名も変わっていますね。東京教育大→筑波、と同じ事情があったのかな。
京急の「花月園前」も今は幻ですよね。
名前が変わっているが駅名は同じ、というと「西武球場前駅」がそうではないでしょうか。
バスの停留所名は、駅名に比べると「存在しない施設名が含まれた儘残っている。」というケースが多そうですね。家の近所でも、其の手の停留所名が幾つか在りますし。
話は一寸違うのですけれど、財政的に苦しい地方自治体が、所有する施設の命名権(ネーミング・ライツ)を一般企業に売るのが流行っていますよね。渋谷の「渋谷公会堂」も2006年にサントリーが命名権を獲得し、「C.C.レモンホール」という名称に変わりましたが、5年後に「商品の認知度を高めるという当初の目的は達成した。」との理由から、再更新が為されずに、再び「渋谷公会堂」という名称に戻りました。看板を取り換えたりしていたけれど、こういうのはややこしいですね。
(神戸市立)外大前も(兵庫県立)商大前もいまはほかの名前に変わっております。
奇しくもどちらも神戸市営地下鉄沿線に移転いたしました。