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「20代男女、暑気払い『知らない。』6割超」(8月19日、ORICON STYLE)
記録的な猛暑が続く中、少し遅れ馳せの暑気払いの実施を考えているビジネスパーソンも多いのでは?しかし、ホットペッパーグルメリサーチセンターが先頃発表した、20~60代の男女を対象に実施した「食」に関する調査・研究によると、20代の男女共60%以上が「暑気払いが何か、知らない。」と回答。会社員にとって夏の恒例行事とも言える「暑気払い=飲み会」の図式は、徐々に薄れつつ在る様だ。
抑、暑気払いとは、夏の暑さを払い除け様と、体を冷やす食品や漢方を摂取する等して、暑さに負けない対策を講じる事。オフィシャルな場では「暑さに打ち勝とう。」という名目で開催される酒宴の席を指す事が多い。
しかし、若い世代では会社での“飲み会離れ”が進み、暑気払いへの認識はやや低め。概ね年代が上がる程、其の認知率や過去の参加経験率は上がっている。
<暑気払いが何か知らない(性年代別・単一回答)>
・20代:男性60.1%、女性65.9%
・30代:男性40.2%、女性42.5%
・40代:男性25.5%、女性31.6%
・50代:男性16.8%、女性25.0%
・60代:男性11.8%、女性20.3%
続いて「暑気払い」に対するポジティヴ/ネガティヴの意識を聞いた所、ポジティブ項目では「仲間や友人との親交や絆が、深まると思う。」が、「そう思う。」+「漸そう思う。」の合算56.2%で過半数を占め、最多。一方、ネガティヴ項目での最多は「態々『暑気払い』という名前を付けて開催する意義を感じない」。「そう思う。」+「漸そう思う。」の合計が39.9%を占めた。
【調査概要】
調査時期:2013年7月1日(月)~7月9日(火)
調査対象:首都圏・関西圏・東海圏在住の20~69歳の男女
有効回答数:10,035人
データ出典:リクルートライフスタイル
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学生時代には知らなかったけれど、社会人になって知った事柄は、結構在る。ビジネス・マナーは其の最たる例だが、「暑気払い」という“儀式”も、社会人として最初に迎えた夏に初めて知った。
9年前の記事「社員旅行が好きなんて・・・」で記した様に、自分はずっと海外関係の部署に身を置いていた。「盆暮れの付け届けの習慣が無い。」というのと、「社員旅行が無い。」というのは、「海外関係の部署に居て良かった。」と感じていた。そういうのが好きでは無かったからだ。でも、「暑気払い」という名前の「部内の飲み会」は在り、其れは嫌いでは無かった。「『社員旅行』も『暑気払い』も、部内の人間が集う場なのは変わり無いのに、何故?」と思われる方も居られ様が、「社員旅行は貴重な休みの日を費やさなければいけないし、拘束時間も長いから。」というのが、好きか嫌いかの違い。
で、話をアンケート結果に戻すけれど、「『暑気払いを知らない。』という20代男女が6割超。」というのには驚きが在ったものの、「『暑気払い』なんていう回りくどい言い方をせずに、『夏の飲み会』とかという単刀直入な言い方をしている所が増えているのかも。」と考えると、其の結果は判らないでも無い。
個人的に意外だったのは、40代以上で「暑気払いを知らない。」とする割合の多さ。「此の辺りの世代だと、『暑気払いを知らない。』というのは、殆ど居ないのではないか。」と、漠然と思っていたので。個人事業主とかならば「暑気払いを知らない。」というのは在りそうだが、其れにしても“非認知率”はもっと低くても良さそうな気がする。
私自身「暑気払い」という言い方を耳にした記憶がありませんので。
ストレートに「ビヤガーデン!!」ってことで職場の親しい仲間と
実態は同じものに行きましたけど。
なお、日本人は勤勉だと言われますが
明らかに私の田舎(温暖化、といわれる前から夏の日中は暑い)では
昔からシエスタです。
夏の真昼間に畑仕事をしてると変なヒトです。
自分の中では「常識」と思い込んでいた事が、実は「常識」では無かったというケースはしばしば在りますね。社会人になって早い段階で覚えた「暑気払い」という儀式故、学生時代の友達と夏に飲む際には、「そろそろ、暑気払いでもしますか?」といった感じで普通に使っていました。でも、(まめ)たぬき様が御存知無かったという事は、「物凄く一般的という呼称では無いんだなあ。」という思いが。
シエスタ・・・何とも心地良さを感じさせる言葉ですね。