ライオンズの裏金問題に関する調査委員会の中間報告が4日に発表されたが、その内容が更なる衝撃を呼んでいる。過去に裏金を受けていたアマチュア選手2名の存在が先月明らかとなったが、2005年6月20日に「倫理行動宣言」が打ち出される以前、別のアマチュア選手5人に対して計6,160万円の裏金が渡っていた事が判明。又、アマチュア関係者延べ170人に対し、この27年間で約1億3,500万円が、そして実行委員会の申し合わせ事項で在る最高標準額(契約金1億円等。)を15選手が計11億9,000万円も上回っていた等、約14億円の裏金の存在が公表された。アマチュア側の指導者から公然と裏金を要求されたケース”も”在ったとの事で、要はプロもアマも裏金に関しては長期に渡ってズブズブの関係だった訳だ。
この報告を受けてアマ側からは、「アマチュア関係者全てが、裏金を貰っている様な印象を与える報告書だ!」という批判の声が上がり、又、ジャイアンツの滝鼻卓雄オーナーは「ライオンズ・スカウトの『他球団も裏金を渡しているから、うちもやった。』という言い分を報告書にそのまま載せるのはアンフェアだ。2004年の問題(”一場事件”)の時、うちは他球団の事は知っていても、一切言わなかった。」と怒りを滲ませた。
ライオンズという一球団及びアマ側の一部を対象とした調査報告なのだから、それによってアマ&プロ全体も100%同じ状態と断じてしまうのは問題だとは思う。しかし同時に、ライオンズとアマ側の一部だけの”澱み”としてしまうのも非常に無理が在り、「他は知らんが、うちは無関係なので良い迷惑だ!」といった論調は全く以って方向違いと言わざるを得ない。勿論、「ジャイアンツが一から十迄全て悪い!」という”極論”も同じだ。
プロ&アマを問わず、野球界が今為す可き事は徹底的に真相究明に当たる事。20年も30年も遡って調査するというのは極めて不毛な事と思われるので、例えば過去10年間に限って各チームの裏金状況を包み隠さず調査&報告させるのは如何か?決まりをしっかり遵守した者が馬鹿を見て、そうで無い者が甘い汁を吸ったままで逃げ通すというのは、もう好い加減止めにして欲しい。
先の2選手の様に実名を挙げて晒し者にするのが良い事とは思えないので、裏金を貰った選手や関係者に対して各球団が返金を求め、それに応じなければ実名公表已む無しという事にする。そして返金された裏金をNPBに一括管理させ、才能が在りながらも金銭的な理由から野球を断念せざるを得ない様な選手達に奨学金として貸与。各チームにとって一度は”失った金銭”なのだし、野球界発展の為のドネーションと考えれば良い。まあ現実問題、表に出せなかった金銭故に、奨学金としてプールするというのは法律面で難しい部分は在ろうが、「不当に得た金銭は返却させ、且つそれを効果的に活用する。」という方向性を”カワウソみたいな顔をしたコミッショナー代行”には打ち出して貰いたい。
この報告を受けてアマ側からは、「アマチュア関係者全てが、裏金を貰っている様な印象を与える報告書だ!」という批判の声が上がり、又、ジャイアンツの滝鼻卓雄オーナーは「ライオンズ・スカウトの『他球団も裏金を渡しているから、うちもやった。』という言い分を報告書にそのまま載せるのはアンフェアだ。2004年の問題(”一場事件”)の時、うちは他球団の事は知っていても、一切言わなかった。」と怒りを滲ませた。
ライオンズという一球団及びアマ側の一部を対象とした調査報告なのだから、それによってアマ&プロ全体も100%同じ状態と断じてしまうのは問題だとは思う。しかし同時に、ライオンズとアマ側の一部だけの”澱み”としてしまうのも非常に無理が在り、「他は知らんが、うちは無関係なので良い迷惑だ!」といった論調は全く以って方向違いと言わざるを得ない。勿論、「ジャイアンツが一から十迄全て悪い!」という”極論”も同じだ。
プロ&アマを問わず、野球界が今為す可き事は徹底的に真相究明に当たる事。20年も30年も遡って調査するというのは極めて不毛な事と思われるので、例えば過去10年間に限って各チームの裏金状況を包み隠さず調査&報告させるのは如何か?決まりをしっかり遵守した者が馬鹿を見て、そうで無い者が甘い汁を吸ったままで逃げ通すというのは、もう好い加減止めにして欲しい。
先の2選手の様に実名を挙げて晒し者にするのが良い事とは思えないので、裏金を貰った選手や関係者に対して各球団が返金を求め、それに応じなければ実名公表已む無しという事にする。そして返金された裏金をNPBに一括管理させ、才能が在りながらも金銭的な理由から野球を断念せざるを得ない様な選手達に奨学金として貸与。各チームにとって一度は”失った金銭”なのだし、野球界発展の為のドネーションと考えれば良い。まあ現実問題、表に出せなかった金銭故に、奨学金としてプールするというのは法律面で難しい部分は在ろうが、「不当に得た金銭は返却させ、且つそれを効果的に活用する。」という方向性を”カワウソみたいな顔をしたコミッショナー代行”には打ち出して貰いたい。
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いやあ、壮大な費用ですね。(棒読み)
プロのことをアマチュア球界は批判できませんね。
>アマチュア関係者延べ170人
かなりたかり体質が蔓延してますな。指導者の名の下に教え子の進路に過剰に関与することがエスカレートするとこうなるという典型です。他のブログで見たのですが、この際アマチュア選手個人でライセンスを持った代理人と契約できるようにしたらどうかという意見がありました。そうすれば指導者、アマチュアの監督の過剰な関与が防げるし、裏金が代理人とへの手数料として裏金ではなくなるのではないかという主旨でした。もちろん、契約金の今以上に高騰するというマイナス面の可能性もありますが・・一考に値すると思いますね。実際変な指導者が介在するよりアーン・テレムやスコット・ボラス級の代理人に任せたほうがある意味選手にとってベターな進路を選択できるように思います。
追記
カワウソみたいな顔をしたコミッショナー代行にはまず最初にご退場していただくべきでしょうね。言ってることはともかくやっていることが伴っていませんからね。
野球強豪校の監督の中には、あからさまにブローカーとして裏金を要求する輩も居ると聞きます。教え子を食い物にしているトンデモ恩師を介在させる位ならば、然る可きライセンスを持った代理人を入れた方がシステム的にはスッキリするのかもしれませんね。唯、アマチュアの世界に迄そういったビジネスライクなものが入り込んでしまうのもどうなのかなあという気も。
根来衆の末裔なるあの爺さん、此処に到っても何もしない様だったら、本当に腐れとしか言い様が無いですね(苦笑)。
もう随分昔の話になりますがアフリカの地を旅した際、同行した友人が土産物として槍を購入致しました。槍と言っても剣先が丸められ、全長1m弱程で3分割出来る組み立て式の代物。友人は3分割した状態で、それをトランクに入れて出国しようとしたのですが、X線検査で見事引っ掛かってしまいました。係官に「これは土産物だから。」と散々説明した挙句、”チップ”を要求されたとの事で日本円で千円程を握らせて、その場を切り抜けたと。
しかしトランジットする為に降り立った空港で又もや引っ掛かり、同様に千円程を支払う事となった彼は「大体、千円位で買った土産物の槍を持ち帰るのに、ほぼ同額のチップを払わなければならないとは・・・。」と散々機内で愚痴っておりました。
話はこれで終わらず、成田空港の入国チェックでも槍が引っ掛かり、「どうしても日本に持ち込みたい場合は、一定の長さ以下でないと銃刀法違反となる。従って槍を指定長さ以下になる様にぶった切るがOKか?」と言われ、泣く泣くそれを承諾したという顛末(笑)。
向こうからチップを要求されたとはいうものの、応じた事に少なからずの後ろめたさが残ったと彼も言っていたのを思い出します。