蒸し蒸しとした日が続いているが、「今からこんなに暑いのならば、67月&8月はどれだけ暑くなるのだろうか?」とウンザリしてしまう。元々「寒さ」よりも「暑さ」の方が耐えられない質故、涼しい季節の到来が待ち遠しい。
夏と言えば、「夏を感じる音」というのも昔と今とでは変わって来た面が在る。昔は風鈴の音が聞こえて来ると「夏だなあ。」と感じたものだが、一寸した音にも「騒音だ!」との苦情が出兼ねない近年では、夏に風鈴の音を耳にする事も少なくなった。その一方で、昔と変わらずに今も「夏を感じる音」というのも在る。「茹だる様な暑さの中、「ミーンミーンミンミーン♪」と鳴き続ける蝉の声。」や「TV等から聞こえて来る高校野球の実況中継。(「カキーン!」という金属バットでの打球音を耳にすると、余計にそれを感じる。)」、「夏の半ばから終りにかけて、風に乗って聞こえて来る盆踊りの音楽。」等々。「中年以上の人間には思い浮かばない、若い世代だけが思い浮かべる『夏を感じる音』というのも在るのだろうか?」と、この記事を書き乍ら思ったりも。
閑話休題。
来月行われる参院選を前に、各政党がのマニフェストを発表している。興味深いのは民主党や自民党等、幾つかの党が「消費税引き上げの検討」を打ち出している事。一昔前ならば「選挙前に増税を口にするのはタブー。そんな事を口にしたら、選挙に勝てないから。」というのが“常識”だったのだが、各種世論調査で消費税の引き上げを容認する人が増えた事が大きく影響しているのだろう。「有権者にとって心地良い事ばかりを口にするのでは無く、時にはその耳に痛い事を言う必要も在るのでは?」と思って来たので、“常識破り”自体は決して悪い事では無い。
唯、留意しなければいけない点が在る。「消費税引き上げを容認している人の“全て”が、盲目的に容認している訳では無いのではないか?」というのを、為政者は理解しなければならないだろう。世論調査で「消費税の引き上げの是非」に付いて問うた時、その設問は「消費税の引き上げに関して、貴方はどう思いますか?」として、その選択肢は「賛成」、「どちらかと言えば賛成」、「どちらとも言えない。」、「どちらかと言えば反対」、「反対」というのが一般的と考える。そうなると個々の“深い考え”というのが、回答からは見え難い。「賛成」又は「どちらかと言えば賛成」を選んだ人を例に取ると、その中には「天下り組織等、各種の無駄を徹底的に省いた上で、それでも財政が厳しいので在れば、消費税の引き上げは止むを得ない。」、「消費税を引き上げるにしても、全て一律に引き上げるのでは無く、生活必需品とそうで無い物の消費税税率を分けて欲しい。」といった考えが結構在るのではないだろうか。「各種の無駄を徹底的に省く」という中には、「『隗より始めよ』で、政治家の定数削減を行うべき。」と考えている人も少なくないと思う。これは国会議員だけで無く、地方議員も同様にだ。
上で「『消費税引き上げを容認している人の“全て”が、盲目的に容認している訳では無いのではないか?』というのを、為政者は理解しなければならないだろう。」と記したけれど、国会議員の多くはそれを理解している筈だ。でも、理解した上で「自身に不都合な事は一切見えないし、聞こえもしない。」と素っ恍け、「世論調査で消費税引き上げ容認派が多くなっている。」という点だけをいいとこどり様にも感じられる。そういった素っ恍けを、国民は看過してはならない。
以前にも書いたけれど、無駄を徹底的に省いた所で、消費税を引き上げなければ財政は立ち行かないで在ろう事は自分も判っている。けれど引き上げるからには、無駄を徹底的に省いてからではないと、納得が行かない国民も少なくないのではないだろうか。
夏と言えば、「夏を感じる音」というのも昔と今とでは変わって来た面が在る。昔は風鈴の音が聞こえて来ると「夏だなあ。」と感じたものだが、一寸した音にも「騒音だ!」との苦情が出兼ねない近年では、夏に風鈴の音を耳にする事も少なくなった。その一方で、昔と変わらずに今も「夏を感じる音」というのも在る。「茹だる様な暑さの中、「ミーンミーンミンミーン♪」と鳴き続ける蝉の声。」や「TV等から聞こえて来る高校野球の実況中継。(「カキーン!」という金属バットでの打球音を耳にすると、余計にそれを感じる。)」、「夏の半ばから終りにかけて、風に乗って聞こえて来る盆踊りの音楽。」等々。「中年以上の人間には思い浮かばない、若い世代だけが思い浮かべる『夏を感じる音』というのも在るのだろうか?」と、この記事を書き乍ら思ったりも。
閑話休題。
来月行われる参院選を前に、各政党がのマニフェストを発表している。興味深いのは民主党や自民党等、幾つかの党が「消費税引き上げの検討」を打ち出している事。一昔前ならば「選挙前に増税を口にするのはタブー。そんな事を口にしたら、選挙に勝てないから。」というのが“常識”だったのだが、各種世論調査で消費税の引き上げを容認する人が増えた事が大きく影響しているのだろう。「有権者にとって心地良い事ばかりを口にするのでは無く、時にはその耳に痛い事を言う必要も在るのでは?」と思って来たので、“常識破り”自体は決して悪い事では無い。
唯、留意しなければいけない点が在る。「消費税引き上げを容認している人の“全て”が、盲目的に容認している訳では無いのではないか?」というのを、為政者は理解しなければならないだろう。世論調査で「消費税の引き上げの是非」に付いて問うた時、その設問は「消費税の引き上げに関して、貴方はどう思いますか?」として、その選択肢は「賛成」、「どちらかと言えば賛成」、「どちらとも言えない。」、「どちらかと言えば反対」、「反対」というのが一般的と考える。そうなると個々の“深い考え”というのが、回答からは見え難い。「賛成」又は「どちらかと言えば賛成」を選んだ人を例に取ると、その中には「天下り組織等、各種の無駄を徹底的に省いた上で、それでも財政が厳しいので在れば、消費税の引き上げは止むを得ない。」、「消費税を引き上げるにしても、全て一律に引き上げるのでは無く、生活必需品とそうで無い物の消費税税率を分けて欲しい。」といった考えが結構在るのではないだろうか。「各種の無駄を徹底的に省く」という中には、「『隗より始めよ』で、政治家の定数削減を行うべき。」と考えている人も少なくないと思う。これは国会議員だけで無く、地方議員も同様にだ。
上で「『消費税引き上げを容認している人の“全て”が、盲目的に容認している訳では無いのではないか?』というのを、為政者は理解しなければならないだろう。」と記したけれど、国会議員の多くはそれを理解している筈だ。でも、理解した上で「自身に不都合な事は一切見えないし、聞こえもしない。」と素っ恍け、「世論調査で消費税引き上げ容認派が多くなっている。」という点だけをいいとこどり様にも感じられる。そういった素っ恍けを、国民は看過してはならない。
以前にも書いたけれど、無駄を徹底的に省いた所で、消費税を引き上げなければ財政は立ち行かないで在ろう事は自分も判っている。けれど引き上げるからには、無駄を徹底的に省いてからではないと、納得が行かない国民も少なくないのではないだろうか。
余程達観している人で無い限り、普通は税金を多く払う事をウエルカムと感じる人は居ないでしょうし、仰る様に消費税引き上げに賛成としている人の多くは「消極的賛成者」だと自分も思います。「朝日新聞が6月19、20の両日実施した全国世論調査(電話)」が発表されましたが、菅内閣の支持率は前回の59%(6月12、13日の両日に調査)から下落したというのもその表れではないかと。「消極的に賛成はしていたけれど、それを『積極的賛成』で在るかの様に捉え、「単に引き上げれば良い。」といった感じなのは不快。」と思う人が多かったのでしょうね。
これは以前にも書いたのだけれど、日本は政治に限らず「死者に鞭打たないのを美徳と考える。」国民性を有している様に感じます。汚職事件が発覚した際、疑惑の最中に居る人間(大概は下っ端。)が自殺すると、「死者に鞭打つのは非礼。」とばかりに、其処で全てを終わらしてしまう。だから、同じ様な汚職事件が続く。
財政が此処迄悪化した原因の中には医療費の増加等、国民の為に必要不可欠な要素による物も在ったとは思うけれど、政治家や官僚達の私腹を肥やす為に訳の判らない用途で費やされた要素も結構多かったのではないか?ハムぞー様が書かれている様に、「何故この様な財政状況に陥ったのか?どうすれば今後、問題無く遣って行けるのか?」等を、政治家達は真剣に説明しなければいけないでしょうね。
積極的賛成をする人がいるはずは有りません。
フツーに考えて、「消極的賛成」です。
賛成といっても「このままでは財政が持たない、それならしゃあない」
まさに、渋々同意ところでしょう。
たとえばこのご時勢、夫が妻に
「小遣い増やしてくれ。赤字だから」と言って
喜んで増やしてくれる妻はいないでしょう。
フツーは「NO」の一言。
話がわかる妻だとしても
「何に使うのか」「赤字なら、何で赤字なのか」「いまの金額で収まらないのか」
散々説明を求められるでしょう。
私個人は
「この現状では税率引き上げを「検討」せざるを得ないだろう。しかし負担を国民に押し付ける以上、「何故このような財政状況になったのか。どうすれば今後やっていけるのか」を説明してほしい、と思います。
どうも日本の政治は「過去の行動」を次の行動の反省に生かしていないのが気になります。
そうでないと、同じことの繰り返しになるかもしれませんから・・