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「迷惑メール、犬鬼寺って?」(1月14日、日刊テラフォー)
彼の手此の手で届く迷惑メールだが、一昔前で言えば不幸の手紙と言う様な迷惑メールが話題となっている。
(以下、内容抜粋)
「深刻な状況です、最後まで必ず読んでください。これからあなたに不幸が起きます。夜中に誰かがあなたを訪れてきてもドアを決して開けてはいけません。執拗に窓やドアをノックをされても決してその姿を見てはいけません。もしあなたが、まだ家に帰っていないのであれば、何度も後ろを確認し、誰もいないことを確認してから帰ってください。家に着いたら玄関のポストを確認してください。切手も宛名もない手紙が届いていても見てはいけません。そしてドア開け、家に入る時、背後には十分注意してください。家の出入りは最も危険です。家に入ったらすぐに玄関のカギを閉めて下さい。部屋に入ったら、クローゼットの中を用心深く確認してください。出てった時と変わりはありませんか?カーテンがあいてたらすぐに閉めてください。お風呂に入っている時、天井から視線を感じたら、すぐにシャワーを止め風呂場から避難してください。布団に入る前は、玄関、ベランダを注意深く確認してください。なにがあっても決して恐れてはいけません。携帯電話は枕元に置いてください。なにかあった時にすぐに助けを求められるように。。。23時以降に外へは出ないでください。たとえ近くでも。。。
暗闇に紛れ狙っています。暗闇と雨には十分気をつけてください。あなたを悲劇から守るには犬鬼寺の助けが必要です。犬鬼寺へすぐに向かってください。場所は緯度35度39分30.992秒(35.658609)、経度139度44分43.609秒(139.745447)から西へ約1.9キロ。『犬鬼寺』に急いでいきなさい。必要があればまたご連絡致します。 神宮一」
此の「犬鬼寺」という名前の寺社は実在しない。緯度と経度から、東京タワー近辺を指している様だ。有志の調べによると、此処より西約1.9キロに在る寺社は大宝寺、長傳寺、賢崇寺、善福寺、眞福寺ではないかという指摘も在る。寺社で無ければ直線距離には丁度六本木ヒルズが在る。
アドレスはYahooやvodafone等バラバラ。大量送信した後にメール・アドレスは直ぐに消去しているのか、返信してもエラーになる様だ。愉快犯で在る可能性が高いが、皆其れ其れ推測を楽しんでいる様子。さて、真実は如何に?
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一時は余り来なくなったが、半年位前から増えて来たスパム(メール)。エロ・サイトへの導入や詐欺を目的にした物が相変わらず少なく無く、「父が亡くなり、莫大な遺産を相続しました。私には不必要なので、メールを下さった方全てに2千万円ずつ御配りしたいと思います。メール下さい。」なんていう内容のメールには、「そんな上手い話在る訳無いのに、騙される奴が居るの!?」と笑ってしまう。でも、そういった趣旨のメールが何通も届くのだから、実際に騙されて返信してしまう人も居るのだろう。
冒頭で紹介した「犬鬼寺(「けんきじ」と読むのだろうか?)」に触れたメール、自分には届いていないし、話題になっているのも全く知らなかった。昨日、或るインターネット放送配信者が「此のメールを元に、指定された場所の近辺を探索している様子。」(動画1、動画2)を目にして、「そんな事が在ったんだ。」と初めて知った次第。
結局、当該しそうな場所は見付からなかった(「桜田神社ではないか?」とする意見が多い様だけれど。)のだが、何を目的にしたスパムなのだろうか?九分九厘愉快犯だとは思うが、それにしても可成り多くの人間に送信されている様なので、組織的な愉快犯なのか?
「犬」に「鬼」となると、個人的には「桃太郎」の話が思い浮かぶ。主要なキャラクターで言えば「桃太郎」と「猿」、そして「雉(鳥)」が「犬鬼寺」という名前からは抜け落ちている。(「犬鬼寺」を「いぬきじ」と読むので在れば、「犬」と「雉」が入っており、抜け落ちているのは「桃太郎」と「猿」という事になるが。)其れが、何かを意味しているのか?それとも、全く無関係なのか?
3年前に「謎のビニール紐が虎ノ門界隈でも発見!?」という記事を書いた様に、自分は此の手の怪しげな話が“ネタとして”結構好き。人様に迷惑が掛かる事で無いので在れば、続報が気になる話では在る。