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太陽フレア:太陽に於ける爆発現象。太陽系で最大の爆発現象で、小規模な物は1日3回程起きている。
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学生の頃はそんなに関心が無かったけれど、社会人になって以降、特に40代を過ぎた辺りから、“宇宙”という物に関心が向かう様になった。馬齢を重ねれば重ねる程、「雄大な自然の前にすると、人間の存在の小ささを痛感させられる。」事が増え、自然に対する関心が増すのだと思う。
大好きなブログの1つ「悠々遊きまぐれ写真館」では、専ら宇宙に関する記事がアップされ、太陽フレアに関する物も、過去に少なからず存在する。其の太陽フレアに関し、気になる報道がされた。
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「スマホが2週間通信障害? 総務省、太陽フレアの最悪被害想定を公表」(4月26日、朝日新聞)
太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」によって、携帯電話や防災無線が2週間程、断続的に使えなくなる恐れが在る。そんな最悪の被害想定を、総務省が初めて纏め、26日に公表した。此れ迄大きな被害に繋がった事例も在り、対策を向上させ様と検討を進めている。
太陽フレア等で宇宙空間に大きな変動が起きると、通信や電力網に影響が出る。2017年にはフランスの民間航空機の無線が約90分間途切れた他、今年2月にも、イーロン・マスク氏率いる 宇宙事業会社「スペースX」が打ち上げた衛星が40基消失する等、各地で被害が出ている。
今回示された最悪の想定は、100年に1回程度の極端な現象が起きた時の被害だ。携帯電話や防災無線等が2週間程、昼間に断続的に使えなくなる他、「衛星の測定が止まる事で、位置情報の誤差が数十m生じる。」といった影響が出ると言う。更に、「変圧器が損傷し、電力供給が滞る可能性が在る。」とした。
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実は今回の報道、自分は29日付けの東京新聞[朝刊]で知った。此の報道によると、今回公表されたのは「総務省の有識者会議」が纏めた物。有識者会議のメンバーで在る情報通信研究機構(NICT)の津川卓也・宇宙環境研究室長は、「太陽フレアが発生した事は直ぐに判るが、予測は中々難しい。」語っている。
太陽フレアは、「太陽表面の黒点で、磁場のエネルギーが蓄積され、其のエネルギーが放出されて起きる。」と考えられている。爆発で強力なX線や紫外線、電気を帯びた粒子(プラズマ)が宇宙空間に飛び出し、地球の電離圏(大気中の電波を反射する領域)が乱れ、地球上にも通信障害を齎す。オーロラの発生要因としても知られている。
今回の発表は、飽く迄も“最悪規模の太陽フレアが発生した場合”という想定が基になっているけれど(「100年に1回程度の極端な現象が起きた時」という想定だが、此の「100年に1回程度」というのが100年後の可能性も在れば、極端な事を言えば、今日の可能性だって在るのだ。)、「太陽フレア発生後、電磁波は僅か8分で1.5億km離れた地球に到達し、電離圏に影響を与える。次に、高エネルギー粒子が30分から2日で到達する。太陽のガスも2日から3日後には届く。衛星障害が起き、宇宙飛行士、北極や南極航路のパイロットは、通常より高い被曝線量を受ける。」としている。又、「対策を講じていない電力系統では、誤作動が発生し、広域停電が発生する可能性も在る。」とも。
最悪規模の太陽フレアが発生した場合に対する“抜本的な対策”は御偉いさんに考えて貰うしか無いが、我々一般人が出来る事として、「災害時には公衆電話が強みを発揮して来たので、テレホンカードを用意しておいたり(現在でも売られているらしい。)、停電した時の為に発電蓄電池を備えておく等が、或る程度の対策になる。」と、危機管理コンサルタントの田中辰巳氏は語っておられる。
「人類が『電気』を手にする以前なら、どんな大規模なフレアが起きてい様が、人の暮らしに略影響は無かったのでしょうが」というのは、確かにそうですね。利便性を求め過ぎる余り、新たなデメリットを引き込んでしまうというのは結構見受けられる事ですが、こういう形でというのは・・・。
地震もそうですが、「自然というのは何時、牙を剥いて来るか判らない。」物で、色々考えさせられるニュースでした。
記事中に名前を挙げていただきありがとうございます。
このニュース、私の目にした内容では3年後ぐらいに2週間ほど障害が続くような大規模のものが起きそうだとか。
今年から来年前半ぐらいまでが極大期だと、私は予想しているので3年後というのはちょっと?
人類が「電気」を手にする以前なら、どんな大規模なフレアが起きていようが、人の暮らしにほぼ影響はなかったのでしょうが、便利なものを手にしたおかげで負の面も享受せざるを得なくなったわけですね。
3月、4月にも大規模なフレアが何度か起きていたようですが(天気が悪かったり時間が合わず、写真に撮れていません)、地球の方向に向かって影響の出る場所ではなかったのは幸いでした。