ば○こう○ちの納得いかないコーナー

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宇宙から遣って来た!?

2017年05月23日 | 時事ネタ関連

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「<細菌宇宙空間で生き延びる・・・ISSで1年間実験」(5月23日、毎日新聞

 

真空の宇宙空間で強い紫外線放射線に1年間晒されても生き延びる細菌が居る事が、国際宇宙ステーション(ISS)での山岸明彦東京薬科大教授生物学)等の実験で判った。の状態なら、生存率がより高まると言う。千葉市で開かれている日本地球惑星科学連合大会で24日に発表する。

 

地球の最初の生命は、地球で誕生したとする説と、他の天体から遣って来たとする説が在る。山岸教授らは2015~2016年、生物が宇宙空間を移動出来るかどうかを複数の実験で検証する「たんぽぽ計画」を、地上約400kmを飛行するISSで実施した。

 

たんぽぽ計画の一環で、「世界で最も放射線に強い細菌」として知られる「デイノコッカス・ラディオデュランスなど4種類の細菌を「バイオフィルム」と呼ばれる塊にして、アルミ・パネル(縦10cm、横10cm、幅2cm)3枚に開けられた直径1.5mmの穴の中に入れ、2015年5月からISSの外壁に設置して、宇宙空間に晒した。3枚の内1枚を約1年後に取り外し、地球に持ち帰って調べた所、4種類の内3種類が生きていた

 

此れ微生物は紫外線を遮断すれば宇宙空間でも生きて行ける事が欧州宇宙機関の実験で判っていた。今回は紫外線を遮らなくても、細菌の塊の厚さが0.5mm以上在れば、「デイノコッカス・ラディオデュランス」で約10%、他の2種類でも5~10%生き残ったと言う。

 

山岸教授は「此れ迄、隕石の中に入った状態なら、宇宙から地球に生物が移動出来ると考えられて来たが、隕石の中でなくても、塊の状態なら移動出来る事が判った。「宇宙から最初の生命が来た。」という説の裏付けの一つになる。」と話している。

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ウルトラマン自身もそうだが、ウルトラ・シリーズでは“宇宙から飛来する生命体”が次々と登場した。そういう事も在り、自分の中では「地球の最初の生命は、他の天体から遣って来た。」というイメージが在る。

 

デイノコッカス・ラディオデュランスに付いて「世界で最も放射線に強い細菌」と記されているが、強いのは放射線だけでは無く、「高温や低温、乾燥、低圧力等に対して異常に強い細菌。」としても知られている。

 

今回の実験で「細菌の塊の厚さが0.5mm以上で在れば、紫外線を遮らなくても、宇宙から生きた状態で地球に遣って来られる可能性が判った。」というのは大きな発見だが、でも、デイノコッカス・ラディオデュランスですら、1年後の生存率が約10%に過ぎないというのだから、相当過酷な状況なのは確か。数年単位で飛来という事になれば、生存率はもっと低くなるだろうから。


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