2026年に放送される大河ドラマの概要が、昨日発表された。「豊臣秀長の生涯を描く作品で、タイトルは『豊臣兄弟!』。主人公の豊臣秀長を演じるのは仲野太賀氏。」との事。
豊臣秀長は豊臣秀吉の異父弟で、豊臣政権に於て内外の政務及び軍事面で活躍を見せ、天下統一に大きく貢献した人物。52歳の若さで病死したが、「若し秀長が長生きしていたならば、豊臣の世が2代終わる事無く、天下は安泰だったろう。」と言われる。其れだけ有能で、人としても優れていたとも。
そんな人物を描くのだから「豊臣兄弟!」に興味が無くは無いのだけれど、セットで扱われる豊臣秀吉が、大河ドラマでは“主人公としてだけでも”2回取り上げられているし、“脇役として”だと数え切れない程で、「もう御腹一杯。」という感が在る。其の点が、個人的には気になる所だ。
大河ドラマは、「豊臣兄弟!」が第65作品目。「大河ドラマ全65作品で舞台となった時代」(「『江戸時代』の中でも、末期は『幕末』と別に分けている。」事や「主人公が生きた時代が複数に跨がっている場合、最も活躍したと“自分”が判断した時代を選択している。」事を御了承戴きたい。)は、次の通り。
******************************************************
「大河ドラマ全65作品で舞台となった時代」
1位: 戦国時代(15回)
2位: 幕末(14回)
3位: 江戸時代(12回)
4位: 安土桃山時代/平安時代(各7回)
6位: 鎌倉時代(4回)
7位: 明治&大正(3回)
8位: 昭和(2回)
9位: 室町時代(1回)
******************************************************
「奈良時代以前は、舞台となっていない。」というのが大河ドラマの“習い”だが、第65作でも変わらなかった事になる。
大河ドラマ全65作品の主人公全69人の内、架空の人物は9人(約13.04%)。そして、実在の人物は次の60人(約86.96%)。(複数回主人公になっている場合は、人名の後に[ ]内で回数を記している。)
******************************************************
「大河ドラマ全65作品の主人公の内で実在の人物」
・井伊直弼
・大石内蔵助[3回]
・豊臣秀吉[2回]
・源義経[2回]
・坂本龍馬[2回]
・上杉謙信
・原田甲斐
・柳生宗矩
・平清盛[2回]
・斎藤道三
・織田信長[2回]
・勝海舟
・柳沢吉保
・平将門
・大村益次郎
・呂宋助左衛門
・源頼朝
・北条政子
・ねね(高台院)
・徳川家康[3回]
・川上貞奴
・伊達政宗
・武田信玄
・春日局(おふく)
・西郷隆盛[2回]
・大久保利通
・足利尊氏
・藤原経清
・藤原清衡
・藤原泰衡
・日野富子
・徳川吉宗
・毛利元就
・徳川慶喜
・徳川秀忠
・徳川家光
・北条時宗
・前田利家
・まつ(芳春院)
・宮本武蔵
・近藤勇
・千代(見性院)
・山内一豊
・山本勘助
・天璋院(篤姫)
・直江兼続
・江(崇源院)
・新島八重
・黒田官兵衛
・杉文
・真田信繁(幸村)
・井伊直虎
・金栗四三氏
・田畑政治氏
・明智光秀
・渋沢栄一氏
・北条義時
・紫式部
・蔦屋重三郎
・豊臣秀長
******************************************************
最後に「大河ドラマ全65作品の主人公(全69人)の性別」に付いてだが、「男性:50人(約72.46%)、女性:19人(約27.54%)」となっている。