ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

試し書き

2017年11月30日 | 其の他

小学校低学年の時、給食の時に出される牛乳瓶を集めている同級生がた。斯様に、他人にとってはとしか思えない物でも、或る人にとっては“御宝”という事が在ったりする。

 

今朝のTV番組に、“試し書き収集家”という人が出ていた。文房具店(又は文房具コーナー)にはペン類の試し書きをする紙が置かれているけれど、彼の(試し書きされた)紙を集めているそうで、収集した枚数は内外を合わせて約4万枚。途中から見たのだけれど、海外で目にした試し書き上のイラストが余りに可愛かったので、以降、収集する事になったそうだ。

 

「試し書きからは、色々な事が見えて来る。」と収集者。「STAP細胞はあります」という試し書きに対し、「ねーよ」という“リプライ”がされたり、「STAP」という文字に反応して「SMAP大好き」という書き込みがされていたり、「便秘に良い薬教えて下さい」に「コーラックが良いですよ」というリプライが在ったりと、試し書き者間の遣り取りケースも少なく無いとか。

 

又、「『を踏んではいけません』と書き込んだ上で、『縁』の上に態々『ふち』と振り仮名を振っている。」等、「自分は、『縁』を『ふち』とちゃんと読めるんですよ。『畳の縁を踏んではいけない』という事を、自分はちゃんと判っているんですよ。」という自分の能力の高さをアピールしている様なケースも。

 

試し書きには、世相も反映される。例年、試し書きで「ハゲ」と記される事は多かったが、今年は「このハゲー!」というのが非常に多かったとか。

 

一番面白かったのは、「国内の試し書きで使われた有名人の名前ベスト3」だった。「画数が多かったり、『とめ、はね、はらい』が使用されている名前。」で試し書きしているケースが多いそうで・・・。

 

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「国内の試し書きで使われた有名人の名前ベスト3」

 

1位:グレート義太夫

2位:壇蜜さん

3位:剛力彩芽さん

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2位の壇蜜さん、「蜜」の字が「密」と誤記されているケースが多いとか。又、1位がグレート義太夫氏というのは非常に意外だったが、「片仮名漢字が入り混じった名前という事で、『字のバランスを見るのに良い。』という理由から、多くが試し書きで使っているのではないか。」と収集者は分析していた。


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4 コメント

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Unknown (悠々遊)
2017-11-30 14:56:43
牛乳瓶の蓋以外にも、マッチ箱や割りばしの袋など収集していた人が周りには結構いたように思います。
かくいう自分も使用済み切手を収集していたわけで、それらを総称して御美(ゴミ)収集と自虐的表現をしたりして(苦笑)。
しかし4万枚も収集し分類・分析までしていると、もうゴミの山というより宝の山ですね。
ちなみに私の試し書きは一番オーソドックスに、ぐるぐる渦巻です(笑)。
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>悠々遊様 (giants-55)
2017-11-30 19:12:41
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

マッチ箱、亡き父が収集していました。遺品を整理してた所、押し入れの奥から大きなスチール缶が幾つか見付かり、其の中にごっそり入っていたのですが、1つ1つ内部を突板(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AA%81%E6%9D%BF)で補強してあり、可成り大事にしていた様。捨てるに捨てられず、今でも保管しています。

4万枚の試し書き、本当に膨大な数です。毎日10枚収集したとしても、4万枚集めるには約11年掛かる。好きじゃないと、出来ない事です。

此の記事に追記したのですが、試し書きにも世相が反映される様で、例年、「ハゲ」としるされる事は多かったのですが、今年は「このハゲー!」が非常に多かったとか。

自分の試し書きも、矢張り渦巻が殆ど。悪筆故、人様の目が触れる場所に字を記すなんて出来ません。
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Unknown ()
2017-11-30 19:20:45
これは大人となってから、価値が分かる収集物でしょう。習字のように美麗字句を求められるわけでもなく世相や人気を反映しているもので、こういう草の根から、流行語が決められるのも面白い事だと思います。流行語は、年度が替われば、忘れ去られるものではなく、心に残っているものが選ばれるべきだと思います。

無料であるもの、がらくたが価値を持つのは、数の力によるもので、本来の物量というのは、個々では勝負出来ないものが、多数派を作る事によって、価値を得るものだと思います。よもや、取引の対象となる事は無いし、持ち主にも手放す気はないのでしょうが、末永く愛し、趣味を続けてもらいたいと思います。
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>隆様 (giants-55)
2017-12-01 00:16:11
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

「価値」という概念も色々あ在り、自分の様な俗人だと、どうしても「資産価値」という部分に重きを置いてしまい勝ち。「此の切手、将来的に高くなりそう。」とか「宝籤の外れ券、今は無価値だけれど、若しかしたら高値を付ける様になるかも。」といった欲深さが収集に出てしまったりするけれど、試し書きの収集なんていうのは「好奇心充足価値」とでも言いましょうか、非常にピュアな思いからの収集という類いでしょうね。

件の収集者、試し書きに関心を持つ事になった「海外で入手したイラスト入りの試し書き」を、猫砂の上に置いて保管されていました。個人的には「そういう効果無いんじゃないかなあ?除湿剤の入った箱で保管した方が良い様に思うけれど。」と感じたけれど、当人曰く「此れだと劣化しないので。」と説明していました。
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