ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

ズバリ聞きます!(50)

2014年05月29日 | 「ズバリ聞きます!」

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自民の『プロ野球16球団構想』、夢の実現は」(5月27日、ロイター

 

 「『アイディアとしては面白いな。』という位で、政府強引舵を切る事でも無いと思う。」。自民党が地域活性化策として「プロ野球16球団構想」を提言している事に関連し、「政府として検討対象になるか?」との質問に、甘利明経済再生相は笑い乍ら、こう答えた。

 

自民党の日本経済再生本部(本部長:高市早苗政調会長)は先週纏めた「日本再生ヴィジョン」で、地域活性化の起爆剤の1つとして、プロ野球の球団数を12球団から16球団に拡大させ、4リーグ制とする「プロ野球16球団構想」を提案。市場で話題になっている。

 

27日の閣議後、会見で「16球団構想」に付いて尋ねられた甘利担当相は、メリットJリーグに見られる様な、地域振興策として、1つのアイディアだと思う。とする一方で、懸念は、自民党案では全体を16にして、4チームづつ4リーグにすると言う。1つのリーグのチーム数が余りに減ると、醍醐味が無くなる。と指摘。「リーグは、今の最低6チームを維持して貰いたい。」と野球談議に発展した。

 

続けて「そうすると24チームになり、サポーター賄い切れるかというのが課題だ。主力選手の年俸が皆、1,000万円以下なら夢が無くなる。」とも語り、「採算がと取れるか。子供達の夢の対象で在り続けるかも、大事だと思う。」と述べた。

 

成長戦略として政府の検討対象になるかとの質問には「まー、どうですかねえ。」と一呼吸置いて「アイディアのを越えない。」とし、「個人的には巨人ファン。又、優勝して貰いたい。」と締め括った。

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「チームを減らして、1リーグ制にする。」、「、チーム数を増やして、地域活性化に結び付けるべきだ。」、「現状の12チームをもっと盛り上げて行く事が、最優先課題ではないか?」等々、日本プロ野球のチーム数に関して、此れにも様々な主張がされて来た。

 

プロ野球に関して“先輩”のメジャー・リーグでは、総チーム数は「30チーム」人口アメリカが3.139億人に対し、日本は1.296億人(共に2012年時点。)で、人口比で考える(3.139÷1.296≒2.42⇒30÷2.42≒12.3)と、日本の「12チーム」は完璧に“適正という事になる。

 

古いデータで恐縮だが、2009年度はジャイアンツ、タイガース、カープを除いた9チームが、“実態としては”赤字経営だったと言う。何のチームも企業努力をしているだろうが、地上波での野球中継が大幅に減る等、プロ野球を取り巻く環境は厳しい物が在る。

 

チーム数を増やし、地域密着度を上げる事で、「私達のチームを盛り上げて行こう!」という風にはなるだろうが、果たして其れ何処迄広がるかは疑問。本当にチーム数を増やすので在れば、「放映権料を全てNPG一括管理&全チームに公平に分配する。」等の大胆なシステム変更が必要だろうが、放映権料自体が縮小化しているで在ろうし、「何もしなくても、全チームが同額を得られる。」となってしまうと、企業努力を怠る所も出て来そう。

 

チーム数を増やした結果、本来はプロレヴェルでは無い選手迄も受け容れ其の結果として球界全体のレヴェルが下がったとしたら、ファンは離れて行ってしまう事だろう。

 

甘利大臣が言っている様に、プロ野球チーム数云々、政府が主導してどうこうという話では無い。と自分も思う。私見で言えば、安直にチーム数を増やすのは反対だ。

 

其処で、皆様にズバリ聞きます!自民党が今回提言した『プロ野球16球団構想』を、皆様はどう思われますか?


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6 コメント

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はんたい (雫石鉄也)
2014-05-29 09:10:54
私は反対です。
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>雫石鉄也様 (giants-55)
2014-05-29 11:43:54
書き込み有難う御座いました。

プロ野球ファンは皆、球界の更なる発展を望んでいると思うんです。なので、“本当に”球界の発展に寄与するならば、多くのファンは賛成に回るのでしょうが、如何せん今回の構想は「チーム数を増やす。→地域振興に繋がる。」という安直な考えが感じられ、(自分もそうですが)雫石様も反対なのだと推察申し上げます。

最優先すべきは、現状のチームでもっと盛り上げて行く事で、チーム数増加は其れが出来た上での事ではないかと。
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条件付で賛成 (Kei)
2014-06-03 01:57:19
確かに、赤字球団が多く、採算が取れるチームが少ない現状を解決せずに単に数を増やしても、赤字累積で結局潰れる所が出て来る気がします。
しかし、現状のリーグ上位3チームでプレーオフを行う制度も問題ありすぎです。3位チームでも日本一になれる可能性があるというのはどう考えてもヘンです。
それでも、そんな欠陥がありながらも、プレーオフ自体は盛り上がってます。
どうしてもプレーオフをやりたいなら、やはり自民案のように、16球団に増やしてセ・パ各リーグ8球団、それをさらに東西4球団に分けて東地区、西地区とし、各地区ごとにペナントレースを行い、リーグ戦終了後に、東、西の優勝チームに2位で勝率の高かったチーム(ワイルドカード)を加えた計3チームでプレーオフをやり、それで優勝したチームがリーグを代表して日本シリーズに出られる、という制度にしてはどうでしょうか。

4球団では少ないという人もいるでしょうが、アメリカMLBでも東西中各地区リーグは5球団ですし、交流戦を随時入れれば問題ないと思います。
そして新設球団は、これまで球団がなかった地方、例えば四国、山陰、北陸、信州、等から選び、他球団も選手供出等でサポートしたり、地元チームとして盛り上げてゆくよう球界挙げて応援すればいいでしょう。この方式で、時間はかかったけれど、楽天イーグルスが成功してるので、決して不可能ではないと思います。
サッカーのJリーグも、J1は16チームあるし、やはり地元チームがあると地域振興にもなるでしょう。

ただし、絶対条件として、Jリーグの川渕チェアマンのように、野球を愛し、強力なリーダーシップとカリスマ性を持つコミッショナー(チェアマンと名前を変えてもいい)をトップに置き、全権を委任すべきです。現在のようなお飾りでは絶対ダメです。
この条件が満たされた場合に限り、16球団制に賛成です。
まあ、16球団制は別にしても、上に挙げたようなコミッショナー制度の改革は是非早急にやって欲しいですね。
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Unknown (マヌケ)
2014-06-03 12:39:10
ダルビッシュとマー君の試合ばかり見ております。 あと、時々岩隈が投げる時も。 上原が投げるのは最後の方なので、そこまで見ないことのが多いです。 日本のナイター中継は余計なしゃべりが多すぎて、いらいらします。 延々と実況しなくても映像を見ていればわかりますが、アナウンサーが無理やり個性を出そうとしているいやらしいしゃべりが多いような気がします。 結果、あまり見なくなりました。 観戦には年間で1,2回しか行きません。 息子が野球からテニスにチェンジした頃から野球にも関心を持たなくなりました。 リーグが拡大しても関心が薄れるような気がしますし、縮小すれば廃れるような気もします。 今のままでよいと思います。 熱いファンではない意見ですみません。
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>Kei様 (giants-55)
2014-06-03 13:39:27
書き込み有難う御座いました。

此の記事、クライマックス・シリーズの事にも触れ様かと思ったのですが、上手く纏まりそうに無いので止めた経緯が。ですので、Kei様が取り上げて下さり、在り難く思っております。

当ブログで何度か触れています様に。自分はクライマックス・シリーズに反対の立場です。消化ゲームが減る等のメリットは認めるものの、「日本一のチーム=1年間を“通して”最も強かったチーム」という思いが在り、Kei様も指摘されている様に「半分ものチームに、日本一の可能性が在る。」というのは、どうにも本来の趣旨と違う気がしてならないのです。考え方は人其れ其れでしょうが、「『1年を通して断トツの強さで優勝したチーム。』が日本シリーズに出場出来ず、『レギュラー・シーズンでは借金を背負っての3位に終わったチーム。』が結果として日本一になった。」としたら、自分の中では其のチームを日本一とはどうしても思えないのです。(後者のチームが、愛するジャイアンツで在ってもです。)

「そういう意味では、チーム数を増やすメリットは在るだろうな。」とは思ったし、ファイターズやゴールデンイーグルスの様に、地元密着を強める事で、新たな野球ファンの獲得に成功するケースも在る。

そういうメリットは在るとは思うのですが、今回の構想の根底には、「チーム数を増やしさえすれば、全てが上手く行く“筈”。」といった“安直さ”や“机上の空論”の様な物が感じられるんですよね。

1人のプロ野球ファンとして、球界が良い方向に向かってくれるので在れば、諸手を挙げて賛成したいのですが・・・。

コミッショナー制度の改革に付いては大賛成です。現状の様な“御飾り”で在っては駄目で、某氏の様な傍若無人なオーナーの言い成りになっている様では駄目。と言って、カリスマ性が在るとしても、公私混同をする様な人物も困る。
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>マヌケ様 (giants-55)
2014-06-03 13:48:48
書き込み有難う御座いました。

抑、メジャー中継を見る機会が少なかったのですが、松井秀喜選手が引退して以降は、意識して見る機会が減りました。

野球中継、昔(昭和50年代辺り迄)の再放送をCS等で見ると、今と比べて場内の応援が大人しいのに加え、アナウンサーや解説者の喋りが少ないのが新鮮です。最近のヴァラエティー番組では所謂“雛壇タレント”が無意味に多く、カメラが自身を捉えた瞬間、「えー、そんな事って在るの!?」とか「此れは最悪だわ。」等、「一々言わなくて、見てたら判るよ!」と言いたくなる様な、映像内容をなぞるだけのコメントを吐くケースが多い。「ウザい!」の一言なのですが、野球中継でもこういうのは多いですね。

「前畑頑張れ!頑張れ、頑張れ!」(https://www.youtube.com/watch?v=7GgWI1i5kj8)には心打たれる物が在るけれど、視聴者の目を露骨に意識した昨今の「絶叫応援スタイルの中継」には辟易としてしまう。
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