小学校3年の時の話。同じクラスに凄く背が高く、胸の大きい女子が居た。此の年頃の子は概して、男子よりも女子の方が、精神的にも肉体的にも大人びていたりするので、多くの男子には彼女の事が眩しく見えていたと思う。でも、何しろ幼稚な物だから、彼女の事を「おっぱい大きいなあ!」等とからかう男子が多く(自分もそんな1人だった。)、彼女は真っ赤になって怒っていたっけ。
又、此れは母の経験談だが、「中学1年の時、女子の健康診断になると、何故か服を脱ぐ場所でチェック担当をする男性教師が居た。」そうだ。女子が服を脱いでいるのをチラチラと嫌らしい目で見るので、女生徒達は本当に嫌がっていたそうだ。「こんな事を今したら、大問題になるよなあ。」と、昔、母から話を聞いた時に思ったのだが・・・。
**********************************************************
「体操服の下は『肌着禁止』!? 川崎市の小学校の指導『性への配慮欠ける。』と批判噴出、見直しへ」(3月16日、東京新聞)
「川崎市立小学校の一部で、体操服の下の肌着着用が禁じられ、嫌がる児童が居る。」と川崎市議会で指摘を受け、同市教育委員会が全校調査を始めた事が判った。肌が透けて見える心配も在り、専門家からは「子供の性への配慮に欠けている。」との声も。市教委は「各校の状況を把握し、早急に指導を止める方向で見直す。」としている。
「肌着着用禁止」の問題が取り上げられたのは、9日の市議会予算審査特別委員会。山田瑛理議員(自民)が「気持ち悪い、嫌だ。」と言う児童の声を聞いたとして、「体操服の下は、直ぐ肌という事。そういう指導が在るのか?」と質した。
市側は「市教委としての指導はしていない。」とした上で、「運動後の汗で体を冷やさない等、健康・衛生管理面の配慮から、『一部の学校で、主に低学年の児童に対して、肌着を着用しない様指導している。』。」と認めた。
市教委によると、此れ迄、複数校で肌着禁止の指導を確認。保護者への周知は無かった。議会後、SNS上で批判が高まり、市教委は12日、全校調査を開始した。市教委健康教育課は「汗を掻いても、着替えの肌着を持参すれば代替出来る。子供の気持ちに配慮したい。」としている。
公立中学校の元養護教諭で、一般社団法人「“人間と性”教育研究協議会」(東京)代表幹事の金子由美子さんによると、同様の事例は、各地の小学校で起きて来た。「嘗てのブルマー強制や下着の白色指定も同じ。管理教育の中で、子供のプライヴァシーを軽んじる、旧態依然とした指導が行われて来た。」と金子さんは指摘する。「先生達が子供の体の発達や関心に応える性教育に真正面から向き合い、安心して通える学校へと変えて行く事が大切だ。」。
**********************************************************
此のニュース、実は3月19日の「NEWS23」で報じられていて、自分は初めて知った。「『体操服の下に、本当に肌着を着用していないか?』を、(体操服を着た状態で)胸元から覗いてチェックする。」という事迄行われていたそうで、「信じられない!」という驚きが。“ロリコン教師による生徒への猥褻行為”が何度も報じられて来たが、そんな教師達からすれば“性的欲求を満たす行為”になってしまうだろう。「運動後の汗で体を冷やさない等、健康・衛生管理面の配慮。」というのが肌着着用禁止の理由だそうだけれど、全く意味が判らない。運動後にタオル等で汗を拭き取れば良いだけの話で在り、説得力の在る理由とは思えない。
「NEWS23」が東京23区の教育委員会に対して調査を行った所、「体操服の下に肌着着用を禁止している小学校」に関しては、次の様な結果だったと言う。
**********************************************************
「小学校での体操服の下の肌着着用禁止に付いて」
① 禁止・着用しない様に推奨している小学校が在る。
9区(世田谷区、中央区、目黒区、北区等。)
② 禁止している小学校は無い。
3区(豊島区等。)
③ 不明・調査中・回答無し。
11区
**********************************************************
③の11区の中には「体操服の下の肌着着用を禁止している小学校。」が、結構在るのではないだろうか?小学生で在っても、「肌着を着用しない事に恥ずかしさを感じる。」という子供は少なく無いだろう。こんな意味不明な決りは、早急に無くすべきで在る。