2年前と古い話になってしまって恐縮だが、「三井広報委員会(会員会社:三井グループ企業24社)が、毎年提供している『三井ゴールデン・グラブ賞』が2021年度で第50回を迎えた事を記念して、プロ野球ファンの投票により、歴代受賞者の中から“最強の守備陣”を決める『三井ゴールデン・グラブ レジェンズ』が発表された。」のだが、各ポジションで選ばれたのは以下の通り。
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「三井ゴールデン・グラブ レジェンズ」
投手:桑田真澄氏(6,899票)
[次点]松坂大輔氏(5,464票)
捕手:古田敦也氏(12,221票)
[次点]谷繁元信氏(2,435票)
一塁手:王貞治氏(6,341票)
[次点]ホセ・ロペス氏(2,848票)
二塁手:菊池涼介選手(9,913票)
[次点]荒木雅博氏(3,220票)
三塁手:中村紀洋氏(5,808票)
[次点]宮本慎也氏(3,444票)
遊撃手:井端弘和氏(4,636票)
[次点]宮本慎也氏(3,911票)
外野手:イチロー氏(16,398票)/新庄剛志氏(11,478票)/秋山幸二氏(7,110票)
[次点]福本豊氏(4,038票)
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“世界のホームラン王”の王選手は、どうしても打撃に目が向き勝ちだが、守備の名手でも在った。彼を含めた今回の結果、自分がリアル・タイムで見て来た選手で言えば、妥当な顔触れだとは思うが、「1位に選ばれて当然!」の宮本慎也氏の場合は、三塁手と遊撃手で票が“割れてしまった”事が、1位に名前が無い最大要因だろう。自分の場合、「宮本選手のポジション=遊撃手」という印象が強いので、仮に彼のポジションが遊撃手一本に絞って投票されていたら、恐らくは(遊撃手として)断トツの1位に選ばれていた事だろう。
我がジャイアンツに関して言えば、二塁手の篠塚利夫(和典)選手は守備も上手かった。又、若かりし頃は上手いと思わなかったが、宮本慎也選手の“指導”を受けて以降の遊撃手・坂本勇人選手の守備は、滅茶苦茶上手くなったと思う。
で、今のジャイアンツの“若手選手”で言えば、門脇誠選手の守備の上手さが光る。そして、何よりも「上手い!」と感じるのは“中堅選手”の吉川尚輝選手だ。元々、守備の上手さには定評が在ったけれど、今季は“神懸かり的な守備”の連発で、何度ピンチを救った事か【動画】。「幼い頃、田圃で父にノックを打って貰い、変則的な打球を捕るのが好きだった。」という吉川選手。田圃みたいな凸凹した場所でのノックなんて、とんでもない打球が飛んで来るのは必定。」で、だからこそ“守備の名手”に成り得たのだろう。