「リビアに於ける反体制派のデモ」に関する記事を書き上げており、其れを今日の分としてアップする予定だったのだが、海外からショッキングなニュースが飛び込んで来たので、やや時宜を逸してしまうかもしれないが、明日以降に回す事とした。
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「死者65人に=邦人負傷、11人不明-損壊建物に100人か・NZ地震」(2月22日、時事通信)
ニュージーランド南島の中心都市クライストチャーチ市で22日起きたマグニチュード(M)6.3の地震で、同国のキー首相は少なくとも65人が死亡した事を明らかにした。死者は更に増える見通しと言う。ロイター通信によると、同市のボブ・パーカー市長は約100人が損壊した建物に閉じ込められたままになっている可能性が在ると指摘しており、余震が続く中、夜に入っても懸命の救出作業が進められた。
富山市によると、クライストチャーチを訪れた市立富山外国語専門学校の学生21人と教員2人の計23人(男性4人、女性19人)が研修旅行先の語学学校で被災。学生と教員計11人が救出され、うち8人が骨折する等の怪我をした。残る学生11人の安否が判っておらず、1人の学生が倒壊した建物に取り残された。
被災地入りしたキー首相は「ニュージーランドの最も陰鬱な日になるかもしれない。此れ以上無い悲劇だ。」とした上で、「我々は此れを克服する。」と訴えた。同国で起きた地震による人的被害としては過去80年で最悪と言う。
市内ではビルやホテル等大規模施設が崩壊した他、市のシンボルで在るクライストチャーチ大聖堂は尖塔部分が倒壊。警察に加え、軍の医療スタッフや部隊等も動員され、崩壊現場での捜索・救出作業に当たっている。
病院は負傷者で溢れ、家を失った住民の為に学校等に避難所が設置された。多くの地域で停電が継続、携帯電話も繋がり難い状態が続いている。
クライストチャーチには昨年10月時点で邦人2,820人が長期滞在しており、日本人の短期旅行者も多い。在ニュージーランド日本大使館は他にも被災者が居ないか安否確認を急いでいる。
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公私合わせて此れ迄に23ヶ国を訪れて来たが、中でも一番好きな場所がクライストチャーチ市で在り、宿泊先で一番好きなホテルがクライストチャーチ大聖堂の広場前に建つ「ヘリテージ クライストチャーチ」(落ち着いた雰囲気の客室は半端無く広く、高級ホテルなのに宿泊費はとてもリーズナブルだった。)。10年程前に同地を訪れたが、あらゆる面で過ごし易く、機会が在れば何度でも行ってみたい大好きな場所。
路面電車の走る中、イギリスを思わせる庭園や川が存在している街。実に長閑で、あっちこっちを散策した。多くのステンド・グラスや彫刻品で飾られ、長い歴史を感じさせる大聖堂も印象深い。彼の大聖堂の尖塔が倒壊し、方々が瓦礫の山となったクライストチャーチ市の光景をTVで目にすると、堪らない思いになってしまう。
「死者数が最大で400人近くになる可能性も。」との報道も在るが、日本人を含めた行方不明者が一人でも多く無事で在る事、そして素晴らしい彼の街並みが一日も早く元に戻る事を、心より祈って已まない。
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「死者65人に=邦人負傷、11人不明-損壊建物に100人か・NZ地震」(2月22日、時事通信)
ニュージーランド南島の中心都市クライストチャーチ市で22日起きたマグニチュード(M)6.3の地震で、同国のキー首相は少なくとも65人が死亡した事を明らかにした。死者は更に増える見通しと言う。ロイター通信によると、同市のボブ・パーカー市長は約100人が損壊した建物に閉じ込められたままになっている可能性が在ると指摘しており、余震が続く中、夜に入っても懸命の救出作業が進められた。
富山市によると、クライストチャーチを訪れた市立富山外国語専門学校の学生21人と教員2人の計23人(男性4人、女性19人)が研修旅行先の語学学校で被災。学生と教員計11人が救出され、うち8人が骨折する等の怪我をした。残る学生11人の安否が判っておらず、1人の学生が倒壊した建物に取り残された。
被災地入りしたキー首相は「ニュージーランドの最も陰鬱な日になるかもしれない。此れ以上無い悲劇だ。」とした上で、「我々は此れを克服する。」と訴えた。同国で起きた地震による人的被害としては過去80年で最悪と言う。
市内ではビルやホテル等大規模施設が崩壊した他、市のシンボルで在るクライストチャーチ大聖堂は尖塔部分が倒壊。警察に加え、軍の医療スタッフや部隊等も動員され、崩壊現場での捜索・救出作業に当たっている。
病院は負傷者で溢れ、家を失った住民の為に学校等に避難所が設置された。多くの地域で停電が継続、携帯電話も繋がり難い状態が続いている。
クライストチャーチには昨年10月時点で邦人2,820人が長期滞在しており、日本人の短期旅行者も多い。在ニュージーランド日本大使館は他にも被災者が居ないか安否確認を急いでいる。
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公私合わせて此れ迄に23ヶ国を訪れて来たが、中でも一番好きな場所がクライストチャーチ市で在り、宿泊先で一番好きなホテルがクライストチャーチ大聖堂の広場前に建つ「ヘリテージ クライストチャーチ」(落ち着いた雰囲気の客室は半端無く広く、高級ホテルなのに宿泊費はとてもリーズナブルだった。)。10年程前に同地を訪れたが、あらゆる面で過ごし易く、機会が在れば何度でも行ってみたい大好きな場所。
路面電車の走る中、イギリスを思わせる庭園や川が存在している街。実に長閑で、あっちこっちを散策した。多くのステンド・グラスや彫刻品で飾られ、長い歴史を感じさせる大聖堂も印象深い。彼の大聖堂の尖塔が倒壊し、方々が瓦礫の山となったクライストチャーチ市の光景をTVで目にすると、堪らない思いになってしまう。
「死者数が最大で400人近くになる可能性も。」との報道も在るが、日本人を含めた行方不明者が一人でも多く無事で在る事、そして素晴らしい彼の街並みが一日も早く元に戻る事を、心より祈って已まない。
自然災害にせよ人為的災害にせよ、被災した人々の姿を目にするのは辛い限り。ましてや自身が訪れた地の話だと、余計に其の辛さは増します。
地学関係に疎いものですから、ニュージーランドは地震と無縁の地と思っておりました。ですので昨年9月に同国で大きな地震が起こった際には、「ニュージーランドって地震の多い国なんだ。」と驚いたもの。
「シンガポールは地震の心配が無い国。」と言われますが、初めて彼の地を訪れた際には住居の梁の細さ等に「もし地震が発生したら、此れじゃあ一溜まりも無いなあ。」と思わされました。「プレートの移動等により、従来地震の心配が無かった所でも、将来的には地震の発生も在り得るのでは?」と素人的に懸念してしまうのですが・・・。
16年前の、神戸の惨状を思い出して、心が痛みます。
ニュージーランドは日本同様、マントル対流の太平洋プレートの境い目。地震国ですね。
その地震国に、地震がないイギリス様式の建築物を建てたのがいけなかったのではないでしょうか。