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「シングル・マザー妊娠ブログ『全て嘘だった!』大炎上」(6月16日、ROCKET NEWS 24)
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに住む女性が居る。彼女は妊娠しているが夫は居らず、無事に出産すれば未婚の母、シングル・マザーとして生活を送る事になる。しかし身籠った赤ちゃんは出産前から不治の病で在る事が医師から伝えられていた。この女性は赤ちゃんを出産するのかしないのか・・・。
そんな実録ブログを執筆し、多くの人達から大注目を浴びる様になったブロガーの“エイプリル・ママ”。このブログを読んだ人達からは「赤ちゃんを下ろすべきでは無い。」、「彼女の幸せを第一に考えるべきだ。」等のコメントが多く寄せられる様になり、瞬く間に週に数十万人が訪れるカリスマブロガーへとなって行った。
そして彼女は遂に赤ちゃんを出産。不治の病に罹っている為、生まれて間も無く7日目の夜に息を引き取ったのだと言う・・・。余りにも哀しい結末だ。
しかし!このブログの内容全てが嘘で在った事が発覚した。彼女はシングル・マザーでも未婚の母でも無いし、妊娠もしていないと言う。この事に対して、今迄彼女のブログを真実だと思って親身になって来た人達は「許せない!責任を取れ!」と怒っていると言う。どうして嘘で在る事がバレてしまったのか?それは、意外にもシンプルな理由だった。
彼女が自身が生んだとして掲載した赤ちゃんの写真が、人形だという事がバレてしまったのだ。彼女が抱いていた赤ちゃんの人形は精巧に作られていて一見すると本物の赤ちゃんに見えるものの、「この人形、私も持っているわ!」という読者が出現。直ぐにバレてしまったのである。
嘗て日本では“アイドルがブログで本音を言い過ぎて炎上した。”という事は在ったが、ブログに書いていた全てが嘘で炎上したという話は聞いた事が無い。
嘘ブログを書いた女性の父親は、自分の娘に対して人を感動させる事が出来る文才が在るとし乍らも「深く反省している様だ。」とコメントしている。今回の件で彼女は御金を儲けたり、何かしらの利益を得ようとした物では無いと、フォローのコメントもしている様だ。
彼女は自身のブログで「悪気は無かったけど、読者の皆さんに御迷惑を御掛けした事を申し訳無いと思っています。」と謝罪しており、誠意を見せているが、読者の「騙された!」という気持ちは中々収まりそうに無い。
フィクションなのかノンフィクションなのか、その部分はブログに於いて重要な部分だ。皆さんが読んでいるブログも、実はフィクションの可能性が在るかも?
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この女性、ブログを立ち上げた当初は「物語でも書いてみるか。」といった軽い気持ちで始めたのではなかろうか。訪れる者もそれ程多くなかったろうし、自分を主人公に据えた“別世界の話”を書いていたのが、徐々に書き込みが増えて行った事で、妙な高揚感に囚われてしまった様に感じる。「こんなにも可哀想な自分。」というのに自己陶酔してしまったのではないかと。嘘を嘘で塗り固めて行く中で、あらゆる感覚が麻痺してしまったのだろう。
悪気が在ったのでは無い様に感じるが、決して趣味の良い話では無い。彼女のブログに書き込んだ人の中には、同じ様な境遇から真剣にアドヴァイスを送った者も居るだろうし、又、自身の子供を病で失った経験から心よりの同情を寄せた者も居たかもしれないし。最初から「物語」という断った上で書いていたならば別だが、そうで無い以上は批判されても仕方無いだろう。
唯、だからと言って「許せない!」という声は未だしも、「責任を取れ!」という声は理解出来ない。一体「誰」に対して「どんな責任」を取れと言うのだうか?又、女性の父親も謝罪するだけに留めておけば良いものを、「(娘には)人を感動させる事が出来る文才が在る。」等と余計な事を言わなければ良いのに・・・という思いも。
「電車男」を始めとして、ネット上から生まれて人気を博した“実録物”は結構在る。あくまでも私見だが、その中にはフィクションも少なく無い様に感じているし、「出版社が仕掛けた物では?」とすら思う物も。まあ占いと同じで、それが実録物と思うも良し、フィクションと思うも良しかと。当ブログの場合も自身の経験談等、基本的に嘘は書いていないが、中にはどうとでも取れる様なファジーな書き方を敢えてする事も。「守られるべき個人情報を守る。」という趣旨での事だが、違った形で捉えた方からすると「嘘を書いてる!」となるのかもしれないが、ネット社会は不特定多数が入り込める空間だけに、それは最低限の自己防衛だと思っている。
「シングル・マザー妊娠ブログ『全て嘘だった!』大炎上」(6月16日、ROCKET NEWS 24)
アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに住む女性が居る。彼女は妊娠しているが夫は居らず、無事に出産すれば未婚の母、シングル・マザーとして生活を送る事になる。しかし身籠った赤ちゃんは出産前から不治の病で在る事が医師から伝えられていた。この女性は赤ちゃんを出産するのかしないのか・・・。
そんな実録ブログを執筆し、多くの人達から大注目を浴びる様になったブロガーの“エイプリル・ママ”。このブログを読んだ人達からは「赤ちゃんを下ろすべきでは無い。」、「彼女の幸せを第一に考えるべきだ。」等のコメントが多く寄せられる様になり、瞬く間に週に数十万人が訪れるカリスマブロガーへとなって行った。
そして彼女は遂に赤ちゃんを出産。不治の病に罹っている為、生まれて間も無く7日目の夜に息を引き取ったのだと言う・・・。余りにも哀しい結末だ。
しかし!このブログの内容全てが嘘で在った事が発覚した。彼女はシングル・マザーでも未婚の母でも無いし、妊娠もしていないと言う。この事に対して、今迄彼女のブログを真実だと思って親身になって来た人達は「許せない!責任を取れ!」と怒っていると言う。どうして嘘で在る事がバレてしまったのか?それは、意外にもシンプルな理由だった。
彼女が自身が生んだとして掲載した赤ちゃんの写真が、人形だという事がバレてしまったのだ。彼女が抱いていた赤ちゃんの人形は精巧に作られていて一見すると本物の赤ちゃんに見えるものの、「この人形、私も持っているわ!」という読者が出現。直ぐにバレてしまったのである。
嘗て日本では“アイドルがブログで本音を言い過ぎて炎上した。”という事は在ったが、ブログに書いていた全てが嘘で炎上したという話は聞いた事が無い。
嘘ブログを書いた女性の父親は、自分の娘に対して人を感動させる事が出来る文才が在るとし乍らも「深く反省している様だ。」とコメントしている。今回の件で彼女は御金を儲けたり、何かしらの利益を得ようとした物では無いと、フォローのコメントもしている様だ。
彼女は自身のブログで「悪気は無かったけど、読者の皆さんに御迷惑を御掛けした事を申し訳無いと思っています。」と謝罪しており、誠意を見せているが、読者の「騙された!」という気持ちは中々収まりそうに無い。
フィクションなのかノンフィクションなのか、その部分はブログに於いて重要な部分だ。皆さんが読んでいるブログも、実はフィクションの可能性が在るかも?
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この女性、ブログを立ち上げた当初は「物語でも書いてみるか。」といった軽い気持ちで始めたのではなかろうか。訪れる者もそれ程多くなかったろうし、自分を主人公に据えた“別世界の話”を書いていたのが、徐々に書き込みが増えて行った事で、妙な高揚感に囚われてしまった様に感じる。「こんなにも可哀想な自分。」というのに自己陶酔してしまったのではないかと。嘘を嘘で塗り固めて行く中で、あらゆる感覚が麻痺してしまったのだろう。
悪気が在ったのでは無い様に感じるが、決して趣味の良い話では無い。彼女のブログに書き込んだ人の中には、同じ様な境遇から真剣にアドヴァイスを送った者も居るだろうし、又、自身の子供を病で失った経験から心よりの同情を寄せた者も居たかもしれないし。最初から「物語」という断った上で書いていたならば別だが、そうで無い以上は批判されても仕方無いだろう。
唯、だからと言って「許せない!」という声は未だしも、「責任を取れ!」という声は理解出来ない。一体「誰」に対して「どんな責任」を取れと言うのだうか?又、女性の父親も謝罪するだけに留めておけば良いものを、「(娘には)人を感動させる事が出来る文才が在る。」等と余計な事を言わなければ良いのに・・・という思いも。
「電車男」を始めとして、ネット上から生まれて人気を博した“実録物”は結構在る。あくまでも私見だが、その中にはフィクションも少なく無い様に感じているし、「出版社が仕掛けた物では?」とすら思う物も。まあ占いと同じで、それが実録物と思うも良し、フィクションと思うも良しかと。当ブログの場合も自身の経験談等、基本的に嘘は書いていないが、中にはどうとでも取れる様なファジーな書き方を敢えてする事も。「守られるべき個人情報を守る。」という趣旨での事だが、違った形で捉えた方からすると「嘘を書いてる!」となるのかもしれないが、ネット社会は不特定多数が入り込める空間だけに、それは最低限の自己防衛だと思っている。
アチャ~x±x
これは痛いですね。x±x
そりゃあブログも大炎上する罠。
筋金入りのナルシストといいますか、過剰な自己陶酔だったのですね。
>嘘ブログを書いた女性の父親は、自分の娘に対して人を感動させる事が出来る文才が在るとし乍らも「深く反省している様だ。」とコメントしている。
アタシは思うに、ブログってのはのっかっているの文章が下手っぴでも、ネタによっては大衆・愚衆は喰いつきます。ですのでそれなりにアクセス数は稼げると思いますが。なんせタダ媒体ですからね。
お父さんの純粋な気持ち(文才がある)もわかりますが、それはこういう場合、それこそ「言ってはいけない一言」かもしれませんね。
騙すつもりはなかったけれど、結果として騙してしまったことになるわけで、とにかく一生懸命励ましたり応援してくれた人たちには心をつくして謝るしかないかも知れないです。
インターネット上では書き手が幾らでも「仮面」を付けられる訳で、その仮面を付ける事で却って「地の姿」が現れるというケースも在りますね。
「アクセス数を稼ぐ。」事だけを目的にしたブログも、少なからず見受けられます。過激なタイトルで人を惹き付け、「書いてある内容は?」となると全く無関係なビジネス話といった具合に。人それぞれでしょうが、個人的には「そういうのって虚しくないのかなあ?」と思ってしまいますが。
私も実体験を書いたりしてますが、最低限、「あ、これはヤバイ!」と思うところ、プライバシーにつながる部分は脚色したりボカシたりしています もちろん本筋、本題に関係ない部分で、ですが
脚色すると本来の話からそれてしまうことになるような話は書かないようにしています それはおっしゃるとおり、ネット上で自分の身を守るため あるいは登場人物を特定されたりして迷惑をかけないためです
おっしゃるとおり、ネット上では検証できないため、フィクションがノンフィクションとしてまかりとおります
だからこそ今まで以上に、書き手の責任=文責が問われるのだと思います
「こんな人迄ブログを遣ってるの!?」と驚いてしまう程、ブログは市民権を得た存在になったと思います。一貫して「真実」を書き続け、多くの信頼を得たブログが在ったとします。その運営者が“悪意を持って”特定の対象への「嘘」を書いた場合、それ迄の「信頼性」も在って、読者の多くはその嘘に引き摺られ、その嘘が真実として世論構成してしまう危険性も今後は在るのではないかと。否、実際に「特定対象へのバッシングを目的にしているブログ」では、そういった危険性が現実化している様に感じる事も在ります。読む側の判断力が問われるでしょうね。
ところでブログに限らず、ネットニュース(特にインフォシーク、アメーバ)やネット依存の強い媒体(紙媒体での読者が少ない産経や毎日)の見出しはえげつないです。
以前、マスコミ関係(政治経済に強い。ビジネスマンなら読まねばならんとされる新聞のところ)の人にその話を言ったら、
「そうは言うけど、あんたの所の地元紙のネット版は年に数億の赤字を出してる。地方新聞が数億ということは大手はもっと多いということだ。ネットニュースが黒字の所なんかないんだ!」と居直られてしまいました。逆切れです。もう話にならんと思い、相手したくないと思いました。
東スポの様に読み手が“期待”している媒体は別ですが、そうじゃない媒体が「売らんかな目的」で“飛ばしの見出し”を付けるのは勘弁願いたい所。読者が真贋を見極める為の練習にはなるかもしれませんが。