ＴＶの時刻表示

週刊文春に連載されている堀井憲一郎氏の「ホリイのずんずん調査」というコラムを愛読している。くだらないと思ってしまう事柄を、真剣にリサーチしている姿勢が何とも粋で、毎度御馴染みの”一人ノリ突っ込み”文体も心地良い。３月２４日号では「テレビ時計はいつ消えるのか？」というタイトルで、関東圏の各局ＴＶ画面が時刻表示を出している時間帯を調べ上げている。因みに、リサーチを行なったのは３月１日（火）４時～２日（水）４時迄の２４時間としている。７局の放送全て録画してチェックしたというのだから、２４時間掛ける７局で合計１６８時間分もビデオ録画したという事になる。実に馬鹿馬鹿しいのだが、こういった馬鹿馬鹿しさに粋さ加減を感じてしまう。

自分も以前、「あの時刻表示はどの時間帯で行なわれているのだろうか？」と思った事が在るので、興味津々の内容だった。

結果的に言えば、各局の時刻表示は大体４時から行なわれているそうで、それが一旦消えるのは次の通り。

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テレビ東京　　　９時２５分

日本テレビ　　　９時５０分

テレビ朝日　　　９時５３分

フジテレビ　　 　９時５３分

ＮＨＫ　　　　　 １０時００分

TBS　　　　　　１０時１８分
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ＮＨＫが一番遅く迄時刻表示をしているイメージが在ったが、実際には「皆様（エビ様？）のＮＨＫ」よりも、「”みの様”のＴＢＳ」が勝った形。

その後、昼と夕方に又表示が始まるというのが各局の塩梅だとか。昼に関して言えば、大体１２時から１時の間で、「あと残りは１５分か。」等と御昼休みを確認する為に表示しているのではないかとしている。又、夕方に関しては、ＮＨＫ、日本テレビ、ＴＢＳ＆フジテレビが一番遅く迄表示されていて、その時間は１９時だとか。意外だったのはテレビ朝日が１８時迄しか表示していなかった事。１６時という早い時間から表示再開している事も在るのかもしれない。テレビ東京が１７時３０分～１８時だけ時刻表示を再開しているというのは、どんな大事件が発生しても”ポケモン”等のアニメ番組を頑に放送し続けていた、同局の”唯我独尊”姿勢が反映されているのだろうか？

実に馬鹿馬鹿しいが、興味深いリサーチ結果だった。